this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ユメユメ事変 害魂使い
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
寝子島は今日も平和な風景の中にあった。
本土とつながる鉄道を通り、寝子島駅の改札を抜けた小太りな男。
「なかなか人がいるじゃん。もっと人通りと物の多いところで暴れてやるかな」
男はにやにやと笑い、販売所でチョコレートバーを買うとそれを囓りながら歩き始めた。
(あいつが柳原……か)
ササヤキの予知イメージによって顔を知っていた
雨崎 荒太郎
。
彼は眼鏡と花粉症向けマスクで顔を隠すと、何かを引きながら柳原へと接近した。
「こんにちはー! 見かけない方ですけど、観光っすか?」
にこやかに話しかける荒太郎。
彼は観光用の人力車を引き、和服を着ていた。
いかにも観光案内といった風情に、柳原は首を傾げる。
「べつに……いや、そうだな」
ここで追い返してもいいが、島の住民なら人通りの多い場所を知っているだろう。
そう考えたのだ。
「この近くで特に賑やかな場所に連れていけよ。商店街とかだといいな」
「なるほど! わかるっすよ、どうぞどうぞ!」
柳原を人力車に乗せると、荒太郎はマスクの下で笑った。
一連の様子を物陰からみていた一人の少年。
八神 修
。
修は同じくササヤキから予知情報を受けてこの場所へやってきたが、事前に商工会からイベント用の人力車を借りるように交渉している荒太郎を発見。生徒会の肩書きを使って交渉に加わることで、この作戦を知ったのだった。
「それにしても雨崎、ファインプレーだったね。能力発動条件として地面に足をつけている必要のある柳原は、車両に乗せてしまえば安定しない。これがバスや電車だと安定しすぎて地面として認識しやすくなってしまうが……人力車の不安定さならほぼ無防備にできるだろう」
修はスマホをGPS追跡画面へと切り替えた。
荒太郎がポケットに入れているスマホから自主的に発進された情報が、修のスマホのマップに表示されているのだ。よく待ち合わせに使われたりするアプリである。
「万一途中で戦闘になっても追跡できる。今はつかず離れずで追いかけよう」
スマホを自転車のホルダーにセットすると、修はロックを外して自転車をこぎはじめた。
人力車というのは不思議なもので、一定速度にのるとその勢いのまま風のように走ることが出来る。
景色を見る余裕はあれど、走行中に下りるには不安定。そんな特徴もあって、柳原は暫く人力車の走るままに任せてチョコバーを囓っていた。
「おい、ここは商店街か?」
「いえいえ、ここは地元の人が使う小さい商店が並んでるとこっすよ」
荒太郎が走っていたのは参道商店街から大きく一本外した通りであった。
人通りは少なくないが、柳原が全力で暴れるには少々弱い。
だがそうしているうちに、人力車は徐々に寝子島神社へと近づいていった。
「おい、明らかに人通りが少なくなってるぞ」
「そりゃあそうでしょう。神社に向かってますからね」
「おい! 違うぞ! 俺は人通りの多い場所に行けっていったんだ!」
「知ってるよ」
荒太郎は、ニヤリと笑ってマスクをずらした。
「てめぇ……!」
柳原の本能が、荒太郎の危険を察知した。人力車の上で無理矢理立ち上がり、走る荒太郎を蹴りつける。
それを回避するべくターンブレーキをかけ、転がるように離脱する荒太郎。
このとき僅かに浮遊能力を使ったのを、柳原が察する余裕はなかった。
車両と共に滑っていったせいで柳原に強い混乱を与えたからだ。
「この俺にこんなことして、タダで済むと思ってねえよなあ……!」
怒りの表情で飛び出す柳原。
地面に足をつけると、人力車を浮かせて投げつけてきた。
「げえ! 念力使い!?」
慌てた振りをして飛び退き……つつ、能力を発動。
飛来する人力車に対して念力を行使し、飛んでくるスピードとねらいを僅かにずらした。
「こっちだ!」
自転車をおり、駆け寄ってくる修。
スリングショットからゴム弾を放つと、軌道を修正して柳原の頭部へと命中させた。
「痛えっ!? この……!」
反撃に出る柳原。
だが、彼の物体浮遊能力は発動しなかった。
なぜなら、シャツのボタンを分解し前をはだけさせた柳原の服に物体操作を行使し、僅かに地面から浮かせていたからである。
「今だ、雨崎!」
「よし……!」
手を翳し集中。
強い集中によって、倒れていた人力車に念力をかける。勢いよく柳原に叩き付けられた人力車は、そのまま脇の耳福池へと柳原もろとも落ちていった。
「よくも能力を見せびらかしてくれたな。力に溺れる奴ぁ、池にでも溺れちまえ!」
「し、しまった! ここじゃあ地面が……!」
柳原はばたばたと暴れながら、しかし水を吸った布の重みで沈んでいった。
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ユメユメ事変 害魂使い
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月19日
参加申し込みの期限
2019年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!