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●古書店『月暈堂』
「あれ、こんなところに古本屋さんがあったんだ……。入ってみようか、聖ちゃん」
保険委員会
で先輩・後輩の仲である、
御鏡 聖
を伴って商店街を歩いていた、
澪乃 澄佳
は路地の奥にある古書店『月暈堂』を見つけた。
寝子島神社で巫女の修行をしている聖は、夕飯のおかずをかった後、修行の合間にこっそり食べるお菓子を買いに、和菓子屋へ寄ろうとしたが、そこで偶然澄佳に鉢合わせた。
女の子同士になった楽しいお買い物に、待ったはなし。
カントリーガールを思わせる、ふっくらと愛らしい先輩の後ろ姿に、聖は「はい」と素直に従った。
「こんにちはー」
店番をしていた、
鷺守 昴
がハタキをかける手を止めて、にこやかに振り返る。
「いらっしゃいませ。お探し物がありましたら、何なりとお声を掛けてくださいね」
エキゾチックな顔立ちに和服姿という不思議な調和に、少女達は一寸目を見開くが、ありがとうございますとペコリと頭を下げた。
聖がそっと、本の背表紙に触れる。
本の中で眠る知識は、自分を必要としてくれる主人を待ち続け、いつかここで出会うのだろうか。
「ふへー、大きくないのに色んな本があるねー。隠れた名店って感じ、かな?
雰囲気があって、なんだか素敵だねえ。ねえ、聖ちゃん」
澄佳が無邪気に言い、聖とそして、かわいい来客達を見守っていた昴が、何か言いたげに目を細めた。
「本当に落ち着いた佇まいで、素敵ですね、澪乃先輩。本が大切にされているのが、伝わってきます」
昴は胸に手を置いて、とても幸せそうだ。
「はてさて、折角だから何か一冊……あ、昔読んでた絵本だ! 懐かしいなあ」
澄佳が本を手にとって、ページを捲る。
幼児向けのカラフルな挿絵と共に、幼い日の思い出が鮮やかに蘇った。
黙っていられなくなった、昴がとうとう口を挟む。
「そちらは子供向けですが、とても深いメッセージ性がありますよね。僕も好きな一冊です」
「え、本屋さんも子供の頃に、この本読んだことがあるんだ? ひょっとして、元はあなたの本だったの?」
澄佳の純真な問いに、昴は首を横に振る。
「いえ、それは僕が目利きして買い取ったものです。
出会った時、児童書でありながら高い完成度に衝撃を受けました。
シンプルで何一つ無駄がないから、伝えたい事がくっきりと浮き彫りに……。あ……!
し、失礼しました。つい夢中になって、僕、喋りすぎですね……」
大好きな本の話で、周りが見えなくなってしまった。口を手で覆い、恥じる昴を二人が宥める。
「そんな事ありませんよ。私は読んだことの無い本ですが、お話を聞いて読んでみたくなりました」
「あたしも、もう一回読んでみたくなっちゃった。うん、決めた。これくださいなっ!」
本を差し出した少女を、昴はまっすぐに見下ろし、礼と共に満面の笑みを浮かべた。
●とある和菓子屋さん&茶屋『紗之香』
澄佳と聖の二人は、尚も商店街をゆったりと散策中だった。
「この本、後で聖ちゃんにも貸してあげるね」
「まあ、嬉しい。約束ですよ、澪乃先輩。
ところで今日は、参道商店街の様子が少し変ですね。……あっ、お店の店員さんが、いつもと違います」
「そうなんだ! そう言われれば、さっきの本屋さんも、やけに若かったような?」
「確か町内会で、日帰りのバスツアーがあると、宮司さんも言っていましたし。
お留守番とお手伝いでしょうか?」
「お手伝い……」
突然、澄佳がぽんと手を打った。感情の波で、つい故郷の訛りが口をついた。
「そうだ、お母さんに和菓子屋さんで、お茶受けさ買って来て欲しいって頼まれてたんだ!」
「あら、私も丁度買いに行こうと思ってた所でした」
「あ、したっけさ、このあと一緒にお茶しないかな? うん、そうしよっ!」
「ええ、喜んで。先輩の好きなお菓子って、何ですか?」
「あたし? あたしはねえ……やっぱりお饅頭が一番っしょ!
餡はやっぱり粒で、生地はしっかりもっちもちで……よし、自分の分も買っていこっと」
澄佳の足取りが、いっそう軽くなった。
天真爛漫に振舞う澄佳に、年下の聖の方が、微笑ましい気分になってしまう。
「ふふ、私もお饅頭とか、どら焼きが好きなんです。私も自分の分が、欲しくなってしまいました」
それぞれに好きなお菓子の話をしながらやって来た、和菓子屋。
留守を守る、
芽守 健作
と
神無月 ひふみ
に迎えられ、澄佳はショーケースを物色する。
「うーん、お菓子はやっぱり見てると目移りするなあ。
……ってそうじゃなくて、お使い! ええと、羊羹一本、お願いしま~す」
「はい、ありがとうございます」
客足が途絶え、まったりモードに突入していた健作だったが、来客で復活した。
そつのない手つきで、羊羹を紙袋に用意してくれる。
「どら焼きもお勧めですよ、是非ご賞味ください」
ひふみがここぞと、セールストーク。
「まあ私、どら焼き大好きなんです」
聖は自分の分と合わせて、お世話になっている寝子島神社の宮司の孫娘
神楽 舞
、そして
狐達
へのお土産も購入した。
「たくさん、ありがとうございます」
どら焼きを綺麗に包む健作は、もう昔から居る和菓子屋の店員のようだった。
「毎度ありがとうございます」
ひふみの笑顔も、いっぱしの看板娘で一日限定なのが惜しい。
手に手に甘い和菓子の入った袋を抱えて、少女達はお礼を言うと、和菓子屋を後にした。
茶屋『紗之香』では、昼下がり体を休める年配の人達で、賑わっていた。
「いらっしゃいませ、空いているお席にどうぞ」
お盆を抱えた
天満 七星
の動きは、朝よりもずっと洗練されていた。
「七星ちゃんは、筋がいいですね。もう私が何もしなくても、いいくらい」
紗乃恭 玲珂
は何度でも繰り返し、七星を誉める。
少しそそうをしてしまっても、玲珂は決して七星を責めたりしなかった。
七星と一緒にお客様に丁重にお詫びをし、「私も出来るようになるまで時間がかかりましたし、焦らずゆっくり、です」と、穏やかに微笑む。
そんな玲珂の人柄もあり、七星もリラックスして仕事に臨む事が出来た。
(やっぱり、玲珂さんはすごいですわ……)
茶葉の量り売りの注文を受けて、一つ一つ丁寧に仕事をこなす玲珂に、七星は憧憬に似た眼差しを向ける。
とても自然な動きで、玲珂はお茶を詰めている。
お陰で玲珂が盲目である事など、七星は最後まで気づく事がなかった。
「ええと、とりあえずお茶と、お茶請けのお菓子とお願いしますっ!」
澄佳は聖と共に席に座ると、手を挙げる。
「はい、羊羹や餡蜜などがありますけれど……」
「あ、羊羹はさっき買っちゃったから、餡蜜がいいかなー。聖ちゃんも、それでいい?」
「はい、涼しげでいいですよね」
「うんうん。今日は、意外と歩いたもんね。商店街って、こんなに色んなお店があるんだねえ」
七星が運んできてくれた、餡蜜を澄佳はつるんと頬張る。
ほんのりと甘くて冷たい餡蜜と、少し熱めのお茶がベストマッチで、何も言わずとも玲珂の心配りを感じる。
「商店街は楽しいです」
「今日のお散歩で、改めて寝子島が分かった気がするなあ」
「澪乃先輩ともお買い物が出来て、嬉しかったです」
「うん、あたしも聖ちゃんと話せて、楽しかったよ。今日はいい一日だった、かな!」
「はい、良かったら、今度は神社へもいらして下さいね?」
聖の申し出に澄佳は頷き、小指を向ける。
小指と小指が絡み合い、約束の歌が交わされた。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月31日
参加申し込みの期限
2013年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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