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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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廊下での騒ぎ声が聞こえていたので、保健室の中では、保健委員の
添木 牡丹
と
椎井 莉鳥
が壁になって待ち構えていた。白い衝立をして、奥にいる先生や一般生徒からは見えないように工夫してある。
「鷲尾先生に害を為す人は……天が許してもこの私が許しませんよォ?」
「関わるつもりはなかったけど、保健委員として保健室の治安を乱すわけにはいかないから」
涙でぐちゃぐちゃの顔で飛び込んできた愛李子は、牡丹のアイアンクローと、莉鳥のごく微量出力の<スタンハンド>を喰らって、その場にしゃがんで大人しくなる。
廊下で愛李子を止めようと奮闘した人々に加えて
伊織 源一
や
五代 拓哉
も、わらわらと保健室の中に駆けこんできた。
「播磨……いったい何があったんだ」
「足早くてすっげー! 俺びっくりしたよー!」
「播磨先輩、話してください」
「大丈夫、相談に乗るよ」
わいわいがやがや、エトセトラエトセトラ。
「シャーラップ!」
牡丹が声を張り上げる。
その途端、保健室の中がしん……っと静まった。
衝立の向こうから、
鷲尾 礼美
先生が顔を出した。
「みんな、悪いけれどまだ身体測定の途中なの。話は外でお願いね?」
そんなわけで――。
◇
場所を中庭に移し、集まったみんなは思い思いの場所に腰かけて愛李子の話を聞くこととなった。
暴走をやめた愛李子を見て気づいたのは、愛李子は確かに体が大きくがっしりしているものの、去年ほどは太っていないということだ。
まずは拓郎が、3年9組で聞き及んだことを元に質問する。
「トレーニングで痩せたし、ショーゴ君という恋人も出来たと聞いたけれど……どうして、暴走を?」
ショーゴ君との恋愛成就情報は、去年の騒動に関わった者たちを驚かせた。
「太ったわけでもない、恋人もできた……本当にどうしてだよ、先輩?」
亮が尋ねると、源一がぶっきらぼうに言った。
「周りから見て幸せそうであるということと、本人が本当に幸せかは、違う」
永遠も不器用ながら、愛李子の肩に手をおく。
「わけを話してくれ。笑ったりしないから」
普段、女子には怖がられる武闘家タイプの源一と永遠。
ふたりの精一杯の優しさが伝わり、愛李子はこくり頷いた。
「私、去年の身体測定の時に、痩せて柔道とショーゴ君、両方共頑張るって決意したの。それで、頑張ってトレーニングして、1階級分減量して告白したら、ショーゴ君も『頑張ってる君が好き』って言ってくれて……。幸せだった。だけど、3年生になって……最後のインターハイだし、せっかくだからもう一階級落そうと思って特訓をはじめたら、ショーゴ君が『前の君の方がよかった』って言いだして……。とうとう今朝、大げんかに……う、ううう」
「あー……あるよな。相手が何考えてるかわからない時って……」
結局それで、彼女と別れてしまった
北里 雅樹
は遠い目をする。
猫耳を傾げて、
桐野 正也
が尋ねた。
「もしかして、落ち込む君の前に、暗黒生徒会のジュンネネって女子二人組が?」
愛李子はまたこくり、頷く。
「ええ……金髪で背の高い人に見られたら、私、なんだかわけがわからなくなって……」
暴走してしまったということらしい。
「なーなー。どうしたら、あんなに足が速くなるんだ?」
状況をよく把握していない
五代 拓哉
があっけらかんと尋ねる。
「先輩のトレーニング量は半端ないぜ?」と亮が言う。
「それもあるし……暴走のきっかけは暗黒生徒会だったが、結局は、ショーゴ君との喧嘩が暴走し続けるエネルギーになったようだ。つまり……恋、かな?」
修が腕組みしながら考えを口にすると、拓哉は「ほえー」と口を開けた。
「こい……すると足が速くなるのかー?」
「時と場合によるがな」
それにしても、亮はぷんぷんと怒り出す。
「そのショーゴってやつ、何言ってんだ。先輩の大きな姿は逞しいし、優しい包容力も感じます。俺はそんなあなたに何度も励まされたり、癒されてきたんです。あなたにはモデル体型の女性にはない、素晴らしい魅力を持っているんですから……」
「それだ!」
修はびしりと亮を指さす。
これには亮も愛李子も目をぱちくり。
「それだ! って……どれだ?」
「播磨先輩の大きな姿は魅力的だってことだ。ショーゴ君も、新田みたいに思ったんじゃないかな?」
「で、でも……去年はモデル体形が好みって言ってたのに……」
「男は見栄を張るものだ。それに意外と、彼女の変化を嫌うもの。播磨先輩が無理に頑張らずに、自然体のままでいてくれるのが、ショーゴ君の望みだったのかもしれないな」
そう言って、修は愛李子に手を差し出した。
「保健室に行って鷲尾先生に相談してみる? 年上の人に相談すると気が晴れるかもしれないしさ?」
愛李子は涙を拭って、修の手を取る。
修はにこりと笑みを浮かべた。
「先輩は頑張ってる。健康に無理のないように、ね。栄養もちゃんと取って……さ」
「うん……!」
愛李子が修に連れられて保健室に向かってまもなく。
皆は元の姿に戻っていった。事件は、解決したのだ。
「ちょっ、待っ……!」
慌てたのは正也だ。
なにしろ、フリフリエプロンネコミミ付きの格好のまま、男子に戻ってしまったのだから!
『最後までハードモードかよぉおおお!!』
正也の頭の上には、そんな大きなフキダシが飛び出したという……!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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