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ユメユメ事変 害魂使い
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猫鳴館は寝心地が良いと評判だ。
北里 雅樹
もご多分に漏れず、休日を惰眠を貪ることに使っている。
「……ん? 電話?」
そんな彼のスマホには、
椎井 莉鳥
のアドレスが登録されている。
中でもよく使う連絡先としてである。
それは恋人関係であった名残というより、変える必要がなかったから変えていないというだけの、ある意味彼らしい残り方だった。
そのアドレスから通話の連絡。
メールやニャインではなく通話というところに、緊急性を読み取った。
雑音を嫌う莉鳥は、よほど必要な時でなければ電話をかけてはこないのだ。
「……なんだ」
通話を開始。タップしてスピーカーモードに切り替えると、布団の中でのっそりと寝返りを打った。
「今から寝子中前に来て」
「…………デートにしては変な場所だな」
「デートの誘いに聞こえる?」
「いや」
雅樹はそう言いながら、既に着替えを始めていた。
「で、俺は何すりゃいいんだ?」
理由を詳しく問わねば動けないほど、彼らの仲は浅くない。
背が低くやせ形の、小南という男が寝子島中学校の前に立っていた。
中学生には見えないし、かといって保護者という雰囲気でもない。
その不審さに、部活動中の生徒たちが訝かしげに見ている。
中でも最初に声をかけたのは、そのOGであるところの莉鳥であった。
「ちょっといいかしら」
「…………」
小南のターゲットであるはずの莉鳥が向こうから現われたことで、小南は内心で笑った。
今すぐ彼女を殴り倒すか。
どのように?
これだけ衆目に晒されているのだから、一度派手に暴れてフツウを破壊してからのほうが確実か?
そう考えている間に、莉鳥は小南の胸を指さした。
目を閉じる。
それが能力発動の瞬間であることを、小南は知らなかった……が、放電の感覚を知ることだけはできた。
「この……!」
小南も能力を発動。影響が弱いうちに遠く離れにかかった。
まず最初に抱いたのは警戒。
莉鳥の能力が指向性のある放電ではなく自らへの帯電であった場合、手を出すのは愚策だ。しかも先手を打って攻撃してきたということは何かしらの理由で小南の襲撃をしっていたということになる。
莉鳥はその場から転身し、走り出す。
向かうのは学校の技術室だった。
本来なら締め切っている筈の窓が開放されている。その窓を通じて、莉鳥は屋内へと転がり込んでいく。
(攻撃してすぐ室内に逃げ込んだか。だがこの能力から逃れることはできないぞ)
小南も同じルートを通って屋内へ――。
侵入した、その瞬間。
窓の下でスタンバイしていた雅樹が、タイミング良くパチンコ玉を発射した。
肉体や精神が加速していたとしても、意識の死角を補えるわけではない。
奇襲や罠に対する脆弱性を残しているのだ。
足にパチンコ玉をくらった小南は着地を失敗して転倒。
しかしその段階で察した。莉鳥は完全に襲撃を予知している。そのために戦いづらい場所へ誘い込み、仲間を偲ばせて奇襲を行なった。
「けど、一撃で仕留められなかったのは残念だったな!」
莉鳥と雅樹が認識したフツウの崩壊。それを利用し、小南は高速移動を開始した。
雅樹の頭めがけ、木刀を振り込む。
対する雅樹は目を大きく見開き、そして僅かに笑った。
パチン
と、引き延ばされた風景の中で何かがはじける。
火花だ。
火花が別の火花を産んで、更に広がる。
そうしたことで、小南はようやく理解した。
木屑か石灰か、この空間にだけ。空中にだけ、粉塵が拡散していたこと。
そのすぐそばに、同じように木くずを含んだ袋が投げ込まれていたこと。
そこへ、莉鳥が放電を行なったことで――。
「自爆する気か、こいつ!」
きわめて小規模かつ影響の小さい粉塵爆発が、小南を襲った。
さらなる放電と打撃により、小南は意識を失った。
が、一方の雅樹は全くの無傷。
彼の精密な目には、空中にある粉塵の有無とその影響範囲がきわめて正確に判別できていたのだ。
「で、こいつはどうする?」
「一旦不法侵入で通報かしらね」
フツウを壊そうとするフシギ存在。
だがそれを追求するには、小南たちはあまりに端的すぎる。彼らを締め上げたところで得られる情報は少ないだろう。
今は泳がせ、より大きな情報に接続するのを待つのだ。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月19日
参加申し込みの期限
2019年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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