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下着泥棒の怪
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御剣 刀
、
橘 千歳
、
小山内 海
の三人は旧市街へと赴いていた。
目的は最近もれいびの間で噂になっている女性の下着を盗んで行くという不思議生物の事件の調査と解決である。
「下着泥棒なんて、女の敵を野放しにすることはできないもの」
『下着泥棒とか許せないよね! 本当に女の敵だよ!』
憤慨した様子で語る千歳に海はいつも持ち歩いているスケッチブックに同意する言葉を書いて掲げる。
同じ女性として、この生物が起こす事件は許せないのだろう。
「この生物はフツウの存在じゃないみたいだし、俺達もれいびの出番だな。独りの所を襲われたって証言が多いし、まずは手分けして捜してみよう」
「そうね、解ったわ」
『何かあったら連絡するねー』
そう言って三人はそれぞれ別れて調査に入る。それは三人とも今まで普通ではない事に関わって来た経験があるが故の油断であったかもしれない。
襲われたのが単独の時と言えど、完全にバラバラになる必要は少なくともなかった筈なのだから。
(確か犯人は黒くてまん丸けな毛玉みたいな感じって話だったかな)
海はその証言から犯人の姿を想像してみたが、とあるアニメ映画に出てくる煤の妖怪になってしまった。但し、あれには尻尾は生えてはいないのだが。
しかし、こうして探してみると中々見つけ難い気がすると海は思う。建物の影に黒い生物がいても、大抵は気付かない事だろう。
そんな事を考えてると、急に眠気が海を襲う。
(あれ、これってもしかして話に聞いた……)
不思議生物が下着を盗む時はまず眠らせてから。その話を聞いていたので、直ぐにその事に思い至り、海が自分の足元を見てみれば尻尾らしき物が足に絡んでいるではないか!
(やっぱり、それじゃこのままじゃ……)
いけない、何とかしないとと海が思うものの眠気はどんどん強くなっていく。既に身体は思うように動かないところまで来ていた。
そういう能力があると知っていた為にか暫く抵抗できていたが、それも限界が来る。そして、海の瞼はそっと閉じられ、旧市街の地面へとその身体を横たえた。
「そう簡単に見つかるとは思わないけど、これは思った以上に探し難いかもしれないわね」
証言から考えてもそこら辺をウロウロしているわけではないと千歳は解ってはいたが、改めてこうして見ると結構死角になりそうなところがある。
聞いたところからイメージした限り、そこまで大きいというわけではないようだしと千歳は内心で呟いた。
それでも千歳は油断しないように注意を払いながら探していく。その時、何か違和感のような物を感じた。
ハッとなって千歳がその場を飛んで下がると、黒い尻尾のような物が下がった千歳の足を追って伸びて来ていた。
「これはっ!?」
驚いてしまい僅かに尻尾が足に巻き付いてしまうものの千歳が何とか振り払うと、不思議生物は驚きの目を彼女に向けてそのまま逃げ出した。
実は彼女は幼少の時代、神社で育っていた為に常にお守りを所持しているお陰で不思議生物の眠らせる力が効かなくなっていたのだ。
「待ちなさいっ!?」
逃げ出す不思議生物を追いかけて千歳が走り出す。不思議生物は跳ねるように逃げるがその速さはけして追いつけない程ではない。
絶対に捕まえてやると意気込んで追いかけるものの途中で思わぬ事態に遭遇し、足を止めてしまう事になる。
何故なら、千歳が大事に思っている友人の海が道端で倒れていたのだから!
「海ちゃんっ!?」
「む、あそこにいるのは……黒猫か」
片隅の方に何かがいると刀が目を凝らしてみるもそれは目的の生物ではなく、ただの黒猫であった。黒い生物というところは確かに同じなのだが。
「まぁ、来るなら俺の方ではなくて二人のどちらかだろうが、あの二人なら不覚を取る事はないだろう」
刀はそんな事を思っていたが、しかし、その意に反して千歳から連絡が入る。海が例の生物に襲われたと。
そんな連絡が、一瞬刀の頭に入って来なかった。そして、その意味を理解していくに連れて頭が冷えていくのを感じる。
油断していた。あの二人なら大丈夫だろうと。安全を取るなら他にやりようはあったのだ。例えば、少し離れたところから誰か一人を見張るとか。
深く深く、息を吸って吐く。今、後悔しても始まらないと刀は理解している。だから、今は一刻も早く海と千歳のところへ向かうべきだと判断した。
しかし、この犯人はどうあっても必ず捕まえると、今決意をした。
「千歳っ!」
「刀君!」
険しい顔をした刀が海を膝枕している千歳の元へと駆けて来た。
「眠ってるだけで、外傷とかはなさそうだから一先ず大丈夫だと思う」
「そうか……」
刀と千歳が見守る中で海はスヤスヤと寝息を立てている。特に苦し気な様子もないし、そこは安心できた。
だが、だからと言って許せるかと言えばそれは別問題である。
「まさか海ちゃんまでが被害に……絶対に許さない」
千歳の話を聞く刀もまた険しい顔を崩さない。二人は今、本当に怒っているのだ。二人にとって大事な友人が襲われたのだから当たり前ではあるのだが。
「安心して、海ちゃん。海ちゃんの無念は必ず私たちで晴らして見せる。仇は必ず私と刀君で討つからね」
「待て、千歳。それだと海が死んでるみたいだろ!? さっき怪我もないって言ってのは千歳だろ!?」
刀も怒ってはいたがしかし、千歳の言葉にツッコまずには入られなかった。言っている事は間違いではないのだが、まるで討ち死にでもしたかのように聞こえるのも確かだった。
「あ、あら? 何か間違えたかしら?」
「あぁ、天然で言っているって知ってたよ!」
海と千歳の仲はすこぶる良い。だから、千歳は本心で言っているのは刀も解ってはいるのだが。
「う、うぅん……」
「あ、海。起きたか?」
「海ちゃん!」
そうしていつものように騒ぐのが良かったのか、海がついに目覚めた。
「あ……刀くん、千歳ちゃん。あれ、私、何でこんなところで……」
そこまで呟いたところで海は勢い良く身体を起こす。そして、自らの身体の様々なところを触診でもするかのように触っていく。
(あぅう……やっぱり、下着盗られちゃってる。はうっ……恥ずかしいよぅ)
モジモジとする海の姿を見て、千歳は一目で何があったのか理解する。そもそも今回の生物の事をある程度知っていれば、想像が付く事ではある。
「海。大丈夫か?」
「海ちゃん。怪我とかはしてないわよね?」
気遣うように自分に声をかけてくる二人を見て、ハッと気付いて海は大丈夫とスケッチブックを掲げた。
刀と千歳の言葉の端から怒ってくれているのを海は感じ取っていた。とても、有り難いと思った。
「とりあえず、何の考えもなしに別れたのは失敗だった。ちょっと作戦を考えよう。二人が襲われた状況を詳しく聞いても良いか?」
「ええ、解ったわ」
『うん、良いよ』
海と千歳から別れてから襲われるまでの状況を詳しく聞いて、刀は一つの真実に今、思い至った。
そう。海が今、パンツを穿いていないという事実に!
(そうか今、海は穿いてない。つまり、あのスカートの下は……。よし。OK落ち着こう俺。ここで変に動揺すると話がややこしくなる。)
『刀くん?』
「刀君?」
しかし、そんな刀の心を読んだかのように海と千歳は同時に刀の事を呼ぶ。
だが、ここで負けるわけにはいかない! 刀はポーカーフェイスを貫き通すと決心する。何故なら、今バレたら怖いから。
暫く刀の事を見つめていた二人だが、事件の事を放るわけにはいかないと話を戻す事にする。
「やっぱりさっきの尻尾みたいなものが犯人ということかしら?」
『うん。証言にもあったのと同じだしそうだと思う』
確認するように千歳がそう言うと、それに海が同意をする。刀もそれに異論はなかった。
「そう言えば、今回の犯人って下着盗んだら満足するのか?」
「その筈よ。今までの被害者は全員下着だけ盗まれて眠らされてたみたいだから」
「それならもう海は狙われないって事になるな。なら、千歳を狙ってくると考えて動くか?」
『でも、それは……』
刀が言っているのは、千歳を囮にすると言っているようなものでもある。自分が襲われた海としてはあまり納得したくない案だった。
しかし、当事者である千歳はそれに同意をするように頷いた。
「いえ、それで行きましょう。事情は分からないけど、私にはあいつの催眠を促す能力は効かないみたいだから、私の正義一直線でその曲がった根性を叩き直す!」
失敗した相手を再び襲うのかという懸念はあったが、どうにも頭はそこまで良くないという話もあるらしいので、とりあえずやってみる事に。
こうして、三人の作戦は決まった。
『あ、あの刀くん。あまりこっち見ないでね?』
「あ、うん。あぁ、大丈夫大丈夫」
スカートがあるとは言え、やはり下着がないのは恥ずかしいのか海の動きはどことなくぎこちない。
千歳が歩いている後方を二人で目立たないように着いて行くのだが、海はスカートを抑えながら行動している。
それに対して刀は空々しい返事を返すのだが、内心では気が気ではなかった。
何せ、下着を穿いていないのは知っているわけだし、何よりもスカートを抑えながら行動するというその行為がより扇情的に見えるのだ。
刀はとても葛藤していた。そんな事をするわけにはいかない。いかないと知りながらも海のスカートの中を覗きたくなる衝動に駆られる。
何よりもまずいのはこんな葛藤を知られる事だ。また変態だなんだと大変な事になる。既に、海と千歳には似たような事を言われているが、それとこれはまた別の話なのである。
チラリと見える海の太もも。普段から見慣れているそれは刀にとっては何度見ても魅力的なわけだが、今日はまた別の魅力を感じる気がする。
何故なら、その少し上は真の姿を現したサンクチュアリが顕現しているからだ。
(いや、何考えてんだ、俺は。だからやばいって!)
『あ、刀くん!』
「んっ!? あ、あいつ!」
刀がアホな考えに没頭していると肩を叩くように海が知らせてくる。
前を歩いている千歳へと黒くて長い毛の尻尾が這うように向かっていた。物陰から死角になるように出しているので、あれなら気付かれ難いだろう。
千歳の話では、彼女には眠らせる能力が効かないとの事だ。ならば、もう少しだけ我慢して巻き付いたところでいけば、あの不思議生物が逃げるのが遅れるだろうと刀は判断した。
「よし! いくぞ、海!」
『うん!』
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ブロンズシナリオ(100)
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3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月23日
参加申し込みの期限
2017年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月30日 11時00分
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