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それいけ蚤の市! ~欲しい物は何ですか?~
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凝った拵えの古風なナイフを、
サキリ・デイジーカッター
は丁寧に検める。
「とても綺麗だ。実用品というより装飾用かな」
それでも、しっかり研げばペーパーナイフくらいにはなりそうだと購入を決めるサキリ。
会計を済ませたあとで、少しずつ重みを増している荷物のことを思って、サキリは目元を軽く和らげた。
まるで、この機会に良いお宝を見つけたい、という希望を、市が叶えようとしてくれているようだと。
(本当に、色んな物が売ってるね。値段が一律500円って、凄い太っ腹だ)
例えば、ナイフの前に買い求めたアンティークのティーカップ。
正確な値打ちはわからないが、どうにもヴィンテージ物らしかった。
(素人目に見ても豪奢で値が張りそう、というか)
たったの500円で買えてしまっていいのだろうかと、少し不安になるほどだ。と、
「……あれ?」
ふと、サキリの目に留まるものがあった。
それは、あまりにも精緻な細工が施された、硝子製の小瓶。
見惚れるほど美しいそれは、けれど何か、禍々しいような雰囲気を纏っているようにもサキリには見えた。
(曰くつきの品かな? お宝と言えばお宝だろうか)
なんて思いながらそれを手に取れば、
「わ、綺麗ね、それ!」
と、後ろから声がかかった。知った声だと、慌てることなく振り返る。
「やあ、初。こんにちは」
「ねえねえ、それ、ういにもちょっと見せて!」
「やめておいた方がいいと思うよ。納得がいかないなら……代わりにこれを」
言って、サキリは
犬杜 初
へと、硝子製の苺が煌めく小さなブローチを差し出した。
「え? これ……」
「蚤の市の準備お疲れ様、ってことで。これだけ量が多いと大変だったろう?」
ブローチは、初に会えたら渡そうと、労いの気持ちを込めて先に買い求めてあった品だ。
手のひらに落とされた苺に瞳を輝かせて、「ありがとう」と初は笑った。
「可愛いわね。大切にする」
「気に入ってもらえたならよかった。……あ、それから」
「へ? 何?」
「一閃さんの趣味って、初ならわかるかな? 出来れば一閃さんにも何か、って」
「お兄ちゃんにも?」
「そう。力を貸してくれたら助かるんだけど」
わかったわ、とポシェットにブローチを留めながら初が応じる。
かくして2人は、
犬杜 一閃
へのプレゼントを求め、揃って蚤の市巡りへと。
「初と僕からのプレゼント、という形にしたら一閃さんも喜んでくれるんじゃないかな?」
「そう、かなぁ……じゃあ、うん、それでいいわ。やるからには、お兄ちゃんをびっくりさせたいわね」
言って、真剣な眼差しを辺りに走らせる初の姿に、サキリはごく密かに微笑んだ。
(一閃さんは過保護な所もあるけど、誰よりも初の事を大切に思っている)
だからこの機会に、初から感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈って欲しいと、それがサキリの考えだった。
(初にしてみれば照れ臭いかもしれないけど、そこは僕がなんとかフォローしたいな)
やがて、サキリ達が見つけ出したのは1冊の古書。
一閃へとそれを贈る際には、サキリの予想通り初の背中を押してやる必要があったが、
「……有難う、2人とも」
と、一閃が仄かに目元を柔らかくしたのに、サキリと初は顔を見合わせて、互いに小さく笑み零した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月06日
参加申し込みの期限
2018年01月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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