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放課後。
葉利沢 倫理子
は教室を出た。
今日は通院日やカウンセリングの日ではない。
と言って、まっすぐ桜花寮へ戻る気にもなれない。
ぼんやりと考えながら廊下を歩いて、気が付いたら図書室の前に立っていた。
(少しは時間をつぶせるかもしれない)
理系科目が得意な倫理子は、日ごろあまり物語に没頭するほうではなかった。
けれど本が気晴らしになることもあるかもしれない。
そう思って中へ入った倫理子は、できるだけ人のいなさそうなテーブルに席を確保した。
そして適当に書架を見て回る。
しかしどの本の背表紙にもまるで心が動かない。
皆は自分の読みたい本をやすやすと見つけて、読書を楽しんでいるのに。
倫理子は美しい顔を少し俯かせると、ため息を一つこぼした。
(時間つぶしもできないのかしら……)
だが顔を少し上げた時、その視線の先に一冊の絵本があった。
なんだか気になって、自然に手が伸びていた。
(綺麗な絵。でも暗くて……なんだか怖いような)
何か暗い予感を覚えながら、その本から目を離すことができなくなった。
倫理子は本を手にのろのろと席に着き、ページをめくった。
それは、こんな話だった。
ひとりぼっちの女の子は心の中に秘密の友達を作った。
その子と空想の世界で遊ぶことだけがその子の幸せだった。
次第に空想と現実の境目が曖昧になり。
ある日、空想の友達が「わたしにあなたの身体を貸して」と言った。
友達のいうままに身体を貸していき……
読みながら、倫理子は気づいた。
(これは……自分と同じだ)
倫理子の中には、『Malice』というという別人格がいる。
彼女は不幸な事件の後、いつのまにか倫理子の中に生まれていて。
貸してくれと言われた覚えはないが、知らないうちに自分の身体を動かして……
弱い自分と違って、Maliceは容赦なく残酷で。
絵本の中の女の子は、最後には……
心の中の友達に身体を乗っ取られ、自分の人格を消されてしまった。
(私は……この子と同じだ)
私も自分の中のMaliceに消される。
恐怖は感じなかった。
先日、桜の花を眺めながらすでに倫理子は言っている。
『こんな穢れた自分の身体でも、あなたが必要ならあげてもいい。……その代わり、私の心を殺してからよ』
だがMaliceは未だに身体を奪いに来ない。
倫理子の心は、消えることもなく中途半端なままだ。
「ねえ……あなた、いつになったら私から身体を奪うの? ……それとも、やはり穢れた身体はいらないの?」
自嘲するようなつぶやきに、答えはなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月28日
参加申し込みの期限
2017年11月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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