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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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「見つけた」
ろっこん<CCC>による視覚共有で、犬の粘土細工パド君の視覚情報を共有していた
呉井 陽太
は、北校舎三階の廊下を手を取り合って走るジュンとネネの姿を捕らえた。
「今階段を上って、北校舎の屋上に向かったよぅ」
志波 武道
、
吉祥寺 黒子
、
鷹峰 凪
は、頷き合って屋上へ向かう。
陽子は走りながら武道に話しかけた。
「うーん……いろいろ情報を集めたとこ、能力を使ってるようだけど……もれいびなのかなぁ?」
「んーそんな気はするヨネ。動けなくなるのは、ネネって子のウィンクが発動条件じゃないかな。金髪の子が固まってないってことは、対象が選べる……目視なりの条件も必要か?」
「だよねぇ。ってことはうかつに近づかない方がいいかもねぃ」
「そういうことなら私たちが囮になるわ」と凪が言った。
黒子は「げ」という顔をしたが、凪は平然としている。物静かだが、かつて暗黒生徒会をやっていただけあって、肝が据わっているのだ。こうなっては黒子も付き合うしかない。
音を立てないようにそおっと屋上の戸を開ける。
ジュンとネネは、柵の近くでスケッチブックがどうのと口論していて、こちらには気づいていない。
凪と黒子は、久々に母校に来て懐かしくて屋上に立ち寄りました風な顔で、ジュンとネネに近づいていった。
「初めまして、後輩くん達」
ジュンとネネはびくりと身を固くして振り返る。
「そんな怖い顔しないで。うちは先代『暗黒生徒会』の一人、鷹峰凪、こっちは吉祥寺黒子。よろしくね。まさか私たちの跡を継いでくれている人達が居るなんて……嬉しいわ、ありがとう」」
「先代……?」
「跡を継ぐ……?」
ふたりはいぶかし気な顔をしている。だが凪は気にせず続けた。
「風の噂で聞いたのだけれど、ネコミケのためのデッサンをしてたそうね」
「……だとしたら、何?」
固い声のネネに、凪は満面の笑みを浮かべ、自らのスケッチブックと鉛筆を取り出した。
「……素敵ね、同士よ! ネコミケの為なら仕方ないわ! 任せて! 一緒に究極のポージングを!」
凪はネネの手を握る。
(ついでだし、ろっこんで彼らの未来でも見ておきましょう)
凪のろっこんは、人に10秒間触れつつ白紙に『執筆』と書くと、自動筆記で触れた人物の未来が物語調に綴られるというものだ。だが、1秒も経たぬうちに、怖い顔をしたジュンが、凪の手を払った。
「私のネネに手を触れるな!」
ジュンが凪に流し目を送った。
(なんかやばいぜ!)
黒子が凪の前に飛び出し、舌を出して、
「幸運!」
と唱える。
その途端、黒子は自分の意志に反して、シャツを脱いだ!
褐色のそそる男の大胸筋が露わになる。
黒子はろっこん<ラクシュミーの寵愛>のせいで、凪が受けるはずだった不幸を被ったのだ。
すかさずネネがウィンクする。その場で黒子と凪は、氷鬼状態になった。
(やっぱりネネの方はウィンクが発動条件のようだねぃ)
(金髪の子の方は流し目、かな?)
物陰に隠れていた陽太と武道はこそこそ声で交わし合い、ふたりが黒子達に気を取られている隙に背後に回った。武道が手刀を振りかざす。
「んもう☆モデルなら一声かけて♪」
明るい声でそう言って、手刀で二人の足の足を素早く突く。
「きゃ」
「うわ」
武道には彼のろっこん<スイ・マー>が二人の足を麻痺させたのがわかった。ふたりは足をもつれさせ、その場に倒れる。
「何者!」
「えへ、わたし武美☆ 貴方たちが暗黒生徒会? 聞いたよ、『フツウの学校生活なんてクソクラエ』って思っているんだってね」
「だから何?」
「クソクラエか……ソッカァ……転入生らしいけど、んもー駄目よ悪用は☆」
ノンノンと人差し指を振って。真顔になる。
「……この島はろっこんを持つ人も多い。悪用すれば全部自分に返ってくるよ?」
「――その通りだよ」
金木犀の香りと共に屋上に現れたのは、白いワンピースを身に着け仮面を被った
弥逢 遊琳
であった。
(ハニエル……?)
武道は密かに驚いた。まさかこんなところで、かつての仲間に会おうとは。自分はドゥーエと名乗っていた。互いに正体は知らない。そういう仲間だった。
「人目を忍んで屋上に来たのに随分騒がしいね。……フツウはお嫌い? お嬢さん方」
遊琳は直感で、この二人は嫌いだと思った。
(人の迷惑も顧みず欲を抑えようともしないのも、それを愛とかぬかす生温い温床で囲った気になってるのも。ろっこんなんて異常な力に悩み苦しむ人間だって居るのに無神経で……反吐が出そう)
無意識に母や姉に起因する女嫌いの症状が沸き起こったが、遊琳はそれを隠して笑みを浮かべる。
そして、ふたりに蜂蜜色した瞳の色を認識させる。
「フツウは嫌いでも……僕の事は好きになって?」
遊琳のろっこん<Occhi del diavel>はある種の魅了魔法だった。掛かったものは、遊琳に対して恋愛感情を抱いたり気を許したりしてしまう。
強い意志でネネを愛するジュンにはかかりにくかったようだが、ネネはしっかりかかったようで、うっとりと遊琳を見つめてくる。
(僕は君達を愛さないけどね)
遊琳が冷ややかに笑めば笑むほど、蜂蜜色の瞳は美しく煌いた。
「今ならきっと、何でも答えてくれるよ。聞きたいことがあれば、聞けば?」
目顔で頷き、陽太がネネの背後から世間話でもするかのように質問する。
「そーいえば、暗黒生徒会の生徒会長ってどっちなのん?」
「どちらでもないわ」
どちらでもない。それは、暗黒生徒会を名乗る者たちが他にもいるという暗示だろうか。
そう考えた陽太はさらに尋ねる。
「まだ二人だけ? 書記とか会計はいるのん?」
「ジュンが書記で、私が会計よ」
「じゃあ生徒会長は?」
「生徒会長は……」
「ネネ!」
ジュンがネネの肩を激しく揺さぶり、遊琳の魅了を遮った。
「あ、あたし……」
我に返ったネネを見て、ジュンが逆上した。
「お前たち!」
ジュンが武道と陽太と遊琳を操り、ひとまとめに抱き合わせる。ネネがウィンクしようとしたその瞬間!
「そこまでだ!」
サキリ・デイジーカッター
が<斬空赤刃>で突如現れ、ネネの目に砂をかけた。
砂は咄嗟にジュンが庇ったが、ネネが顔をそむけた方向に、
鬼河内 萌
がいたのは彼女にとって不幸だった。
「ええーい! こんなこともあろうかと常備しているカレー粉をくらえー!」
萌はカレー粉を投げつける。
黒兎 都
とたゆん勢に呪いの丈をぶつけていた萌だったが、たゆん化した男子――武道と陽太――を追いかけているうち、ここにたどり着いたのだ。
「ハハッ、君たち、元来の女子よりあるとかどうなの? 嫌味なの?」
胸ペチペチ魔人と化した都のターゲットは未だ武道と陽太だったが、なんだかよく分からないうちに、相棒の萌がいい働きをしたらしいと気づく。
カレー粉のせいで、ネネはウィンクできなくなったのだ。すなわち、氷鬼化が出来ないということである。
「許さない!」
萌と都も操ろうとしたジュンの真上に蝶が飛んできて――蝶は空中で突如、
屋敷野 梢
の姿になり、ジュンの脳天にゲンコを喰らわせた。
「いーかげんにしなさい! 男女平等ゲンコツです!」
こうして。ジュンとネネはぐったりと大人しくなった。
瞬間移動したサキリに遅れる事数分。屋上に駆けつけた
恵御納 夏朝
と
浮舟 久雨
が、黒子と凪の氷鬼状態を解除する。皆がふたりを取り囲む中、夏朝は複数持っていた巾着袋で二人の手を縛り、目隠しもした。
脚はマヒしてまだ動けないし、目隠しすれば能力も発動できない。完全に無力化だ。
「暗黒生徒会の2人に言っておきたい」
サキリが堅い声で告げる。
「僕も校内で暴力沙汰は起こしたくないので、もうこういう悪戯は止めて欲しい。もし、今回のようにフツウを壊そうとするなら――」
ふたりを睨むサキリの赤い瞳に、刃の如き殺気が宿る。
「僕も含め大勢を敵に回す事になる」
夏朝は無言で拳を握る。同じ気持ちだ、と言うように。
陽太は暗黒生徒会の二人と、夏朝・サキリの間に入り、ふたつの陣営を交互に見た。
「あー……ま、この二人、ポーズとらせたりする困ったさん達だけど、一応ギリギリのラインで留めてるし、そろそろお開きにしない? やんわり退いてもらえたらそれでいいしー」
「やんわり退く……? 馬鹿にしないで。あたしたちの力はただの『ろっこん』じゃ……ないわ!」
「ネネ!」
ジュンが叫んだときには遅かった。
ネネの身体が宙に浮き、黒い翼のような形をした靄が背中から噴き出す。
目隠しは吹っ飛び、我を失ったネネのウィンクひとつで、一度にその場にいた全員が凍り付いた。
(まずい!)
久雨は自らのろっこんの進化能力を使うべき時だと悟る。
<浮かぶ瀬は瞬刻にして>。非常時や緊急事態、危険を察知すると発動するろっこんだ。ベースの能力は、「その場の情報や状況を基に、最も適した行動を閃く」。体は動かせなくとも、対象を目視さえできていれば、自身の閃きや思考している内容を共有させて伝える進化能力を使うことは可能!
(何でも良い……相手の思考を邪魔できれば……とりあえず『コロッケの作り方』だ!)
――じゃがいも6個をを皮を剥き3cm角に切る大きめの鍋に移し水を被るくらい入れ茹でるその間ひき肉300gをフライパンでそぼろ状に炒めるゆで上がったジャガイモをつぶしひき肉をくわえ塩コショウし丸く成形して小麦粉をまぶす卵液にくぐらせパン粉を付けて中火でキツネ色になるまで――
久雨はこれらの思考を、コントロール制限なし、速度出力最大のまま、ネネの脳内に直接送り込んだ。
「私と頭を共有してもらおう。私はこの速度に慣れていて、かつ思考も自分の物だから良いが、貴様はどうだろうな?」
「う、うあああああ!!」
ネネは悲鳴を上げた。流し込まれた久雨の思考に苦しんでいるのだ。
「ネネ! もういい! やめるんだ!」
ジュンがネネに抱き着く。
「もういい。やめよう……」
ジュンに堅く抱きしめられ、ネネの表情に自我が戻ってくる。
「ジュン……あたし……何を……」
その瞬間、背中の黒い翼は消え、ネネは気を失ってその場に倒れた。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
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