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【メイン六品目(洋食):ビーフシチュー&ロールキャベツ】
厨房でのひと悶着の後、なぜか配膳を手伝わされることとなった修とブリジットにより、マウンテンもやしが綺麗に片付けられたテーブルには、言嗣の料理が配られていた。
「まったく、なんで私が……」
ブツブツと文句を言い続けるブリジットではあったが、こちらはこちらでほぼ修たちに任せる事により一切配膳の手伝いはしていない。
ただ単に、後に続くように歩いているだけ、と言った方が正しい行動であった。
「あらぁ? アーチャーさん、そんなにノインウントドライスィヒの料理が待ちきれなかったんですねぇ?」
――人の神経を逆撫でしたいのか、とでも言わんばかりの言葉。
まるで、さもブリジットがそうしている事が当然の結果であるとでもいわんばかりの笑顔で、ソワカはその言葉を口にしていた。
「くっ……! えぇ、そうですとも!」
何もかも分かっていた、そんなソワカの笑顔に、ブリジットはあえて自分で料理が乗せられた皿を取り、ソワカの前へと勢いよく置く。
「給仕姿も中々、悪く有りませんよ。えぇえぇ、愛でたいくらいにはねぇ」
「ふん!」
それだけを行い、ブリジットは怒り収まらぬ、と言った顔のまま自分の席へと戻る。
「……まったく、余程そちらに手玉に取られたのが気に入らないようだな」
「まだまだ青い、という事ですよ。キャハハハ!」
修としては、条件が不利の中での負けであった以上、ある程度の諦めはついている。
とはいえ、なるほど岩国とはこういった人間か、と言った理解も出来てはいたのだが。
「さて、配膳も終えたようですし、貴方も戻る事をお勧めしますよ。大事な大事な食べるお仕事が待っていますので」
「あぁ、そうさせてもらう」
その一言だけを口にし、修もまた、庚へとサービスワゴンを任せ、そのまま席へと戻っていく。
そうして各自のテーブルに置かれた料理は、メインの洋食としては最後となる、言嗣特製の【ビーフシチュー】と【ロールキャベツ】であった。
「煮込みに少々時間が掛かったものでね。配膳が少々遅れてしまったが、食べてみてくれたまえ」
騙して集めた上に閉じ込めた側という状況の中、見事なまでの上から目線と共に言嗣はこの一言を第一テーブル側から全員に口にする。
元よりの性格ではあるが、ソワカ並みにここまで尊大に振舞えるのは、おそらく美食クラブの中でも言嗣以外にはいないだろう。
「へぇ……見た目は悪くないわね」
とは言え、そんなものはここまでのソワカで大分慣れたのか、気にする事無く圭花は目の前に置かれた料理を見る。
もやしの後というだけあって、味のある物、そしてなにより香る匂いは、なるほど確かに言嗣が自信を持って語るように食欲をそそるものであった。
「言嗣くん、料理も上手だったんだねー。すごいよー」
こちらもこちらで、雅人は純粋に言嗣に対して料理の感想を口にする。
「はっは、当然の事を口にしても喜ぶ事ないのだよ、千鳥君」
「……なんだ、この漫才の様な状況は」
ピコピコとアホ毛を動かしながら話す雅人に、当然だと軽く流す言嗣。
なんともツッコみたい状況の中、煉は一人冷静にそんな感想を口にしていた。
「で……でも、大丈夫、なのかな……?」
「さっきのもやしに比べたら、随分マシだと思うよー」
心配そうに料理を見つめるみゆきに対し、こちらはこちらで元気に佳奈が返事を返す。
もやしに関しては、みゆきが無理っぽい状況だったせいか、佳奈がしっかりとみゆきの分も食べていたのだが、今の所はお腹が膨れた、と言った事を話してはいない。
だからこそ、目の前に出された料理も、きちんと食べきるつもりでいたのだ。
「さぁさ、皆さん冷める前に食べなければいけませんよ。美味しく、楽しく、いただこうじゃぁありませんか」
ソワカが後を押す形で、テーブルに座る全員に声を掛ける。
実質、ソワカ自身はここまでの料理の中で【どのような効果が出るのか】と言った話しは一切聞いていない。
なによりも食を楽しむ、と言った趣向が先走っているせいもあるが、状況を楽しんでいるといった節の方が大きいようにも見えないでもないが。
「では、味の感想など、期待しているよ」
天晴れの扇子を広げつつ、言嗣は一言、箸とスプーンに手を伸ばす生徒達に声を掛ける。
――その扇子の下で、少しばかりの笑みを浮かべながら。
――結果だけ言えば、当然ながら各テーブル共に騒ぎが起こる結果となっていた。
「……さて、期待通りになった、はいいのだが……」
第一テーブル側に居た言嗣は、なぜか少々困った状況になっていた。
ソワカが見事に暴走しつつ、他を巻き込みながら起こっている乱痴気騒ぎを尻目に、言嗣の側にはなぜか圭花の姿があった。
「桃川君、どうでもいいのだが近すぎないかね?」
「そう? 別に近いも何も無いと思うけれど」
位置としては、立ちながら様子を見ていた言嗣の隣――いや、隣というよりはほぼ肩が当たる辺りに居る、と言ったほうが正しい。
言嗣が料理に仕込んだ調味料の効果は【気分がひどく高揚する】と言った物である。
どう高揚するのか、そちらの効果はどうにも人それぞれらしいのだが、圭花はその高揚した気分をぶつける相手として言嗣を選んでいたのだ。
「ね、畑生君……」
眼鏡越しに見えるのは、圭花の濡れた瞳。
正直さっぱり興味の無い言嗣にとっては、まさか自分に標的が向くとは思っていなかった手前、なんとも傍迷惑な感情しか抱いてなかったのだが――
「自分で作った物だし、せっかくなら食べないと損だよねぇ!」
ピシリ、と言嗣の表情が固まる。
気分が高揚した、とは言え、なぜこちら側に高揚しているのか。
「当然だとも。しかし、これは君達に作ったものだからね。私が食べるよりは君達が食べたほうが良いだろう」
表情を変えず、言嗣は圭花の言葉を逸らそうと試みる。
――が、当然ながらそんな事を聞くほど、圭花は冷静ではない。
効果に押される形で、既に目の前のテーブルには小皿に入れられたビーフシチューが用意されており、尚且つわざわざスプーンで掬いつつ、圭花は言嗣に差し出していたのだ。
「はい、あーん」
とびっきりの笑顔と、男子なら一度はあこがれる女子からの【あーん】攻撃。
但し、食べた後に自分がどうなるか分からない効果付きといった迷惑すぎる特典付きである。
「はっはっは、そうか、嬉しいね。女子からの誘いを断るのも無粋、と言った所か」
それは諦めた言葉なのか。
言嗣は、ゆっくりと口を開け、圭花から差し出されるスプーンを受け入れる体勢を取る。
だが、その瞳は圭花ではなく、学食に付属されている時計へと向けられる。
――残り時間は大よそ30秒。
おそらく【まとも】に戻れば、圭花とてこの状況を恥じるか、もしくはおとなしく下がってくれる筈だと、言嗣は考えていた。
「じゃあ、はい――って、あら?」
微妙に顔を動かす事で、言嗣は圭花のあーんを回避する。
「おや、入らなかったね。狙いが外れたようだ」
残り10秒、もう一度のトライをする前に、おそらく効果は切れる。
――だが、それは言嗣にとって圭花本人の性格を余り知らない故の、致命的なミスであった。
「ならもう一回――って、あれ?」
不意に、圭花の意識が元へと戻る。
三分間の効果、それが切れた事により、普段の圭花へと戻っていたのだ。
「桃川君、もういいのかね?」
様子から見て、言嗣は圭花が元に戻ったと判断する。
――そう、元に戻ったのだ。
圭花本来の、無暗に困らせて喜ぶ、と言った意地悪な圭花に。
「……ふぅん、なるほど」
自分に何が起こったかを理解するより早く、この状況は使えると圭花は判断する。
今まで何をやっていたか、その記憶はあるのだ。
なら――続けないわけが無い。
「食べてくれるよね、畑生君!」
「……何?」
にこやかに、なによりそれが困る事だと理解した上で、圭花は元に戻ったにも関わらず言嗣へと続きを促していた。
食べるまで逃がさない、そんな表情をしっかりと作りながら。
・ソワカちゃん&圭花評価
ソワカ【8】
実に楽しめました。えぇえぇ、桃川さんに弄られるノインウントドライスィヒも中々に楽しいものも有りましたしね。
料理の味も悪くありません。高評価をつけてもいいレベルですよ。
――ご苦労様です、とだけ付け加えておきましょうか。
圭花【6】
料理は悪くなかったわよ。
弄りがいもあったし、私的には十分満足ってとこね。
とは言え、結局逃がしたのは残念って所かしら。
せっかくなんだし、食べてくれてもいいと思うんだけどねー。
【メイン七品目(和食):精進料理と鯛飯のセット】
残す料理も少なくなっていく中、流石に集まったメンバーの中には限界に近づく生徒も増え始める。
もちろん、そんな事を気にする事無く、未だに元気に食べれると言った生徒も半分程居る事も忘れずに付け加えておくが。
幾度目かのベルが鳴り響く中、先ほどまでの洋食とは違い、今度は質素とでも呼べば良いのか、和風の料理が各テーブルへと配膳されていく。
「むむ、今度のは綺麗に並べられているねー!」
第二テーブル側では、神下が一つ一つの料理を説明しながら配膳を行っており、荒太郎はその説明と並べられた小ぶりの食器に盛られた料理への興味を示していた。
「精進料理、とでも言えばいいでしょうか。先ほどまで皆様が出していた料理と比べると薄味となりますので、美味しく感じるかどうかは分かりませんが……」
本来の精進料理では、肉や魚を禁じたものもあり、テーブルに出された料理もそれに習い、ご飯ともう一つ合わせる形で出した一品以外は全て野菜で作られた物である。
もちろん、神下自身もご飯もあわせ野菜のみで出すつもりであったのだが、こちら用に用意していたはずのご飯は全て歩に食べられてしまっていたのだ。
「いえ、そんな事はありません。それに、こちらの鯛の入ったご飯もおいしそうです」
「そちらは庚さんが調理した物ですね。大変、美味しいと思いますよ」
五月の言葉に、神下はそう切り返す。
それを補う形で、庚が作っていた鯛飯を出す、と言った提案を神下は受けていた。
思う、と言ったのは、歩用として庚がこちらの一部も食べさせた結果、話した感想からである。
「あら、これ庚君が作ったのなんだ?」
「はい。少し困っていたので、助かりました」
ふーん、とだけ口にし、五郎八はさっさと料理へと箸を付ける。
少なくとも、ここまでの神下を見る限り、何かを仕掛けたといった様子は見られない。
加えて、庚であれば自分にとって不利な事はしないであろうと言った信頼もあった。
――裏切ったら裏切ったで、後が怖い事を、庚もまた知っていたのだから。
「……ん、おいしい」
「そうだねー。さっきのとあのもやしの山に比べると、随分ホッとできるよぉ……」
【ほっとする】味、とでも言えばいいのか。
しみじみと、そんな味を楽しむように、澄佳は料理へと手をつける。
同じように食べる五郎八にも、ここまで余り料理に手をつけなかった分も合わせ丁度いい量に収まるこの料理へ、こういった感想を自然と与えていた。
「よかったです。皆さんに少しでも美味しく食べてもらうのが、一番嬉しいですから」
表情こそ余り顔に出す事はしないが、神下は五郎八の感想を素直に受け取る。
もちろん、好きで出さないわけではなく、元からそうした表情を作る事が苦手な為に、こうした表情しか作れない、と言った面もあるが。
「えぇ、本当に美味しいですよ。こちらも……そうですね、例えるならアルパカの鋭い視線のような味、といえばいいでしょうか」
五月が手をつけるのは、肉料理としてのもう一品である【鶏肉の挟み焼き】である。
鶏肉に薄く切れ込みを入れ、その間に煮込んだみじん切りの鹿肉と野菜を挟み、オーブンで焼いた肉料理ではあるが、五月からも、そして他の生徒からも好評を得ていた。
――料理名に【片羽スペシャル】とつけようとしていたのは内緒であるが。
「アルパカ、ですか。意味が分からず申し訳ありませんが、ありがとうございます」
相変わらず、味の評価の付け方がアレではあるが、五月なりにこれでもしっかり褒めているのである。
先ほど突っ込んだ響也は、ため息をついたまま放置しているが。
「でも、野菜が多いねー。精進料理ってこう言ったのが多いのー?」
「はい。もちろん、肉を使った料理も有りますが、私としては野菜を味わっていただきたいんです」
荒太郎に話しを振られた事で、神下の表情が少しだけ嬉しそうに変わる。
元より、神下はこうした野菜中心の料理、というよりも野菜が好きというだけあって、今回の料理も大半がこうした野菜を使ったものだったのだ。
だからこそ、荒太郎の問いかけに、熱心に一つ一つ返していた。
「……なるほどな。どれもこれも同じだと思ってたが、そういったのもあるのか」
余り興味の無かった響也ではあるが、そうした神下の話を聞きながら、精進料理へと手を伸ばす。
――薄味ではあるが、なるほど五月が話していた通り美味しいと感じながら。
「興味があれば、響也さんも一度作ってみてはいかがでしょうか? よければお教えしますよ」
そんな響也を見ながら、神下はそう口にしていた。
・ソワカちゃん&圭花評価
ソワカ【総合点6】
箸休め、と言った所でしょうか。
新人ながら、中々にいい料理を作るようですね。悪くないですよ。
但し、何も仕掛けなかったのは残念ですねぇ。
それにしても、まったく、ズィーベンはもう少し楽しくかき回す事を覚えないと駄目駄目です。後でおしおき決定ですね。
圭花【総合点5】
ん~……味が無い?
今までのが結構味が濃かったってのもあるけど、何、精進料理ってこんなもんなの? ちょっと拍子抜けね。
ま、他の二品はいい感じだったけど、精進料理側に減点って事で、私には合わないからこんな感じで。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月25日
参加申し込みの期限
2013年09月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月01日 11時00分
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