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<アイス食べ放題!>池でパチャパチャするだけのお仕事です。
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天宮 樹
は昇天しかけている。
これほどまでにもふもふな手触りの猫がいたなんて。
後木 真央
が再び召喚した三毛猫は、彼女が開いた即席屋台の招き猫を買って出ていた。そんな彼らの手伝いを志願した樹は、陽射しに朦朧としながらも猫に食材運びにと忙しく動いている。
「ソースの焦げる匂いは行楽客の胃袋直撃なのだ、ソウルフードなのだ任せるのだ!」
バーベキューゾーンの一角を使って、真央が作っているのはモダン焼き(焼きそば入り関西風お好み焼き)。じゅうじゅうと焼けるソースの香りが、耳福池へ遊びに来た行楽客の胃袋を刺激する。アルバイターの他にも数人、一般客が集まって来ていた。
「可愛くて美味しいモダン焼きなのだ!」
雑貨屋で仕入れた型を使って、形に工夫を凝らしているのが真央の狙い目。
「ラブパワー上昇にハート型、友情パワー炸裂に星形、ミッシー遭遇率アップに恐竜型なのだ!」
「にゃおにゃおー!」
「いやあ見ているだけでお腹が鳴るね」
「できたのだ! 食べてみるのだ!」
できたてのハート型をヘラで切り分け、樹の口元へ持って行く。
「あ、熱くないかい?」
「フーフーしてあげるのだ!」
一応、カップル的な意識をしているのだろう。ギャラリーの見守る中、真央が息を吹き終えるのを待つ樹。少し照れくさい。
「さあぞんぶんにパフォーマンスしてお客さんを引き込むのだ!」
「う、うん……」
恐る恐る、モダン焼きを一口かじる。
「……!」こ、これは。「美味い!」
ふわふわの生地と、焼きそばのボリューミィな歯ごたえ。キャベツのみずみずしさとソースの甘酸っぱい風味が口の中で見事にマッチ。外で食べる開放感も手伝って、至高のB級グルメの味わいだ。
「本当に美味いよ、後木さん!」
「当たり前なのだ!」
「がおー!」
なぜか三毛猫もドヤ顔だ。
「早い者勝ちなのだ! いらっしゃいなのだ!」
樹のナイスリアクションと、三毛猫の愛くるしさと、真央の営業トーク、三位一体となる。ギャラリーからの注文が殺到した。
この騒ぎを撮影クルーは見逃さなかった。
「こちらでは人だかりができていますね。ちょっと行ってみましょう」
女性レポーターが足早で駆ける。カメラが真央たちを映した。
「真央ちゃん特製のモダン焼きなのだ!」
「美味しそうですねー。私もいただいてみます!」
恐竜型のモダン焼きを選び、ハフハフ言いながら、これでもかという至福の顔で、「私もミッシーに会えるかな♪」など言いながらレポートする。
「これでイメージアップ間違いないね」
三毛猫の前足を持ってバンザイしながら、樹が言った。
「成功なのだ! きっと管理人さんは喜んでいるのだ!」
「屋台の運営など、聞いていないが」
偉い人の鋭い睨みつけに、管理人は背に汗をかく。
「いや……あれは! ……一般の方が勝手にやっているのことなのだと思います。ボランティアですねボランティア」
「ふむ」
納得のいかない偉い人に、すかさず
八神 修
がフォローを入れる。
「耳福池がたくさんの人に愛されている証拠ですね。課外授業で利用する教育機関も多いと聞きますし、色々と設備が充実するのは寝子島全体の教育改善にもつながりそうです」
「教育改善……なるほど……」
偉い人が手元の資料にペンを走らせている。
「ふん、うまいこと言うな。ルーチンとしか思っていなかったお偉いさんの、耳福池に対する印象が変わったようだぞ」
草薙 龍八
が面白くなさそうに言った。
「やるなー八神君」
カメラを片手に有留が感心する。
「煽動もジャーナリズムの一部さ」
涼しい顔で修は言い放つ。
「さすが新聞部だね」
「梅戸もうちの部に入ればこれくらいのことはすぐできるようになるさ」
「そうかなあ」
「ふふ……よし、俺たちも腹ごしらえといこう」
「うん! 草薙君も食べに行こう!」
「ふん」
興味なさそうにするも、胃袋は嘘をつけない。ぐうと龍八の腹が鳴る。
「いらっしゃいませなのだ!」
取材組3人、しばし休憩。樹からモダン焼きを受け取る。
「せめて撮影クルーのカメラが回っているときくらいは美味しそうな顔しろよ草薙」
「分かっているさ」
「いただきまーす!」
熱々の星形モダン焼きを分け合う3人だった。
場面は移り池の中央部。
弓弦原 譲
と
晴海 飛鳥
がスワンボートで繰り出している。
「なあ僕たちって、周りの人にカップルに見られてるのかなあ」
池を影が通らないか注視しながら、飛鳥がつぶやいた。
「俺も今同じことを考えていた。普通のカップルならどんなことをするだろうか」
実直にペダルを漕ぐ譲。
「もっと笑顔にならないといけないと思うんだ。さっきから仏頂面だぜ相棒さん」
「なるほど一理あるな。だが生憎俺は表情のバリエーションに疎くてな。行動を起こすくらいしかできない」
抑揚なく言うと、おもむろに飛鳥の手を握る。しばし見つめあう2人。
「気づいたか?」
譲の問いかけに、首を縦に振る飛鳥。
「うん。カメラがこっちを向いている」
飛鳥の視線の先、譲が背を向けている方向に、撮影クルーがいた。
「耳福池のボートに乗ったカップルは幸せになれる」
「新しい都市伝説を僕たちで作るんだね」
「顔を近づけるぞ。カメラからの角度だったら、俺たちが口づけしているように見えるだろう」
譲が目で「準備はいいか」と物語る。小さくうなずく飛鳥。これも仕事だ。そう割り切って、目を閉じる。
(こんな所を妹に見られたら、とても口に出せない事をされるな)
そう考えながら、譲が顔を近づけたときだった。
ドゴッ
「「!」」
ボートの底を何かが叩いた。直後、すぐ横の水面をスーと、大きな黒い影が動いて行く。
「ミッシー! ミッシーだ!」
しっとりした雰囲気をぶち壊し、興奮気味に飛鳥が立ち上がる。
「今、見たよな? ミッシーだよ泳いでた! カメラさーん、ミッシーだよミッシー! 撮った、ねえ!?」
譲のことなどそっちのけ、ボートから身を乗り出して、クルーに手を振る飛鳥。
「……調子が狂うな全く」
大きくため息をつく譲。
(しかしミッシー、本当に存在するとは……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月06日
参加申し込みの期限
2013年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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