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いっしょにスイーツ・タイム♪
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「なんかちょっと、わくわくするな……」
そう呟いた
佐藤 英二
は数日前の事を思い出していた。
学校帰りに『スイーツショップのモニター』というアルバイトを聞き、彼は1つ頷く。
(それにしてもケーキ食べ放題って文字通り美味しいアルバイトだなぁ。あ、そうだ!
野々さんも誘ってみよう!)
ぱっ、と思い浮かんだのは、元気いっぱいな女の子、
野々 ののこ
だった。丁度良く通りかかったののこを呼ぶと、彼女は笑顔で駆け寄ってくる。
「英二くん、なになに~? どんな話?」
「野々さん、大ニュース! ケーキを無料で好きなだけ食べれる美味しいアルバイトがあるよ。今度、一緒に行かないかい?」
「! いいね、それ! 部活がないか確認してみる~!」
と、モニターの件を話せば、ののこはすぐに食いついた。彼女は同じ部活の先輩から部活が無い事を確認した上で英二と参加する事を決めたのだった。
そして現在。
「えへへ~♪ 今日はケーキ食べ放題で感想を言うお仕事なんだよね?」
「そうだよ。実を言うと甘い物って結構好きだから楽しみなんだよね」
春らしい色合いのブラウスとプリーツスカート姿の、ののこと共に英二は楽しげに話しつつお店に入っていた。ガラスケースの中には見た目も可愛く美味しそうなケーキがずらり。
「これ、全部食べ放題?」
「まぁ、残したらいけないって約束だから食べられるだけって具合だけどね」
ののこが思わずごくり、とよだれを飲み込みながら問い、英二はルールを思い出しながら頷く。2人は目に入ったケーキを幾つか注文し、早速食べてみる事にした。
(これは……上品な味わいだな)
英二が目を見開いたのは、オペラ。濃厚なチョコレートの風味が、王道の味だな、と思わず姿勢を正すほど、美味しく感じたようだ。
(たしか、オペラって作るのが大変って聞いた事があるような……。チョコレートを仕込んだスポンジもしっとりと美味しいし、コーヒーにも合う)
コーヒーを飲んで一息ついていると、ののこと目が合った。彼女はベリー系4種が乗った煌びやかなタルト『ベリーワルツ』を食べているのだ。
「オペラって食感がしっとりしてそうだね」
「よかったら1口食べてみる?」
ののこがオペラに興味を持ったので、切っていないほうを向けてお皿を進めてみる。彼女は礼を述べてフォークを入れる。そしてパクリ、とオペラを食べると目を丸くした。
「ん~っ! これ、大人の味がするね! もしかしてお酒も使ってあるのかな?」
「そうみたい。お菓子の中には風味を出すためにほんのちょっとお酒を使うのもあるから。もしかして、苦手?」
心配になって英二が問いかけると、ののこは首を振った。
「ううん、大丈夫! ただ想像した味より美味しくてびっくりしちゃったの」
ののこの嬉しそうな顔に、思わずとくん、と英二の心臓が跳ねる。どうそれをごまかそうかと仄かに頬を赤くしたまま考えていると、彼の前にタルトの皿が。
「こっちも半分こ、しよ?」
「う、うん!」
英二は『ベリーワルツ』を少し貰い、食べてみる。と、こっちはこっちで程よい酸味が口いっぱいに広がって、なかなか美味しい。見た目の華やかさに勝るとも劣らない。
(上品なタルト生地の風味と上手く調和が取れている……。これはコーヒーより紅茶の方が美味しくいただけるかも。後味もすっきりしていて、食べやすいな)
と、口元が綻んでいく英二。彼はコーヒーを飲んで一息つくと、今度はバタークリームの風味が豊かで、形もかわいい『ビバ・ネコジマ』にフォークを入れた。こちらはオペラとはまた違う濃厚さとしっとり感が味わえ、僅かに頷く。
(さっきのタルトもいいけど、こっちも捨て難いな。しっかりと甘いものを楽しみたいときにおすすめかも。この癖のないバタークリームの風味が美味なんだよね)
ほかにも色々ケーキを試してみる英二たちだが、英二のなかでのお気に入りは、すぐに固まった。
ケーキを幾つか食べた後は、紙を貰ってベスト3をまとめてみる。ののこはののこで簡単にではあるが感想を書いているようだった。
「ん? 英二君はこの3つがお気に入りなんだね?」
ののこが笑顔で問いかける。そこに書かれたベスト3は、3位が『ベリーワルツ』、2位が『ビバ・ネコジマ』、堂々の1位が『オペラ』であった。
「うん。 野々さんは……あのタルトがお気に入りなんだ」
ののこが書いた感想も、彼女らしくて。それでいて単純明快でわかりやすい。きっとお店の人たちも納得するだろう、と英二は思った。
その帰り道、クラスメイトに「デートの帰り?」なんて言われてドキドキし、ののこに不思議そうな顔をされる事を、この時の英二は全く予想しなかった。
だが、後から考えてみると……片思いの相手である女の子と2人でスイーツショップ……。他人から見れば、デートにも見えなくも無い。
(……でも、一緒にスイーツが食べられてうれしかったな)
英二はののこを桜花寮に送った後……、頬が赤いまま、小さく「楽しかったな」と微笑んだのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月17日
参加申し込みの期限
2017年10月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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