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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
【マンガ化】ふたりの反転戦線
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ケンカによる生傷が絶えず、オールバックの髪を金に染め、ノーネクタイで制服の上着を肩に羽織った不良だからと言って、愛李子の暴走から逃れられるわけではない。
「おいなんの冗談だこれは?」
鷹虎 龍獅
は、自らの変化に愕然とした。
小柄で金髪、胸のふくらみは少しあって髪は妙に長くなっている。
今は手元にはないが、愛用のチェーンと木刀を持って長スカートなんか履いた日には、古き良きスケバンとして一目置かれそうである。
(ちょっと待て)と龍獅は思った。
(不良が女ってかっこ悪いにもほどがあるぞ……何がなんでもバレたくない!)
男子制服のままじゃあ自分だとバレる。
なら体操服に着替えようか、と思ったが、今日はサボろうとしてたので持ってきていなかった。
(しまった。こんな日に限って! このままじゃやべぇ!)
廊下の真ん中でウンチングスタイルで頭を抱える。
すると、褐色の肌をした女子制服の男が、したり顔で声を掛けてきた。
「成程、君もかー」
「君も、ってことは、お前もか?」
「そ。元女子。君は元男子だろ?」
龍獅は、同じ境遇で外見が男な相手に気が緩んだ。バレたくなくて困っている、というと、相手は「そんなら自分の女子制服を貸すからそれで帰ればいい、その代わり自分も困っているから君の男子制服を貸してほしい」とトレードを持ち掛けてきた。
「見たところ似たような背丈だしいけるっしょ」
「マジかよ?」
「ああ。だってこれじゃあ、女装癖のある外国人みたいな背の低い男性にしか見えないからネ」
と男は自分の格好に肩を竦める。
「ほとぼり冷めるまで互いの服を交換していようぜ。なんなら着て帰っていいから」
あとから思えば、どうせサボるつもりだたのだから男子制服で帰宅してもよかったのだ。
冷静な判断が出来なかったことを後悔したのは、ずっとあとのことである。
男は、
七峯 凜乃
であった。
愛李子の暴走に遭遇した凜乃は、避けたつもりが掠ったらしく、身長はそんなに高くないが、父親譲りの褐色の肌にエキゾチックな面差しのイケメンになっていた。
じつは凜乃と龍獅は、仲のよい口喧嘩友だちであったのだが、このときは互いが互いとは気づかなかった。
だから、更衣室に行き、龍獅が顔を赤らめながら、
「うあ! なんで女子ってこんなややこしいもんつけてんだ!?」
なんて言って。
龍獅の学生服をさっさと着た凜乃は、
「ブラのつけ方がわからない? まあ女子の着替えは慣れてないなら難しいね」
とホックを止めるのを手伝って。
「これ返すときどうするよ?」
「洗って返してくれたらいいよ。こっちもそうするからさ」
と段取りをつけて。
「あーそういや、名前は?」
と聞きながらロッカーの名前に目をやって。
そこでようやく目の前のヤンキー少女が弄び相手の龍獅だと知ったときの凜乃の大爆笑ときたら。
「あッはっは、女の子にしちゃ妙に気合入っちゃってる子だと思ったら、まさか龍獅だったとはねー」
「……ッ!」
龍獅は茹でタコみたいに真っ赤になる。
凛乃にバレたのが恥ずかしかったし、なにより「騙された!」って気がする。別に凜乃は騙したわけじゃあなかったけれど、そう、運命の神とかそういうやつに、弄ばれた気分だ。
(なんてこった! 着替え手伝ってもらっちまったし! 忘れろって言っても忘れねーだろうな。絶対からかわれる……つーか、こいつにだけはバレたくなかった!)
凛乃は身体をくの字に折り曲げて、まだケラケラと笑っている。よほどツボに入ったらしい。
龍獅はカッとなって喚く。
「凜乃! いつまで笑ってんだよ」
「いやいや。龍獅の悶絶する顏が面白くてさ。しかしお互い背は変わらないねぇ」
このセリフに言い返したのがよくなかった。
「男になってもチビに言われたくねぇ!」
『チビ』。それは、凜乃の悩みの種、かつ、禁句であった。
凜乃のスイッチがかちりと入る。
「ああ? チビって言ったか?」
「え、ああ、言ったさ!」
「ほほう」
凜乃はロッカーに、ドン、と手をつき、背中をロッカーに張り付けた龍獅に顔を寄せて凄む。
「知ってるか? これ壁ドンっていうんだぜ?」
「そ、そんくらい知ってるし」
もっとも、知識では知っているのと、実際にされるのでは大違いだったが。
「チビ? ああそうとも。だが、このまま龍獅をコマすには十分な背だよ」
「う、うう……」
なんか物騒なことを言われたぞ。
ドキドキして、心臓が口から飛び出しそうだ。
ふだんの喧嘩でもなんやかんやで凜乃に軍配が上がることが多いのだが、今日はまた輪をかけて、凜乃に勝てる気がしない。
「ごめん。すみません。俺が悪うございました。お許し下さい」
まな板の上の鯉の気分を味わいながら、龍獅は兎にも角にも謝罪した。
でないと……本当にコマされてしまいかねない。
うさぎのように小さく震える龍獅を見て、凜乃は満足気ににんまりすると、
「謝罪を受け入れる。が、罰は必要だよね」
と言って、スマホで記念写真を撮った。
「ふふん!」
これが凜乃の勝利宣言。
「う、うう……ぜったいに誰にも見せるなよ!」
龍獅は屈辱のウンチングポーズで項垂れた。
龍獅は恥ずかしがっているが、凜乃はいい写真が撮れたと思う。
(あとで龍獅の待ち受けに設定してやろうかな)
写真には、恥じらう顔がけっこう可愛い金髪女子と、余裕いっぱいの笑顔を浮かべる褐色イケメンな喧嘩ップルの壁ドンが、バッチリ写っているのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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