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【きゅうきょくのびのダンジョン】
人呼んで、『究極の美のダンジョン』! そこには世にも美しいお宝が眠っているのだという、もっぱらのウワサです。
「まさに、この世の誰よりも美しい小萩たちにふさわしいダンジョンですね!」
「まったくそのとおりだね、はーーーっはっはっはっは!!」
そんなダンジョンへ挑むのは、自らこそが究極的に美しいと称してはばからない、
本条 小萩
と
花椿 涼太郎
のおふたりであります。
究極の美のお宝とは、いったいなんなのでしょうか? 目もくらまんばかりに輝く宝石? それとも、素晴らしい風景を切り取った絵画でしょうか。黄金の彫像かもしれません。
ふたりは期待を胸に、暗い洞窟のなかをずんずんと進みます。
気がかりは、周囲に見えるこの光景です。
「しかし……こんなところに、本当に究極の美があるというのだろうか?」
涼太郎の懸念は、ごもっとも。
進めども進めども、美しさのかけらはおろか、続くのはジメジメとした石の壁や土の地面ばかり。なんとも陰鬱で気が滅入るようなダンジョンなのです。
おまけに宝箱のひとつや、生き物の一匹すら現れません。
「暗くて地味で、美のオーラなんて感じませんねー。奥まで行けばなにかあるのでしょうか?」
小萩も隣でぬー、とうなるように言いました。
これでもかと美しい(自称)ふたりを出迎えるには、どうにも無骨で荒々しすぎるのです。自然美などという言葉もありますけれど、この場所はそんな高尚なワードからもいささか縁遠いように思えました。
「もしここに小萩と涼太郎さんがいなかったら、究極の美どころかただの陰気な洞窟ですね。小萩たちに感謝すべきです」
「まったくだね、美などと名乗ることがおこがましい……おっ」
と。いきなり、ばさばさばさ! 天井にぶら下がっていたコウモリたちが、珍しいものを見つけたと言わんばかりに、ふたりを見下ろして騒ぎ始めました。
喜んだのは涼太郎です。どこからともなくバラの花を一輪取り出すと、
「なるほど、コウモリにだって美を堪能する権利はある。遠慮することはないよ! さあ、神々しい僕を見よ!」
ぺかーっ! 彼のろっこんが発動し、光り輝く涼太郎!
コウモリはざわめきばさばさばさと翼を打っておりますけれど、それ以上に彼のろっこんがお役に立ったのは、その明るさです。この美のダンジョンとは名ばかりな洞窟はどうにも薄暗く、歩いていると少々ゲンナリしてしまいますけれど、涼太郎の放つ光はとってもありがたくて、そんな気持ちもまとめて吹き飛ばしてくれました。
「ぬー」
「やあ、コウモリくんたちも僕の美しさを存分に堪能するといいよ! おや、どうしたんだい本条くん?」
気づくと小萩が難しい顔をして、ピカピカ輝く涼太郎をどこか複雑そうに見つめています。
「もちろん小萩もとっても凄くて美しいのですが。なぜかこのキラキラパワーだけは、真似できないのですよね……」
うらやましかったみたいです。
どちらも揃って、究極の美の体現者(自称)。自分磨きを怠るわけにはいきません。小萩は常々、涼太郎の輝きをうらやましく思っているのでした。
「そうかい? そういう本条くんだって、輝いているとも! さあ、このやる気のないダンジョンを、僕らの輝きで染め上げようじゃないか!」
「! そうですよね。小萩たちのような美の探究者にこそ、究極の美のダンジョンはふさわしいですよね!」
ぺかーっ! そうです。小萩だってまぎれもなく、輝いています! 涼太郎の放つ光の照り返しであるとか、そんなことはどーでもいいのです。
この暗くてジメジメして洞窟のなかで、確かにふたりが明るく健全な美を体現する存在であることに、間違いはないのですから。
「いきましょう、涼太郎さん! ダンジョンのさらなる奥へ!」
「ああ、いこう本条くん! 究極の美のお宝とやらをこの目でしかと……あっ」
「あっ」
気合十分! 勢い余って駆け出してしまったのは、少々マズかったかもしれません。
どばしゃーっ!
「……泥?」
「くっ。僕らの美しさを汚すとは、良い度胸じゃないか……!」
どろどろの泥で満たされたプールのトラップにハマったふたりは、お互いまっくろになってしまった顔を見合わせました。
泥まみれの屈辱に耐えながらダンジョンを進むこと、しばしの後。
「ふんふんふふ~ん♪ ふんふふん♪」
涼太郎はどきどきばくばくドギマギしておりました。
「こんなところに更衣室とシャワールームがあるだなんて、ラッキーですねー。これもきっと、美しい小萩たちへの計らいですね。ね、涼太郎さんー?」
「そっそそそ、そうだね! 本条くん、そうだね! 僕らは美しいからね!」
ジメジメ薄汚れたダンジョンの奥へ唐突に現れた、ちょっぴり小奇麗な小屋。なかを覗いてみますと、そこにはふたりにピッタリあつらえたような衣装の数々に、清潔で綺麗なシャワールームなんかがありました。
あんまりにも唐突ではありましたけれど、そこは究極の美を司る美しいおふたりのこと。泥まみれのまま動き回るのは精神衛生上よろしくなく、いえもちろん汚れてしまった姿も美しいですけれど、ともかく彼ら自身の美を陰らせておくのは許されざる罪であるので……と少なくともふたりは本気でそう思っているので、遠慮なく使わせてもらうことにしました。
涼太郎にとっての試練は、そこが男女共用のごく簡素な設備であり、薄いカーテンに仕切られた向こうでは、グラマラスな美ボディを惜しげもなくさらした小萩がシャワーを浴びていることです。
真っ赤になった涼太郎くん、セクシーシーンにはめっぽう弱いのでした。
「それにしても、生き返りますねー。泥だらけのままじゃ、小萩のつやつやお肌がかさかさになってしまいますし、あっ」
「んんっ!? ど、どうしたんだい本条くん!?」
なので、安普請なカーテンがはらりと落っこちて、小萩の凹凸クッキリボディがうっかりあらわになったりしたらもう。
「ぶはあーーーっ!?」
鼻からはまんがのように真っ赤な奔流を吹き出して、涼太郎は倒れました。
「偶然カーテンが開いちゃいました。あれ、どうしました涼太郎さん? お顔が真っ赤です」
「な、なんでもないよ! 見てないよ、見てないとも!」
極度にエッチ耐性が低い涼太郎に、天然セクシーな小萩。なんだかんだで噛み合う? ふたりでありました!
そんなわけでシャワーを浴びてスッキリしたら、ダンジョンの更なる奥へと向かいます。
小屋を出ると、あたりの風景は一変して、薄暗い洞窟はどこへやら。今度はきらびやかなお城のような空間が広がっておりました。
ちなみにふたりとも、小屋のクローゼットに収められていたサイズぴったりかつゴージャスでエクセレントでブリリアントな衣装にお着替え済みですので、親和性はバッチリです。
「小萩のプリンセス姿も筆舌に尽くしがたい美しさですが、涼太郎さんの王子さまルックもとっても素敵ですね!」
「やはり美しい僕らには、美しい衣装こそがお似合いというわけだね! はーーーっはっはっはっ!」
きらきらきら。ぺかーっ! 石壁に囲まれていようと、豪華絢爛なお城にいようとも、ふたりは確かに、これでもかっと輝いておりました。
「おや。ここがゴールかな?」
長い廊下の突き当たりにひとつの扉を見つけて、ふたりは駆け寄ります。
「ふむー。小萩たちを満足させるような『究極の美』が、ここにあるのでしょうか」
「僕らほどではないと思うが、なんにしろ楽しみだね! 本条くん!」
かちゃりと扉を開くと、部屋のなかから漏れたまばゆい光が帯となって、ふたりを照らしました。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月20日
参加申し込みの期限
2017年10月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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