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寝子島中学校は放課後を迎えていた。教室はがらんとして活動の場はグラウンドや体育館に移された。
新田 樹
は校舎裏にいた。困ったような笑みで立っている。
目の前には同じクラスの男子がいた。期待に満ちた目を樹に注ぐ。
数秒前、男子に呼び出された樹は告白を受けた。面識がある程度で親しい間柄ではなかった。
――どうして私なの? ほとんど喋ったこともないのに。うーん、どうしようかな。
間を持たせる為に笑ってはみた。そこからが続かない。相手のことを知らないので嫌う理由も見つからなかった。
突然に頭の中に答えが閃いた。悩んでいたことが嘘のように樹は晴れやかな顔となった。
「わかった、いいよ。付き合ってあげる」
「え、いいの?」
男子は何故か、悲しそうな顔で聞き返す。樹は相手を安心させるかのように明るい表情を作った。
「あなたのことはほとんど知らない。でも、それだけで断るのは勿体ないと思うの。だから、まずは知ろうと思って」
「それで付き合うことにしたんだね」
「そうよ。あなたのこと、いっぱい教えてね!」
樹は笑顔で近づいた。男子は困ったような顔で視線を逸らす。先程までの男らしい告白とは打って変わって消極的な態度を見せた。
逆に樹の勢いが増す。
「ところでさ、私のどこを好きになったの?」
「もちろん、可愛いところだよ。特に笑顔がいいよね」
「そう、かな。意識したことはないけど」
樹の表情が緩む。男子の好意的な視線に晒されて少し目が泳いだ。セーラー服のリボンの形を気にするように指で弄り始めた。
「誰とでも会話が出来て。でも、一番はそこじゃなくて」
「どこなの?」
男子は興奮した顔で拳を握る。荒い息遣いが聞こえてきそうなくらいに顔を近づけてきた。
「可愛い顔で人の心を抉るようなドSの言葉が素晴らしい! 前に男子とケンカしていた時の新田さんの毒舌には痺れたよ。あんな言葉で僕も手酷く罵られたいと、心の底から思ったよ」
男子は嬉々として語る。
樹は氷像のように凍り付いていた。数秒後、戦慄く唇で言った。
「やっぱり付き合うのは無理なので……」
「どうして? さっきは」
「無理だから」
「僕のことを知り」
「知りたくない」
樹は強い拒絶で相手の口を封じた。これも一種の言葉攻めになるのだろうか。男子の頬に赤みが差す。だらしなく開いた唇には愉悦の色が窺えた。
――ドMには逆効果かも。
思い直した樹は冷静な口調で切り返した。
「私はドSではないから。たまたま喧嘩腰になって、口汚くなっただけだから」
「相手を罵っていた時は活き活きとして見えたけど」
「あなたがドMで、自分の願望というフィルター越しに見ているせいよ。とにかく私はドSではないの。ここまでは理解した?」
樹は微笑んで言った。
「そうだとしても僕は新田さんとお付き合いをしたいんだ。ダメかな?」
「ここまで意見の合わない者同士が付き合ったら、苦しい思いをすると思うよ。それでもいいの?」
「苦しいのは構わないよ。進んで苦しい境遇に自分を追い込みたいくらいだ。だって僕はドMだから!」
恥ずかしい内容を力説した。どうだと言わんばかりの表情で樹を見詰める。
――それ、勝ち誇るような話じゃないから。
心の中が揺らいだ。増幅されて口から笑い声となって吐き出された。よろけるくらいに笑った。軽く咳き込んでようやく収まった。
「あ~、ここまで笑えるなんて。身近なところにとんでもない変人が紛れていたものね」
「ありがとう。僕がお役に立てたみたいで嬉しいよ」
「そ、そんな話じゃないから」
目尻に溜まった涙を指先で拭う。ぶり返しそうな笑いをどうにか抑え込んだ。
「まぁ、いいや。私、あなたと付き合うよ。興味が湧いたし。恋人は無理だから友達として、だけど」
「おあずけ状態だね! さすがはドSの新田さんだ!」
「だから、ドSとか、そ、そんなんじゃ」
波状攻撃に耐え切れず、樹は腹を抱えて笑い出した。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年11月02日
参加申し込みの期限
2017年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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