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【遠足】テーマパークから愛を込めて!?
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――やってきました、ニャンドです!(2)
夢の国へと足を踏み入れた
ロベルト・エメリヤノフ
は、
「ニャンドだー!!」
という具合に声を存分に明るくして、にこにこと機嫌良く辺りを見渡す。
そんなロベルトのことを、肘でこつと突くのは
来島 アカリ
だ。
「とか言いながら、先輩、また新入生にデレデレするんだから……」
「ふふふ、だってこれは、今年の1年生観察の絶好のチャンスだからね!」
「まったくもー……そーゆー不純な目的の先輩、ほっとくわけにいかないじゃないですか」
俺は要は監視です、監視! と、ロベルトにじとりとした眼差しを遣るアカリである。
あはは、と、ロベルトはアカリの言葉がちっとも堪えていない様子で笑った。
「うんうん、ありがとう、アカリ。一人で行くのも寂しかったから、ちょうどよかったよ」
「むー……とにかく、俺がしっかり見張りますから、あんまり変なことしないでくださいよ」
ビシッ! と指をさされて、けれどロベルトはやはりけろりとしたまま、
「じゃあアカリ、とりあえずこれつけようか」
なんて、じゃーん! とばかりに猫耳カチューシャを取り出してみせる。
「え? ……つけませんよ、そんなの。浮かれてるみたいじゃないですか」
「大丈夫、二人でつければ恥ずかしくないって!」
「そーゆー問題じゃなくって……」
「……駄目?」
小首を傾げられて、ちょっぴり眉を下げられたりしたら、もう、アカリは弱い。
渋々ながらも白の猫耳カチューシャを手に取って、アカリはそれを頭に装着した。
「うん、やっぱり似合ってるよ、その猫耳!」
「もー……今回だけ、だからな」
アカリの言葉に満足げに頷いて、自分もカチューシャを装着したロベルトは「さて」と歩を進める。
「1年生の集団を探そうか。今年の1年はどんなものかな……」
足取りを軽くするロベルトの後ろでむぅと唇を尖らせながらも、アカリは彼の後を追いかけた。
ぽつぽつと、
立花 あきね
はあてもなく園内を行く。
(自由行動って言われても困る……遠足なんて休んじゃえば良かった。全然楽しくない)
別に遊園地くらいではしゃぐ歳じゃないし、と思って、それからあきねは兄のことを考えた。
2年生も一緒だったなら、自分は今とは違った気分でここに立てていただろうか。
「……あーあ」
呟いて、立ち止まる。
何か、心に留まるものに出会ったわけではない。
時間を潰す場所を探すのに、パンフレットを開く必要があっただけだ。と、その時。
ぬっ、と、あきねの上に何かが影を落とした。
「うわっ……何? マスコットの猫か」
振り向いて零せば、こくこくと猫が頷く。
「絡まないでよ、別に一人でも寂しくないから」
棘のある声でそう告げたのに、猫は何を思ったのか、あきねの背中をぐいぐいと押し始めた。
「……って、ちょっと? どこに連れてく気?」
言葉は発さずに、けれど猫は巧みな手の動きを以ってあきねに問いへの答えを伝える。
猫が示したのは、ドリーム・トレインの乗車駅。
あきねはじとっとした眼差しで、猫を見た。
「これに乗れって? コレ、ただゆっくり動くだけじゃないの?」
面白くないんだけど、と言い放てば、猫はしくしくと目元に手を当てて泣き始める。
ぱらぱらと、辺りの視線があきねに刺さった。
「わ、分かったから! 乗るから! 泣きまねはやめなさいよ! 見られてるじゃない!」
そういう次第で、あきねはドリーム・トレインに暫し揺られる羽目になったのだった。
オン友の『ニャンドなう!』とのねこったーでの呟きに、
「なんや、文月さんもここおんねんな。せやったら会われへんかなぁ」
とアンバーの双眸を緩く細めて、
伏見 真
は『文月』へとメッセージを送信する。
一方、『ニャンドなう!』の呟き手たる『文月』――本名
史越 奈津樹
はというと、
「え? イナリさんもニャンドにいるの?」
と、不意に送られてきたメッセージにくるりと目を丸くした。
「会ってみないかって……うわー、すごい。学生だってばれちゃうけど……」
いつも一緒に遊んでる人だし、良いかな? と、了解! という旨のメッセージをぽちり。
今の居場所などなどを知らせて、楽しみだなぁとそわそわしながら相手の到着を待てば、
「どうも~、イナリです~」
とにこにことして現れたのは、『イナリ』こと真である。
「って……どう見ても文月さん、うちの制服やんな? 寝子高生?」
「え!? あ、はい、1年生です!」
「何や、同い年やってんな。ほな、こっちでも仲ようしたってや」
「はい……じゃ、なくて! うん、よろしく……!」
なんとなーく奈津樹が挙動不審なのは、真が女子の制服を着ていて、
(同じ学校の同じ学年、しかも女の子なんだ!? え、ど、どうしよう、大丈夫かなぁ……?)
なんて、内心どぎまぎしてしまっているからだったりする。
真は訳あって女装している(そしてそれがよく填まっている)が、性別は男。
奈津樹がそれを知るのは、もう少しだけ後の話である。
行動を共にすることになった
高杉 かよう
と
マーガレット・ライカー
の後をゆるりと追いながら、
(こういうとこ、一人だと落ち着かないもんな。連れがいてよかったぜ)
と、久しぶりにニャンドを訪れた
響 蒼留人
は、ごく仄かに口元を緩めた。
振り返ったかようが、にっと笑って蒼留人に話を振る。
「な、響。この帽子かっこいいだろ? カウボーイハット!」
「猫耳ついてるけどな」
「そこ、つっこむかー?」
そんな2人の会話に、マーガレットはしれっとした顔をして聞き耳を立てまくっていた。
(これは……好評だったBL本の、続編の構想を練るには最適ですね)
麗しのお嬢様の、内心はこれである。
(テーマパークはデートコースの定番ですもの。野球少年と剣道少年が織り成す愛の異種格闘技戦……)
2人のどんな些細な絡みも逃すまい、と思っていたマーガレットは、ふと気付いた。
蒼留人が自分の方をちらと見ては、居心地悪そうに視線を逸らしていることに。
(響さん、態度が何かぎこちないですね。この間の件がまだ尾を引いているのでしょうか)
この間の件とは、お互いにBL本を持っている状態で出くわしたというあれそれである。
その気まずさに加え、本を隠す為に腕を組んで登校する羽目にまでなったことは、
(……あの時の話題は避けるようにしよう……)
と、蒼留人が固く思い決めるに十分すぎる出来事だった。
そんな蒼留人へと、マーガレットはふわりと微笑みかける。
その笑みには、「私は気にしてませんよ」という意味が含まれていたのだが、
「っ……!」
色々と過敏になっている蒼留人は表情を固くして、思わずといった調子で足を止めた。
「ん? 響、どうした?」
「な、なんでもない。それより、土産は何にする? ハワイっぽいのがいいかな?」
「あー、どうするかなー」
見事に意識を逸らされたかようが応じたその時、通り掛かったのは
島岡 雪乃
先生だ。
「あら~。皆さん、楽しんでますか~?」
「ええ、とても美味し……いえ、何でもありません」
マーガレットが何か言い掛けて、端正な笑顔で誤魔化す。
島岡先生が去ったあとで、かようが言った。
「響、見てただろ、先生のむ・ね」
「い、いや、別に胸を見てたわけでは……」
そんな2人の男子高校生らしいやり取りも、ばっちりマーガレットの胸に刻まれています、ええ。
皆とはぐれた
汐月 ココノ
は、辺りへと不安げに視線を走らせた。
知らない場所、広すぎる園内。
「……心細いです」
勝手に零れた呟きに、ココノはふるふると首を横に振る。
「いえ、少しだけ、ほんの少しだけですよ」
なんて続けて口に出してみるが、そんなのは強がりだ。と、その時である。
「おや、汐月さん?」
呼ばれて、人混みの中、ココノはぱっと振り返った。
不思議そうな顔をしてそこに立っていたのは、
中野 空也
先生だ。
「先生……あは、よかった」
明るい響きを帯びているのか、暗い色を纏っているのか。
それさえ判然としないような、我ながら奇怪な、歪んだ声が出た。
その声に、何となくの事情を察したらしい中野先生が「大丈夫ですか?」と問いを零す。
「その、実は私、迷子になってしまったようで……でも、先生に会えてほっとしました」
言って、そうだ、とココノは手を合わせた。
ほっとしたら、不意に、自身の目的が思い出されて。
「私、お土産を買わないとなのですが、先生もご一緒にいかがですか?」
「そうですね。では、ご一緒させていただきましょうか」
中野先生の目元に、笑みが乗る。
ふわりと微笑して、ココノは肉球模様のニャンド仕様な吹き戻しをぷーっと吹いた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月07日
参加申し込みの期限
2017年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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