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ラブ☆部活&同好会 ~運動部の春~
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【射撃部(2)―射撃訓練―】
それから、射撃部の部員達は、グラウンドに出て、軽い走り込みを行っていた。
射撃部も運動部の端くれである以上、基礎体力は重要だ。
そこで、陸上部のような本格的なものではないにせよ、ちょっとした走り込みも練習の一環として取り入れているのだ。
「ふぁあぁ~。今日も眠いなぁ~」
と、先頭を悠々と走るのは、射撃部部員の
日暮 ねむる
だ。
眠たげな見た目によらず、ボクシング部も兼部している彼にとって、この程度のランニングは朝飯前の昼寝前といったところのようだ。
「この走り込みは名案ですね。集中力を高めるためにも、軽く身体を動かすのはいいことだと思います」
と、淡々と走り続ける
鈴野 加代
も、まるで普通に道を歩いているかのように平然としている。
ほかの面々も、程度の差はあれ、それほど辛いと思っているようには見られない。
ただ、最後尾を走る
八神 修
だけは、ほかの面々よりもほんの少しだけ疲労の色が見て取れる。
寝子高入学以来、体力づくりに励んできた彼だがまだまだ十全とはいかないようだ。
(……これでも他の運動部に比べたらかなり楽なはずなんだが……。はっ……、皆が生温かい目で俺を見ている……!)
このままでは、部長の尊厳が危険でアブナイ。
修は、気を取り直し、少しだけ速度を速めつつ、その日も体力づくりに努めるのだった。
* * *
そして走り込みが終わると、今度は実際に射撃の訓練をすることになる。
「そういえば、随分と備品も増えてきましたね。どうでしょう、八神さん? ここで、一度、備品の手入れと総点検をしてみては」
慣れた手つきでレーザーピストルの調子を確かめながら、
鈴野 加代
はふと
八神 修
にそんな提案をもちかけた。
「ああ、いい考えだ。俺も、一度きちんと整理整頓をしたいと思っていたところなんだよ」
「わかりました。では、本日の練習の後にでも。備品が備品なので、盗難の危険性もありますし、善は急げということで」
「そうだな。ついでに部室の大掃除もしよう。しらもちくんが病気になっても困るしな」
そう言って笑いあいながら、彼らは部室裏の自前の練習場でそれぞれの練習を開始する。
射撃部は新興の部なので、決して設備が充実しているとはいえないが、それがまたいいという向きもある。
「ねー、ねー、誰かあたしと競争しよー。相手がいた方が盛り上がるし!」
と挙手をして提案したのは、
野阿 胡桃
だった。
「えー、あたしはかったるいからパス」
種田 凜乃
は、あまりやる気が出ないようで、のんべんだらりとほかの部員の練習光景を眺めている。
「あ、じゃ、じゃあ、私がお相手するのですっ!」
と、美咲紀が応じたのは、まださっきの凜乃の凄味が効いていたからかもしれない。
その少し離れた場所では、すでに淡々と一人で射撃訓練をしている者達もいる。
「……うーん……眠い……けど、集中しなきゃ……ね……」
ぽつり、とこぼしながら的確に的を撃ち抜いているのはねむるだ。今にも立ったまま寝そうなのに、立射で的に当てるところに彼の技量を感じさせる。
その隣では
鈴野 加代
もレーザーガンを構えている。
狙うとき、加代は自身のろっこんを使うときのイメージを意識する。遠くの標的を狙い撃つという意味において、彼女のろっこんと射撃は似ている。
(……こうして練習しておけば、いざというときに役に立つかもしれません)
心の中で呟きつつ、意識を集中し、的を狙う。
ヒット。彼女の技術も相当のものだ。
「ふう………なにかを狙っているときは、集中できていいですね。的であれ、目標であれ、することが定まっているのは良いことです」
一連の射撃を終えて、加代は一つ大きな息を吐いて言う。彼女は想定外のことにやや弱いが、逆に目標が定まっていれば大抵はそつなくこなす。
と、そのとき、パチパチと後ろから修の拍手が聞こえてきた。
「流石だな、日暮、鈴野。二人がいてくれると、今後の大会も心強いよ」
「いえ、たいしたことでは」
「うん。それほどでもないよー」
と、ねむるも加代も謙遜するが、部長の修の目から見ても、二人は大会などにおいて重要な戦力となることは疑いようがなかった。練習後、いつもパソコンに記録を残している修が言うのだから間違いない。
(……ああ、そうだ。一度、部室だけでなく、データも整理しておかないとな)
基本几帳面な修は、データもきちんとファイル管理しているが、グラフにしたり、表にしたりすることで、また新たに見えてくる課題もあるかもしれない。
一方、胡桃と美咲紀の方は、決して下手ではないのだが、加代やねむると比べると、その狙いはやや正確さを欠いているようだ。
「うー……。もーちょっと精度上げるには何が必要ですかね?」
何発目かの弾を外し、美咲紀が困ったような声を上げる。
「あーん、上手く当たらないなー」
と、その隣では、胡桃も似たような声も漏らしていた。
二人の実力はどっこいどっこいで、それならば競争相手としてはちょうどいい。
(……邪念が多すぎですかねぇ……集中しているつもりなのですが)
と、美咲紀が胸中で溜息を漏らせば、
「やっぱアレかな、バイブス上げすぎ?」
と、胡桃も銃の調整を行っていく。
「二人とも、もう少し肩の力を抜いてリラックスして撃ってみるといいぞ。集中は大事だが、集中することに集中し過ぎては駄目だ」
そう言いながら、修もまた彼女らの隣に立ち、立射で的を狙う。
ヒット。
続けて、肘射でも狙い撃つ。
こちらも、ヒット。
「ほえー、シューくん、流石なのです☆ よし、私ももう一回!」
「……リラックスかー。そーだよね、もっと冷静沈着に。こうあのアニメのヒロインみたいに!」
胡桃がそう言ったとき、遠巻きに二人を見ていた凜乃の眉がピクリと動いた。
その気配に気づいて、美咲紀の肩がビクンと揺れる。
(ふ、ふわっ……!? わ、私、何も喋ってないですよ……!?)
それで動揺したせいか、その日の美咲紀の射撃の成績はいまひとつだった。
他方、明確な射撃のイメージ(アニメヒロイン風)が功を奏したのか、胡桃の命中率はそれなりに上昇した。
どのような心理が、いかように成績に影響するかわからない。
それが射撃の醍醐味である。
ともあれ、かくして、射撃部の訓練は続いていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月30日
参加申し込みの期限
2017年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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