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\ オーバータイム!/
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■そしてまたドアを開ける
ジャケットに袖を通し、フックから車の鍵をとる。
朝の早い姉を起こさないように、起きても不安がらないように手紙を残して
志鷹 佑都
は玄関を出た。
早くに眠ると目が覚める。時計の針は未だ深夜をさしているというのに、寝返りばかりをうっている。
睡眠は身体の基礎を作ると言うが、眠れぬままベッドを転がっていては心も晴れまい。
明日は休みだ。早起きに備えて眠る必要もない。
佑都はむくりと身体を起こして、棚の本を手に取った。
時間というものは不思議なもので、時計の針がたちまち一周することもあれば、いつまでも針が進まないこともある。
今の佑都は後者のようだ。本を開いてもまるで読み進めることが出来ない。ヘッドホンをして音楽を聞いてみようかと思ったが、何を聞いてもぴんとこない。
身体にずっしりとのしかかったなにかが、自分を苛んでいるかのようだった。
こんなときは、眠るより起きていた方がいい。
それも少しばかり特別な、そしてちょっぴり派手なことをするといい。
佑都は本を棚に戻すと、ジャケットを手に取った。
湾岸を走る愛車のゆるやかなエンジン音。
カーラジオから流れるマイナーなロックミュージック。
夜の海のそのむこうには、都市部のレインボーカラーがゆれていた。
誰かとみていたなら、はしゃいだ気持ちになれただろうか。
特別な時間にできたろうか。
佑都は空いた助手席を一度だけ見て、カーラジオの音量をひとつだけ上げた。
駐めた車を降りて、扉によりかかる。
手にした缶コーヒーはもうぬるい。
佑都は何気なく携帯電話を取り出すと、アドレス帳を開いた。
沢山ある連絡先の中で、特別なタグのついたある連絡先を開いた。
この番号にダイヤルしたところで、誰も出はしない。どこにもつながりはしない。
けれどのデータを消すのは、なぜだか強くためらわれた。
そしていつも通りに携帯電話をポケットに戻すのだ。
ぬるくなったコーヒーに口をつけると、思ったよりも苦い。
医者になると決めた日と、今とでは、色々なものが違ったように思えた。
うしなったものや、えたもの。もうとりもどせないもの。
けれどその全てが、佑都を前に進めるようにも思えた。
「まだまだ、だな」
佑都は空き缶を強く握りしめると、車のドアを開いた。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月26日
参加申し込みの期限
2017年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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