this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
圖書館ノ怪
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
10
つぎへ >>
『帝都蒸氣物語』
著:田山徳二郎
一
春の陽氣に誘はれ寢入つた末目覺めると、三人とも往來に立つてゐた。
小山内 海
と
桜庭 円
の両名は矢絣文樣の着物着た女學生其のもので、
ブリジット・アーチャー
なるをなごは英國にて夫人が着るバッスル・スタイルのドレスを着てゐた。皆、眠る前とは異なる裝ひに戸惑つてゐる。
『この風景……ここは本の中だね!』
女學生の片方たる海が手帖に筆で心の聲書き二人に見せた。円は以前より此のやうな事件に関はつてゐるやうで慣れたものである。空を見上げ歎息一つ吐く。
「いつも通りだけどどうしようかなぁ……」
見上げた空は氣味の惡いほど好く晴れてゐた。暫しの沈默の後、ブリジットがかう云ふ。
「本筋追っていけばそのうち戻れるんじゃない?」
『それじゃ、本の内容に沿って動いてみよっか!』
「でもどんな話だったっけ」
円にかう聞かれても其の場の皆誰も応へる事が出來ぬ。記憶を苦しみ苦しみ掘り返しても精確なものは出づ、其れぞれの語る粗筋組み合はせると、とても小説と云へるものではないものと成る始末であつた。
『うろ覚えだけど……現場に行けばきっと進行するでしょ!』
埒が明かぬゆゑ、海がさらさらと紙に筆走らせ方針を決める。すると、ブリジットが窮屈さうなドレスを如何にも脱ぎたさうにして云ふ。
「とりあえず、これだと目立ちすぎるし、服換えてくるわ」
ブリジットが洋品店で買ひ物をしてゐる間、手持ち無沙汰な海と円はきよろきよろと周囲を伺つてゐた。筋書に沿ふと云つても此處がどの場面かわからねばどうしやうもない。さう考へてゐると、新聞賣の小僧が朝刊を山と抱へてやつて來た。
「一枚くださーい」
と円が云ひ、新聞を受け取る。其の一面には大きく淺草十二階の刷絵が描いてあつた。円は日附をよく見て、作中のものと照らし合はせる。
『凌雲閣! いいよね!』
「これ凌雲閣に飛行船がすれ違う日じゃない?」
『そういえばそんなふうだったような気がする』
そんなふうにして二人が新聞を讀んでゐると、チョッキにズボンと云ふ新聞記者のいで立ちでブリジットが戻つてきた。
「何、これ」
戻り早々二人の手にある其れを覗き込み乍らブリジットは云ふ。
「途中まで読んでないけど、凌雲閣ってなに? 日本の大正時代の東京にあった建物?」
「そんな感じ」
『お姫さまを助けに行くんだよ』
確認した限りでは今が山場、亡國の姫捕らえられし飛行船に入りて救出劇を演じる頃合ひである。ブリジットは懐の時計を取り出して其れを見た。筋書通りに進むのならば、あと少しで其の時が來る。
「とりあえず帝都に行きましょ。寝子島大橋集合ね」
「はーい」
『了解』
ブリジットがかう云ふと、三人とも頷いて方々に散り散りと成つた。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
圖書館ノ怪
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月29日
参加申し込みの期限
2017年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!