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【遠足】テーマパークから愛を込めて!?
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――やってきました、ニャンドです!(1)
夢の国のきらきらしいような光景を前に、
春姫 いちご
は蜂蜜の色をした瞳を煌めかせた。
「わあっ、本当にニャンドです……!」
こういう場所に来るのは初めてのいちごは、この日をとっても楽しみにしていて。
わくわくと胸を弾ませながら、いちごは「えっとえっと」と考える。
「まずは……」
と、思考が纏まりかけた、その時だ。
いちごのお腹が、くるきゅー、と可愛らしい音で空腹を主張した。
慌てて、お腹を押さえるいちご。
「うう、おなかすきました……」
朝、間違えて私服を着てしまい、わたわたした結果、朝ごはんを食べ損ねてしまったのだ。
いちごは、愛らしい口元をきゅっと引き結んで、気合を入れるように両の拳を握った。
「まずはご飯にしましょう! ええっと、ご飯が食べれるのはどこでしたっけ……?」
首をことりと傾けながらも、いちごは美味しい食事を目指して歩き出すのだった。
ニャンドの入り口から程近い所で、どうにも動けずにいるのは
島崎 嘉織
。
(こういう場所って、小さな頃以来で何したらいいかわかんないや……)
そんなことを思いながら辺りに視線を巡らせた時、ふと、1人の寝子高生と目が合った。
小さく手を振りながら歩み寄ってきたのは、
雨崎 楓香
だ。
「ね、あなたもしかして、あんまりこういうとこ来ないの?」
「え? そうだけど……?」
「あたし、案内できるよ~、って。ニャンドは妹たち連れて、昔からよく来てるから」
軽く首を傾ける嘉織の意を察して、にっと笑う楓香。
集合場所に早く着きすぎて、遠足のしおりを何度となく読み返し!
休日の開園前は混雑するだろうからと、クラスメイトを列に並ばせるイメージトレーニングも恙無く終え!
という調子の真面目で面倒見のいい楓香の目は、嘉織の困惑を見逃さなかったのだ。
双眸を瞬かせたあとで、嘉織は淡白な調子で音を零した。
「……そっちさえいいなら、助かるけど。どうやって過ごそうか、考えあぐねてたところだし」
「よーし、じゃあ、一緒に回ろう! 困った時はインフォメーションもあるから、まかせて!」
ゴーゴー! と早速弾む足取りで歩き出す楓香の背中に、嘉織はぽつりと声を投げる。
「……しっかり者、って感じだよね。学級委員とかやってそう」
「お、当たり♪ 折角の遠足だもん、楽しく正しく滞りなく行われるよう努めないとね」
振り返った楓香の笑顔は、ぴっかぴっかに輝いていた。
楓香と嘉織が言葉を交わしていた、そのすぐ近く。
伊藤 美緒
は腕を組み、むすっとして唇を尖らせていた。
そこへ、ぱたぱたぱたっと、駆け寄ってくる足音があれば、
「佳奈!」
と、美緒はぱっと音の方へと顔を向けて、声を跳ねさせる。
かんばせに喜色を乗せかけて――はっと我に返ったようにむっつり顔を作り直す美緒。
「もう、遅いじゃない!」
「うん、ごめんごめん」
手を合わせて淡い苦笑を零すのは、2年生の
伊藤 佳奈
だ。
ニャンドは初めてだから一緒に回って! との美緒の要請を受けてやってきたのである。
「全く……ほら、行くわよ!」
つんとして前を歩き出す美緒だが、胸の内は、佳奈がちゃんと駆けつけてくれた優しい安堵に溢れている。
(お姉ちゃんと一緒に回れるなんて、凄く嬉しい♪ めいっぱい楽しむわよ!)
待ってよ~、と佳奈の声が追いかけてくるのに、美緒は密かに口元を緩めた。
楽しげな賑わいの中にあって、
魚塚 源三
はいかにも腹立たしげにちっと舌を打った。
「遠足なんて下らねぇ……こんな女子供がちゃらちゃら楽しむような場所にゃ、俺はあわねぇぜ」
吐き捨てるように言いながら、それでも源三は、パンフレットをぺらりと開く。
軽食コーナーにしけこむにしたって、場所がわからなくては動きようがないからだ。
と、パンフレットの内容を追っていた源三の目が、カッ! と恐ろしげに見開かれた。
「なぁにぃ? 『ニャンド、チャレンジ特集!』だとぉ?」
その内容を確かめた源三の口元が、ここに来てやっと――不敵な笑みを形作る。
「面白れぇ、こりゃ、一丁前にケンカ売ってやがるな?」
――チャレンジしてみやがれっていうならやってやろうじゃねぇか!
胸の内にそう啖呵を切って、源三はずんずんと園内を歩き始めるのだった。
一方、門の外では。
鳳城 翔
が、
タイラ・トラントゥール
のシッターへと小さく頭を下げていた。
――チケットはボクが用意する。翔も一緒にニャンドに行かないか?
――シッターも一緒なので心配ないぞ。
なんてタイラが言い出したのを切欠にして、翔とタイラは夢の国の入り口に立っている。
「ほら、行くぞ、翔」
と、タイラが翔に促した、その時だ。
「おーーーい!!!」
元気のいい声が辺りに響いて、2人は、揃って声の主の方を見遣った。
遠くから全力で駆けてくるのは、
源 竜世
。
その姿を目に、翔は「あれって……」と短く声を漏らし、タイラの方は、
「全く……こんなところであいつに会うとはな。また懲りもなく嬉しそうに……」
と、むすっとした顔を作ってみせて、それでも竜世の到着をその場で待った。しかし、
「翔! 翔じゃんか! 帰ってたんだな!」
と、駆け寄ってきた竜世がドーン! と体当たりで抱きついたのは翔の方。
「竜世、久しぶり」
「うわー、うわー、本当に翔だ! また会えてうれしーぜ!」
それは、久しぶりの、本当に偶然の再会だった。
竜世と翔は、翔がフランスに行ってしまうまでは、よく話す仲だった。
空港でのお別れの時には竜世は泣き、そんな竜世に、翔は緑色のスカーフを託したのだが、
「スカーフ……まだ持っててくれたんだな」
と、翔は竜世の腕に懐かしい色を見留めて、ぎこちない調子でぽつりと零す。
あたり前だろ! と、竜世がスカーフを巻いた腕を翳して、にっと笑った。
「ずっと持ってるって、約束したし! それに、翔がオレに預けるって言ってくれたんじゃんか!」
「……そういうとこ、変わってないな」
翔の呟きに、竜世がきょとんとする――その後ろで。
(こいつ、翔と友人だったのか……それはいいとしても、だ)
と、タイラは頬を羞恥に染めていた。
竜世がとんでくると身構えていたのに、対象が自分ではなかったのが、恥ずかしくて。
(くっ! そもそも! ボクはこんな奴の事どうでもいいのに!)
竜世を追いかけてきた彼の母親と、自身のシッター。
2人の大人に、自分の勘違いが見抜かれていないことをタイラは願った。
と、ひとしきりはしゃぎ終えた竜世が、タイラの方へと向き直る。
「二人も友達だったんだな! ……って、タイラ、変な顔してどうしたんだ?」
「な、なんでもない!! ボクの事は気にするなっ!」
タイラが真っ赤になっている理由には思い当たらず、竜世は首を傾げたが、
(……タイラは顔に出るから分かりやすいな)
と、翔は密かに、僅かに緩む口元へと手を宛がうのだった。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月07日
参加申し込みの期限
2017年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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