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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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そのころ、暴走を続ける播磨 愛李子は、刻一刻と保健室に近づいていた。
「播磨先輩が暴走?」
所属する柔道部の先輩の名を耳にした
新田 亮
は、驚きで目を丸くする。
播磨先輩といえば、これまでひとりも達成者がいなかった寝子高柔道部秘伝のトレーニング法(※土嚢1kgを背負って、校庭100週! ただし、50週までは1周するたびに土嚢の数が1袋加算される)をはじめてこなしたという伝説級の先輩だ。その伝説の裏に、
去年の騒動
があることを亮は知らなかったが、彼女が真に前向きな努力家で、よい先輩であることは重々わかっていた。
だからこそ、止めたかった。播磨先輩の暴走を。
亮は少し考え、教室からチョークの粉をたっぷり吸った黒板消しを拝借すると、愛李子を探して駆けだした。
◇
「見つけた……あたしはこの暴走を止める」
亮が駆けつけたとき、暴走する愛李子の進路上には、少年・
夢宮 瑠奈
の姿があった。
「おい! 危ないぞ! 避けろ!」
亮は叫んだけれど、瑠奈は黙って腕を広げる。
次の瞬間、瑠奈は愛李子に跳ね飛ばされ――もとの少女に戻っていた。
「大丈夫か、夢宮!」
近くにいた
八神 修
が駆け寄ってきて、手を差し伸べた。
「大丈夫。性転換しても、もう一度ぶつかれば戻るんだね。ならあたしは何度でもぶつかってゆくの」
「夢宮、無理するな」
「アイドルなら、体を大事にしなさいって、怒られるかしら? だけれど、アイドルだからこそ、変身願望が強いっていうのも、また真実じゃないかなって、思うの。――変わりたいの」
「気持ちはわかった。だがもういい。そんなに何度もぶつかったら夢宮の身がもたない。ここで待っているんだ。その役、――俺が引き受ける!」
修は瑠奈を廊下の端に座らせて立ち上がる。
亮はもう、拝借してきた黒板消しを構えていた。
「先輩、止まれええええ!」
ピッチャーのようにモーションをつけて投げつける。黒板消しは愛李子の顔面にクリーンヒットし、真っ白なチョークの粉が、弾幕のように彼女の顔のまわりに広がった。
「うわああああ……ごほごほごほごほっ!!!」
号泣が咳込みに変わる。
亮は呼吸を止めて<鬼人の体(サード・フォース)>を発動させ、速度が落ちた愛李子のお腹にタックルをかました。愛李子は身体をくの字に折って、それを受けとめた。
「ごほごほ……ぐうぅッ!」
「と、止まった?」
一瞬安堵しかけたが。
「う、う、うわああああああああああああああんんん!!!!!!!!!!!!!!」
愛李子はさらに大声でわめき、亮を弾き飛ばして怒涛の勢いで走り出したではないか。
「うおっ」
亮は受け身をとって衝撃を逃がしたものの、その姿は、妹によく似た女の子に変化していた。
(もう保健室が近い。時間がない。生徒が怪我をする可能性もあるし彼女自身も危険だ)
修は呼吸を整える。
なおいっそう勢いを増し、暴走してくる愛李子を正面に見据え、修は毅然と背筋を伸ばした。
必要なのは決死の覚悟。
それだけだ。
――ぶつかる!
暴走してきた愛李子の肉体が、修に接触したその瞬間。
女子に変化した修は、それでも、渾身の力で愛李子を抱きしめた。
(弾かれる……! いや、飛ばされない! 全力で! 抱く!)
両足を彼女の腰に絡め、ロックする。
暴れまくる腕の振りで解けぬよう両腕を愛李子の首に巻き付け、耳元で叫ぶ。
「播磨先輩!」
暴走は……止まらない!
騒ぎを聞きつけ駆けつけた
志波 拓郎
、
北里 雅樹
、
桐野 正也
は、暴走する愛李子とコアラ状態でしがみつく栗色の髪の少女(修)の姿にあんぐりと口をあけた。
「と、止めないと……!! でも、あの勢いは危ない……普通ならはじかれる、なら……!」
ろっこんを発動して、勢いと肉体強度を上げようと、拓郎が頬を叩くと、隣に立った者がいた。
ボディービルダーのような逞しい肉体を持つ女――に変身した、
結城 永遠
である。
「協力する」
永遠は短く継げると、右の手の平を左手の握り拳で打ちつけ、<鋼の身体>を発動させた。
拓郎も改めて頬を叩き、<テイクオフジャンパー>を発動させて踏み切る!
(抱き着いている子がいるから、タックルはかませない。けど、……!)
拓郎は高く跳んで、一度壁を蹴って身を反転させると、愛李子の背中に組み付いた。
組み付いた時の衝撃で、拓郎は男に戻っている。
愛李子の速度がすこし落ちた。
正面には永遠。
「落ち着いてくれ」
鋼のように硬くなった体を愛李子にぶつけ、暴走機関車を押し戻すように力を籠める。
拓郎同様男に戻った永遠は、渾身の力で壁を押すようにして踏ん張るが、あちらの勢いがすごい。
徐々に押され、しまいには弾き飛ばされる。
「くっ……だめか!?」
愛李子は修と拓郎を貼り付けたまま保健室へと迫っていく。
そこには先ほど永遠といっしょにポーズを取った、ムキムキ男子な
橘内 みちる
が立ちはだかっていた。
(混乱を防ぐには進撃を止めんばいかん! 自然の中と陸上部で鍛えた脚力は男になっても変わらんとよ!)
愛李子に先回りし、先生達の気配に気を付けながら、太陽が見える位置取りをしたみちる。
「限界まで高まれ! あたしの……いや、僕の神魂よ!!」
これ以上の混乱は見過ごせないし、今の自分の体格ならいける! そう確信する。
「完全に防げんでも! 空を飛ぼうとも! 保健室には近づけさせん! 僕の覚悟はダイヤモンド級ったい!!」
念じる!
「ダイヤモンドゲイザァァ!!」
みちるの手から、防火扉の如くダイヤ形のバリアが射出、展開される。
進撃してきた愛李子はバリアに激突した! 拮抗する! 押し負けそうになる。
だがみちるは、昔、自分を助けてくれた自衛隊の人たちの背中を想い、自らを奮い立たせる。
「く……ま、負けんたい! 任務は、完遂、させるとよッ!!」
バリアの出力がわずかに上がった。拮抗が破られる!
「ああああああッッッッ!!」
「うわああ!」
「くっ!」
愛李子の身体は修と拓郎ごと後方に弾かれる!
床に転がる。手を離した拓郎は衝撃で壁にぶつかる。
倒れた愛李子にしがみつき、修は彼女の名を叫んだ。
「愛李子!」
頭を抱えて撫でる。
「大丈夫!」
強く呼びかけ。もう一度やさしく。
「大丈夫……力になるから」
修のやさしい言葉が、愛李子の瞳に自我を取り戻した。
「あ、あ……私……?」
愛李子は修を見つめ、壁際で背中をさすって呻いている拓郎を見つめ、それから自分を止めようと集まった人々を見つめ……、大粒の涙が溢れてくる。
「あ。あ……うう……ううううう!」
涙は止まらず、愛李子は修の手を振り払って保健室へと駆けこんだ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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