this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
風と共にろっこん
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
冷静さを取り戻した
志波 武道
の手には、自身のろっこん風船を探す道中で出くわした、ろっこん風船を使ったもれいびの話やその風船の色などをメモした紙が握られている。
―― 今の所俺のは無いようだけれど、風船見たとしてもどの風船が俺のか分からないんだよな……。
ふぅ、とため息ついた武道に聞き慣れた声がかけられた。
「幸せが逃げると言うよ。とはいえ、君なら自力で捕まえられそうだけれど」
「あ、月詠ちゃん! 何してんの?」
「見ての通り。インスピレーションを求め散歩に出た先にて、絶賛休憩中だ」
「クレープ食べたくなったのね」
まったり、もしゃり、とクリームを口に含みながら喋る
旅鴉 月詠
を見れば、切羽詰まった表情を引っ込ませ笑顔で寄って行く武道。
ふと、そういえば彼女ももれいび、だっけ? と過ぎれば小声で言葉を放っていた。
「ねえ月詠ちゃん……今日、えーと、周りで何か……」
「騒がしいのは知ってる。きっと神魂なのだろう」
「即答キタ」
「今日は風船がよく飛んでるなと思ったものでな」
「しかも直感で当たってる!」
続く言葉を待つような武道の視線受けても、月詠のもぐもぐする口は止まる気配無し。
どうしよう月詠ちゃんにも協力願うか……と思案する武道の手の先、深緑色の風船が前触れも無くパンッと割れた。
「あれ!?」
「おー」
霧になったかと思えば、霧散することなく傍に居た月詠へと吸い込まれていくのを、驚愕浮かべた茶色と至って落ち着いたままな赤色の双眸たちが見守って。
もぐもぐもぐもぐ……。
「………」
「うん、美味い。特に、絶妙な加減で焼かれた生地が美味い。職人の為せる業だね」
「……………(そろぉ)」
真顔だけれど至福そうな言葉を並べる月詠を見つめた後、何かを予感した武道が恐る恐るクレープ屋を振り返ると。
「うん! やっぱりか!」
「おお、あっという間にクレープ屋に行列が」
先程の体験と照らし合わせた武道、深緑風船のろっこん能力を確信した瞬間である。
クレープ屋の前に、大人も子供もおじいさんおばあさんまで、長蛇の列が出来ていた。
「こうやって割れるまで能力分からないんじゃなぁ……あまり割らずに回収したいんだけどぉ」
「そうか。ならばこういうときこそ、私の力が便利なのだが」
「へ?」
「私のろっこんは、生物でないものなら絵になってしまう。
本来、私が描いた絵にものを触れさせないと発動しないのだが。
満たさなくても使えるなら、私のろっこんを得た者が触ったものが絵になってしまうのかな」
「つまりー……」
「これを使えば風船を割れないように持ち歩くことが容易なんだ」
「それだぁ!!」
閃いたー! とばかりに眼鏡ごと輝かせた武道だったが、月詠から続いた言葉で一瞬でしょんぼりする。
「しかして状況を察するにその能力がお出かけしているみたいだね」
「うわぁんっっソウデシター!
もし月詠ちゃんの風船見かけても、それが月詠ちゃんのだって分からないだろうしやっぱダメかぁ」
「ああそれなら分かるぞ」
「ワット??」
「実はさっき、あちらの通りを舞っていく黄色い風船があったのだが。
持ち主の私が見たからだろうかね、『あ。自分のだ』と直感したのだ」
「追いかけようよ!?」
「なに、ろっこんもたまには散歩したいさ。そのうち戻るだろう」
「ちょ、ちょっと俺一応追いかけてみる! 見つけたらろっこん使わせてもらっていい!?」
「どうぞご自由に」
「ありがとー! あっちで、黄色だな! またね月詠ちゃんー!」
「ふぁいと~」
嵐のように去って行く武道へ片手ふりふり。
―― そういえば、絵の解除の仕方を伝えるのを忘れたな。
更には、進化能力についても説明し損ねていたことに気付いたり。
それが発動されたらば、いろんなものが吸い込まれるから大迷惑だねうんうん。
全力で他人事なテイである。
まぁペンでピッと線を引いてとどのつまり絵を壊せば元に戻るし、きっと何とかなっているだろうと結論づけて。
クレープ屋に並ぶ列の中に猫までいるのを見かければ、どこからか取り出したる煮干しを見せて『キミはこっちで我慢だな』なんて戯れたり。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
風と共にろっこん
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月04日
参加申し込みの期限
2017年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!