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【メイン三品目(洋食):肉と魚のステーキセット】
濃い味と薄味、二つが登場したメインではあるが、それに続く料理は、正にメインというべき代物であった。
「へぇ……」
素直に感嘆の声を漏らすのは、第三テーブルに座るブリジットである。
まずは毬藻仔の手により、【牛肉】作られた柔らかいステーキであるシャリアピン・ステーキが、各生徒の小皿へと切り分けられ、乗せられていく。
『すごいね、こういうのをほんかくてきっていうのかな?』
前菜では見事にダウンしていた海も、現在はようやく立ち直りつつ、ブリジットの隣で目の前のステーキへと目を向ける。
「へへ、ありがとう二人共。ソワカちゃん様の命令だからねー、張り切っちゃったよ」
シャリアピンを作った毬藻仔の語る通り、こちらの方は間違いなく綺麗に整った盛り方がされている。
これには海もブリジットも、そしてテーブル全員が確かに納得していた。
――しかし、もう一つの方はそうは行かない。
「~♪」
楽しげにちくわをパイプ代わりに咥えつつ、すばるもまた毬藻仔と同じように作業をしていたのだが――
「おぉ、すごいのだ、ちくわだらけなのだ!」
「……いや、これは盛りすぎだろう」
真央と共にその様子を見守る修ではあったが、どう見たとしても量が多い。
確か、初めに聞いた限りでは【ブリ】のステーキだったはずなのだが、微かに姿を覗かせるだけでステーキ自体の姿はほぼ見えていない。
「はっは、気にしちゃ駄目さ、やがみん」
それでも、器用にちくわとブリステーキを小皿へと取り分けつつ、すばるもまた毬藻仔と同じようにテーブルの生徒達へと配っていく。
――一人、明らかに間違った量のちくわが乗っている生徒を除いて。
「……すばる、貴方まさか私にこれを全部食べろ、なんて言ってないわよね?」
あくまでメインはブリステーキである。
だからこそ、大量に乗っては居たが、それでも人数分に分けるに辺り、個人に渡るちくわの量はある程度常識的な量になっていたのだ。
が、ブリジットの皿は違う。
わざわざすばるがブリジット用の小皿を持ち出し、それこそブリステーキが端っこに隠れるほど大量のちくわが乗せられていたのだから。
「ブリジットさんにはお世話になってるからね。なななんとっ! 当社比5倍の大盤振る舞いさ!」
ちなみに、すばるにとってはこれは本音であり、本心である。
嫌がらせでもなんでもなく、当人至って真面目にブリジットが喜ぶようにとこうして用意していたのだ。
「メ・イ・ン・は・ど・っ・ち・な・の・よ!」
ゆっくり一言ずつ、すばるに分かりやすいように、これはおかしいとブリジットが伝えるが――
「ははは、やだなぁブリジットさん。そんなに喜んでもらえるなんて」
それを素敵な笑顔で切り返すすばるである。
盛大なため息をつきつつ、ブリジットもまたこれ以上言っても無駄かと、半分諦めに近い形で箸を手に取っていた。
毬藻仔が作ったシャリアピン・ステーキは、メインにふさわしく、見た目どおりの好評価をたたき出す結果となり、第二テーブルを離れる形でソワカの入る第一テーブルへと姿を消していた。
すばるもまた、ブリジットの一方的な言い争いはあったものの、実際の所はちくわにしろブリステーキにしろ、味自体は決して悪くなかった為に、量だけの問題であった以上、言葉を続ける事は無かった。
――しかし、ブリジット自身、ある程度覚悟していた効果は体に現れることが無かったのは意外ではあったが。
「……ブリジット」
「あら、修。どうかした?」
ベルが鳴るまでの少しばかりの休憩時間。
各テーブルでは、それぞれの生徒達が話しをしている中で、修がブリジットへと声を掛けていた。
「気づいているだろう、お前も」
どこと無く、真剣さを伴った目を、修はブリジットへと向ける。
――今の所は、特に妙な料理は出てきてはいない。
創作であったり、基本的な料理だったりはするが、あくまで食べられる物が中心となって出てきてはいる。
これ自体には、特に目をつけるべき所は無い。
だが、一つ。修にとって気になる点はあったのだ。
「――そうね。【料理】自体には問題は無いわよ、おそらくは」
からくりがどうなっているかは、ブリジットもまだ分からないが、これだけは確信を持って言える。
元は出された料理を疑っていたのだが、その考えを一時改め、料理ではなくそれに後付された【何か】ではないのかと考え直していた。
だからこそ、そう言った意味を含めて、ブリジットは修の問いに答えを返す。
「新井が話してくれるかとは思ったが、先ほどの様子を見る限りでは、話すつもりは無いらしいな」
「えぇ。あちらの帝王様にでも口止めされているんでしょうね。まぁ、今の所は私が何か手を打つ、と言った考えは無いわよ」
今の状況では、食事を食べ楽しむだけ、と言った状況だけであるのだから、ブリジットにとって何かしらの手を出すような事はしない。
ルールである以上は、それは守るつもりでいる。但し、それを越える範疇であれば容赦するつもりは無い。
そう言った意志を籠め、ブリジットは言葉を口にしていく。
「珍しいな。何か隠されているのなら、暴きたがると思ったが」
「状況を見ているだけよ。何しろ、ここは【目立ちすぎる】からね」
各テーブル間はそこまで離れているわけでもなく、ある程度周囲を確認するつもりであれば、誰がどう動いているか、と言った物は手に取るように分かる。
唯一中が分からないといえば厨房付近であり、こちらには既に調理を終えたであろう美食クラブの生徒が数名代わり代わりに入り口に立つ事で封鎖もしている。
だからこそ、現状はほとんど手を出せない、と言った方が正しい状況であったのだ。
「そうだな。では、手が思いついたらその時にでも動くか」
「余り派手にはしないようにね。ま、直接聞いた所ではぐらかされるのがオチでしょうから期待しないことね」
ソワカの性格上、何が起こっているかを聞いた所できちんとした答えを返すとは思えない。
その為にブリジットはすばるに聞いたのだが、結果は不調に終わっていたのだ。
修も分かっているとだけ口にし、そのまま自分の席へと戻っていく。
・ソワカちゃん&圭花評価
【シャリアピン・ステーキ】
ソワカ【7】
正統派のメインですね。
さすがとだけ言っておきましょうか。6番(ゼックス)マジ天使。
とはいえ、趣向が無いのはいささか残念でしたので、料理のみの加点ですよ。
圭花【6】
悪くないわね。結構おいしかったわよ。
だけど、こんなんじゃ足りないわね。全部食べるまで、とか言ってた割には量が少ないんじゃない?
もっと持ってこないと満足なんて出来ないわよ(ドヤ顔で)
【ブリのステーキ~ちくわ添え~】
ソワカ【6】
19番(ノイン・ツェン)はもう、ちくわぶにでも入って入ればいいんじゃないでしょうか。
謎の白い液体はドコー?
というわけで、料理の加点はこの程度と言った所ですね。
圭花【5】
ちくわ、ねぇ。
いやまぁ、悪くは無いけど、どっちがメイン、これ?
味は悪くないけど、もう少し色味があるといいかもねって事で私はこれで。
【メイン四品目(洋食):寝子島風ハンバーガー】
ここまでの料理は、現在の所、全ての席の生徒達が無事に完食している。
多少の差はあれど、程よくお腹を減らしている影響もあってか、満腹になっている者の姿は見受けられない。
その為に、まだまだパッチコイとばかりに生徒達の目は輝いていた。
その中で、ベルと共に置かれた料理は夏朝が作成した【寝子島風ハンバーガー】である。
事前のりんごも評価は悪くなかったが、今回の料理は、非の打ち所が無い程度に美味しく、評価も上々であった。
「ふむ、いい感じですね。悪くありませんよ、ツヴェルフ」
四種類のバーガーは、綺麗にそれぞれを四等分に切り分ける形を取り、その上には緑・黄・赤・青と四色の旗が立てられている。
全てが違う味であり、それを示す為の目印ではあったが、旗には夏朝が自前で描いた可愛らしい絵が描かれており、これもまた先ほどのりんごと同様に目を引く代物となっていたのだ。
「えへへ、ありがとう」
りんごの時とは対照的に、ソワカはこのバーガーに対して、決して悪くない評価を夏朝に伝える。
「うんうん、ホント美味しいねぇ。でも、随分と手先器用だよねー」
実際、旗にしろ猫型のりんごにしろ、ある程度の技術が無ければどちらも製作自体は難しい物である。
食べる方が専門である佳奈は、こうした料理に対しての技術を目の前で見せられた事に対し、そんな純粋に感想を述べていた。
「んん~……でも、好きなだけだよ」
好きこそものの上手なれ。
大半が猫をモチーフにしたものではあるが、それも料理に用いれれば夏朝は十分にその実力を発揮出来る。
そうした物を皆に見せられた、夏朝自身の成果であった。
「猫ちゃん……今日は連れて来てない?」
不意に、バーガーをゆっくりと飲み込んだ後、みゆきがそんな事を口にする。
「あ、うん。ちゃんと連れて来てるよ」
以前、夏朝と共に、自分がいつも持ち歩いているパペットの【友達】となってくれたみゆきに、夏朝はそう答える。
比較的、というより先ほどまでゾンビやらソワカの影響でやや取り乱し気味のみゆきにとって、夏朝の存在と、そしてその友達である猫型の人形は、十分に癒される効果をもたらしてくれる。
――あぁ、それが【普通】であったのならば。
「ん……しょっと。ほら、ちゃんとこうして――」
普段通り、夏朝は常備している猫型パペットを取り出し、その手につける。
――しかし、そのパペットに対して、なぜか周囲の目が異常に光り輝いている事に、夏朝は気づかなかった。
「ね、ちゃんと――ふにゃ!?」
ガバっと、みゆきが突撃するよりも早く、ソワカと圭花が【猫型】パペットに飛びつく。
「あぁ、なんといえばいいでしょう……これは是非撫でなければならないと、私の右腕がうずくぅぅ!」
「う、うずくっていうか……いやもう、駄目だってのぉぉ!」
もみくちゃにされるように、夏朝の猫型パペットはソワカと圭花、そしてそれに続きテーブルに座る他の生徒達の手により【なでられていく】。
「あ、や、ちょ、皆、まってぇ!?」
流石にこの状況には夏朝も慌てるが、なるほどよく考えれば思い当たる点はあった。
――確か、料理を終えた後に【アレ】を振りかけたんだっけ。
それも、【猫さんをなでたくなる】って考えながら。
「……可愛いねぇ」
みゆきもそれの効果に押されるように、ソワカ達の合間を縫いつつ、友達であるパペットの頭をなでていた。
・ソワカちゃん&圭花評価
ソワカ【7】
猫こそが正義。いい特技じゃぁないですか。
味も山と海の幸を混ぜたものだけあって、十分高評価です。
しっかり挽回できたようですね。
圭花【6】
猫……なでる……。
――はっ!? 私、一体何を……。
あ、味? 良いと思うわよ。おいしかったし。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月25日
参加申し込みの期限
2013年09月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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