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ユメユメ事変 害魂使い
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柳原から少し遅れて、背の高い男が寝子島駅にやってきた。
背を丸めポケットに手を入れ、どこか寝不足そうな顔をした陰気な男である。
人通りは多く、しかし駅前の道路もあって障害物が少ない。
「能力を使うには丁度いい空間だなあ……さてと、暫くターゲットが来るのを待つ、か」
男はポケットからスマホを取り出すと、記録されている写真の何枚かを閲覧しはじめた。
(間違いないわ。あれが害魂使いの『孤藤』ね……)
彼の姿をいち早く、そして一方的に見つけた者がいた。
能力で鷲に変身していた
伊藤 美緒
である。
空をしばらく旋回し、周囲の状況を確認してから少し離れた物陰へと着地。変身を解く。
「響君、いる?」
「ああ、ここにいるぞ。伊藤……でいいんだよな?」
別の物陰から姿を見せた
響 蒼留人
。
彼の腕には二本の木刀と持ち運びに適した救急箱が抱えられていた。
「しっかし、本当なのか? そのササヤキやらがいこんっていうのの話は」
「ろっこんがあるんだからがいこんだってあるわよきっと。第一フツウを壊すほど力を増すってのが厄介だわ」
「確かに……な」
蒼留人は顔をしかめた。
能力を強化するためにフツウを壊す。
それは力をみだりに振り回すことをよしとする破滅的な思想だ。
平和な学園生活が、楽しい毎日が、彼らの乱入によって常に壊され続ける世界……そんなものを、認めるわけにはいかない。
「やるぜ! 俺の能力は使えないけど……俺には鍛えた剣道の腕がある!」
蒼留人は強く念じることで刀に変身することができる。美緒と同じ変身系の能力だが、結果的な殺傷力が強すぎるせいで決着した際にフツウを壊してしまいかねないのだ。
「その意気よ。じゃあ、作戦開始!」
美緒は再び変身して空へと飛び上がり、蒼留人は足下に積んでいた立ち入り禁止の看板(こっそり借りてきたもの)を抱えて通りへと飛び出した。
素早く看板を置いて通行人を遠ざける。
相手は勝手知ったる寝子島の住民。この狭い島社会で立ち入り禁止の看板をわざわざ無視するような人はそうそういない。(いることはいるが)
だが、その様子に気づかない孤藤でもなかった。
「あんた……島の奴か。ろっこん使いだな?」
「チッ」
看板を捨て、木刀を握る蒼留人。
「違うなら違うでいい。大けがさせてやれば丁度いい騒ぎになるしな」
対する孤藤は中指を立て、蒼留人へと襲いかかった。
蒼留人は木刀二刀流。一方の孤藤は――。
「ばーか。こっちのリーチは10メートルあるんだ」
闇色の鞭を出現させ、蒼留人へとしならせる。
が、蒼留人が木刀を二本構えたのは格闘をするためではない。
効率的に片方を投げるため、である。
「伊藤!」
「そこよ!」
山鳴りに投げた木刀。それが、鷲の突撃と共に変身を解いた美緒の手にキャッチされた。
完全に後ろをとった美緒の打撃が、孤藤の後頭部に命中する。
「ぐお……!」
ダメージに慌てる孤藤。背後にいる敵と前方の遠い敵。二つのうちどちらを先に倒すかの判断に迷った。
その隙をつき、蒼留人が急速に接近。刀のリーチへ踏み込む。
「遊び半分で力を振るう奴に、守るべきものがある者が負けるわけにはいかないんだよ!」
孤藤の鞭は駅から出てきた民間人や看板を無視した小さな子供たちの見物によって力を増していたが、その強みであるところのリーチを失っていた。
「それでも速度はこっちが上だ!」
鞭を振り回し相手の刀を弾きにかかる孤藤。
最高速度にのった鞭は弾丸に匹敵するという。状況の力によって勢いを増した鞭の速度と威力は、油断すれば刀をはじき飛ばされるほどのものだった。
しかし。
「伊藤君、そっちは任せたから!」
美緒は木刀を構えたまま突撃。
咄嗟に対応を迫られた孤藤は中指を立てて鞭を放った。
美緒に鞭が巻き付き、動きを拘束していく。
が、それが悪手であることにすぐ気づいた。
もう一方から、蒼留人が猛烈にせまっていたのだ。
「鍛え方がたりねえ!」
ゴン、と頭を打った木刀の音を最後に、孤藤は意識を失った。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年03月19日
参加申し込みの期限
2019年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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