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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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3年生に進級した
葉利沢 倫理子
は、今日は珍しく身体の調子が良かった。
身体測定に参加すれば、身長168cm、体重47kg、胸囲85cm、聴力正常、視力は両目とも0.9という結果だった。体重が1kgほど減った以外は、療養する前の今ごろと変わらない。
そういえば、去年の身体測定は身体の調子が悪くて測定後に早引けした記憶がある。その後夏ごろから本格的に調子を崩し、10月まで療養を余儀なくされた。
(あのころなら身体の調子がよければ、もう少し気分も良かったでしょうに。今は……)
そうではない。おそらく、自分の意識の下に潜むもう一人の自分、『Malice』の存在を感じるせいだ。
今のところ、『Malice』は自分の中で奇妙な共存関係にある。
けれども『Malice』はいずれ自分の存在を消しにかかるだろう。
そしてそれを望んでいる自分がいる。
(今日も……Maliceは私の中にいる。測られたのは私? それとも、Malice……?)
後者であったような気がして、窓に映った自分を見る。
耳の下で切りそろえた黒髪も、硝子細工のように静謐な面差しも、たしかに自分のはずであるのに。
……ふと、窓に映る自分の向こうに、今月編入したらしい同級生の姿が映り込んだ。
その途端、身体の自由が利かなくなる。
(Malice? いえ、違う……?)
その瞬間、背中に誰かが抱き着いてきた。
「す、すみません。こんなことしたいわけじゃないんです……! ぼーっと廊下を歩いていたら、急に身体が動いて……あっ」
背中に抱き着いてきた爽やかな春風の香りのする少女は、1年生の
楡宮 遠海
であった。
遠海の手は、自分の意志に反して、倫理子の胸に添えられる。
「すみませんすみませんっ。信じてもらえないかもしれないけど、私の意志じゃないんです!」
遠海はドキドキと焦りでかあっと赤くなっていた。
「『私の意志じゃない』……」
倫理子は意味深なその言葉を繰り返す。
「信じるわ……私も動けないもの」
倫理子は見えない力によって、床に寝そべって、背中側にいる遠海の頭に手を添えるような反りのポーズを取らされた。遠海も跪き、片手を倫理子の後ろ側から胸に添え、もう片方の手を倫理子の頬に添える。
ルーブル美術館にある彫刻『アモルの接吻で蘇るプシュケ』のような構図である。
倫理子は視界の端に映る転入生の事を考えた。名前は……なんだったろう。
にんまり笑みを浮かべながら自分たちをスケッチしている。
身体は痺れて来るし、なんだか気分が悪い。
遠海が、
「やめて!」
と訴えるが、応じるつもりはまるでないらしい。
「これって何の拷問なのよ……身体がしびれてきたし関節も痛いし……おまけにこの格好……」
とても恥ずかしい。
自分たちをスケッチしまくっている謎の女二人は、一枚描き終えたらしくスケッチブックを捲った。
ジュンの方が二人に流し目を送ると、遠海の手が勝手に動いて、倫理子の服の中に差し込まれ、胸の感触が直に手のひらに感じられた。倫理子は吐息を押し殺す。相手が女子で良かったと辛うじて思いながら。
「……な……なんなのよ……一体……」
「すみません先輩……私も、やめたいんですが……!」
そんなつもりはないのに、呼吸が熱っぽくなってしまう。ひたすら嵐が過ぎるのを待つしかない無力感。
(もう早く終わってほしい、そしたらもうさっさと逃げてやるというのに……)
◇
「……困った」
保健委員の仕事の合間にトイレに立った
浮舟 久雨
は、愛李子にぶつかっていつぞやの如く性別が変わり、身長185cm程の美男子になっていた。
「暗黒生徒会? ……まー、そー言うのもあっていいんじゃないでしょーか?」
同じく性転換して普段の姿よりすこしだけボーイッシュになり、髪を某少年錬金術師っぽく後ろで三つ編みにした生徒会副会長・
屋敷野 梢
はそう述べる。
「フツウを本気で壊しちゃうなら、もれいびとして『滅!』しなきゃですけど、『生徒会』の仕事ではありませんしねー。彼らの望む『フツウじゃない学園生活』が、必ずしもフツウを破壊するわけではないとは思いますしー」
「そうだねー」
ほわほわと合いの手を入れるのは
夢宮 瑠奈
。瑠奈は肩が男らしくなって、栗色の髪も短くなり、泣きほくろはそのままに爽やかアイドル風だ。
「あたしは成長している。まだ大人になる階段の途中なの。だからたまにはこういうこともあるだろうし、むしろない方が珍しいのかもしれない。なんとなく体ががっしりしている気がする……」
瑠奈は体の違和感に嫌悪感はないらしい。なんかついてる、という違和感を感じまくっている梢は、瑠奈のその天然さがうらやましくもあった。
そして今。三人は、それぞれに体幹の奇妙な捻りや腕の表現が激ムズなポーズで固まっていた。
「して、暗闇? 漆黒? シャドウダークネス生徒会? とやら。このポーズは何だ?」
「『ニャニャ立ち』よ。やっぱり同人作家たるもの、ニャニャ立ちの一つも描けないとね」
暗黒生徒会のネネは鉛筆を動かしながら答えた。
ニャニャ立ちとは、少年ニャンプに連載中の人気漫画の登場人物がする決めポーズである。
足の開き方、腰の捻り方、指先の伸ばし方、どれ一つとっても気を抜けず、難しい!
「うーん……同時に二つも異変がー……」
有名な、両足を開いて、顔の前で手を広げる第一期主人公のポーズを取っているのは梢。
「ちょっと残念なの。今なら何処へだって走っていける、体が自由に動かせる、って思ってたから」
両手を頭の後ろでクロスして、セクシーな第二期主人公のポースを取っているのは瑠奈。
「保健委員の初仕事なのだ。早急に解放してくれ、私はすぐに行かねばならんのだ」
腰を前に突き出し、人差し指でネネを指さす第三期主人公のポーズを取っているのが久雨だ。
「ごちゃごちゃうるさいわね。集中させてよ!」
ネネはモデルたちを一喝する。
「むぅ……」
久雨は静かに進言する。
「人を顧みない者に、良い作品が描けるとは思えんな。このままで居れば、いつかは本当に大事な何かさえも失う事になるぞ」
「余計なお世話よ」
「ジュン先輩も。何故止めない?」
静かに見守っていたジュンはネネの肩に手を置く。
「私はネネの騎士で、忠実な僕。愛するネネが望むなら、悪に身を落とすことも厭わないさ」
「それが本当に彼女ためになるのか? 暴走したら諫めてやるのが真に彼女の為ではなかろうか」
「……」
「ああ。私などよりも彼女を理解しているのだろう? 貴様にしか、出来ない事だ」
久雨の言葉に、ジュンは一瞬考え込んだようだったが、ネネがそんなジュンの首に腕を絡める。
「聞くことはないわ。戯言よ。綺麗ごとなんてツマラナイ。あたしは楽しいのが好きよ、ジュン」
「あ、ああ。そうだね、ネネ」
梢は目線だけ動かして、ジュンネネの様子を窺った。
ネネはスケッチに戻り、ジュンはその背後に控えている。もう久雨の言葉には惑わされぬぞ、という意思がそこには感じられた。
(暗黒生徒会、ほんとに悪い人なのかなーと思っていましたが……いい人か悪い人かはともかく、この状況、とりあえず迷惑です!)
「あーっ! ジュンネネ先輩略してジュネ先輩だー!」
嬉々と手を振って走ってきたのは、懲りない
響 タルト
である。
「あっ、ちょっと待って! ボクのこと固めないでよ。どうせならもっと面白くしたいな♪」
「面白く?」
ジュンが片眉を挙げると、タルトは梢と瑠奈の足元を指さした。
「美術部部室にあった段ボールをあちこちに敷いておいたんだよ。動けないのはタッチすれば解除できるみたいだけど、どうせなら一番面白い状態で解除したいなーと思って♪ こうしておけば、タッチせずに、ちょっと動かして組み合わせられるよね?」
そういうと、タルトはよいしょよいしょと段ボールを引っ張って、梢と瑠奈の位置を近づける。
「ちょっと待っててね。今解除してあげるね!」
「ありがとうタルトちゃん」
「なんか……ありがたくないんですが……」
梢、滝汗である。
だが、いざタルトがふたりをタッチしようとしたその瞬間。
タルトの動きも止められてしまった。
ニャニャ第4期の主人公のような腰をひねって両手を顔の前に翳すポーズで!
「あ、あれ? おいしいシチュ、見たくなかった?」
「見たくなかったわけじゃないけれど、もっとおいしい方を先にいただくことにするわ」
ネネがうっとりとして見つめる視線の先には、目も眩まんばかりのカップルがいた。
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担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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