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<アイス食べ放題!>池でパチャパチャするだけのお仕事です。
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新井 すばる
は呆然としていた。
「かんなちゃん、それアイス何個目?」
尋ねると、ご満悦の
瑚野上 栞凪
はアイスを持っていない方の手をめいっぱい広げて見せた。
「5個目……あそう、ふーん」
すばるはようやく一個平らげたところだ。
「あ、ちょっとだけ食べる? ちょっとだけだけど」
「いや大丈夫だよ。僕はもう十分満足だから」
2人はごくごく普通のカップルを装い、ほとりを歩いている。アルバイターの中では最も”健全”であるかもしれない。栞凪のアイス消費量は尋常ではないものの、明るい外向的な2人の姿は、客観的に見て非常に爽やかかつ若々しい。
「アイス食べ放題に惹かれて、内容よく読まないで参加したら、まさかカップルのフリしなくちゃとはなあ」
栞凪は別段困った風でもなく言う。すでに5個目もなくなろうとしていた。
「こんな美味しいバイトもなかなかないだろうね」
「ボートも乗り放題だっけ?」
「確かそうだったね。ボート乗る?」
「うーん」アイスの売店を名残惜しそうに見つつ「そうだね!」
「水の上のほうが涼しそうだしね」
「お弁当持って来てるよ♪」
腕に通したバスケット揺らす栞凪。
「船上ランチとしゃれこもうか」
ウィンクするすばる。何気なく栞凪の手を引いて、桟橋からスワンボートへ。すでに何艘か池へ出ていて、彼らの乗る余り物のボートはひと際年季が入っている。
「うーむ、違う意味でひんやりできそうだ」
すばるがペダルを漕ぐと、ゴリゴリ音を立てて、次第にスムーズになり、ボートは桟橋を離れた。
「うーん、池の上は風が気持ちいいねー」
大きく伸びをする栞凪。気の置けないすばるとだからこそ、気兼ねせずアイスを食べまくり、沈没フラグしか立たないようなスワンボートにも乗れるというものだ。
「そうだ、さっそくお弁当あけよっか」
バスケットを開くと、まず唐揚げの香ばしさがすばるの食欲を刺激した。
「おおーおいしそう、全部かんなちゃんの手作り?」
「へへーそうだよー」
「うれしいなぁ、記念に写真撮っとこ」
「せっかくカップルのフリしてるんだし、食べさせてあげるよ。はい、あーん」
「うん、おいしい。やっぱ唐揚げだよね」
「いっぱいあるからどんどん食べてね」
栞凪の笑顔に、すばるも笑って返す。おにぎり、唐揚げ、えのきのベーコン巻き。幸せがたくさん詰まったバスケット。
「そしてそして」すばるは好物を見つけ、楊枝ですくいあげた。「ちくわ。わかってるねー」
2人の笑い声が水面輝く耳福池にこだました。
ドゴッ
船底を何かが叩いたのはそのときだった。
「なんだろう?」
「例のミッシーとかいうUMAかな?」
「うそーあれって管理人さんの自演だったんでしょ?」
「イッツロマンティック」
音の正体はあまり気にせず弁当に集中するのは、2人のポジティブさの賜物か。いつの間にかボートは池の中央まで漕ぎ着けている。風と水の音が耳を撫で、鳥の声が心を癒す。ゆったりとした時間が2人の間を流れた。
「あれ、かんなちゃんあまり食べてないけど、もういいの?」
「う、うん。すばる君好きなだけ食べていいよ!」
5個のアイスが今頃効いて来たようだ。
「僕もお腹いっぱいだよ……そうだ、ツーショットを撮ろうか」
「いいね!」
すばると栞凪、狭いボート内で身を寄せあう。
「はい、ミッシー」
パシャ。
「まさか後ろにミッシーが映ってたりしてね」
「はは、そしたらファンタスティックだね……え」
「あ」
撮った写真を覗き込んだ2人は絶句した。
彼らの背後に写っていたのは……
逆巻 天野
だ。
いつの間にやらスワンボートが横付けされている。
「……」
すばると栞凪が硬直する一方で、平然とした面持ちで言う。
「その弁当、もう要らないの? もらっていいかな」
彼らの返答を待たずして、おにぎりと唐揚げを抜き取った。
「こらーあまくん図々しいにもほどがあるよぉ」
ボートに同乗していた
真辺 伸幸
が、天野にデコピンを仕掛ける。
「自分たちが餌にされないだけ、マシだと思ってほしいくらいだよ」
デコピンを華麗に避け、リア充カップルが呆然と見守る中、ロープに唐揚げを巻き付ける。おにぎりは、自分が食う。
「本当に居るのかなぁ。謎の生物ー」
「今もそちらさんのボートをドンってしてたじゃないの」
そう言いながら、自前の餌やら唐揚げやらを付けたロープを池へ垂らして行く。
「『此処に来ちゃダメー!』な子か、『遊ぼう遊ぼう!』な子かどっちなんだろうねぇ」
作業の手を休まず、伸幸の予想に応じた。
「たぶん、そのどちらでもないかな」
「え?」
「さっきから何艘かのボートにドンってして脅かしているようだけど、僕たちのボートには一度も来ないだろう」
「そういえば! ……ということは?」
「ミッシーは、
リア充だけを狙う
僕たちの味方ってことさ」
「えー。確かに、狙われてるのは男女が乗っているボートだったねぇ」
「しかもいい感じの雰囲気のところで、リア充爆発しろと言わんばかりにドンドンと邪魔している。スワンドンだね」
「スワンドン……」
「池の向こうでフラグ立たせてた2人も、水をかけられていた。巻き添えを食らってた人もいたみたいだけど」
「よく見えたねぇ」
「リア充センサーは人一倍持ってるんでね」
「そんなのあまくん以外誰も持ってないねぇ」
「気になるのは……御剣の報告だな」
謎の影は2匹いる。この目で確かめないことには、信じきれない情報だった。ロープが引っ張られる気配はない。
「うわ!」
「きゃあ!」
すばると栞凪が同時に悲鳴を上げる。またミッシーのスワンドンか。
「まずい、水が浸入してる! そっちに乗せてくれ!」
ただでさえオンボロのスワンボート、先ほどのスワンドンで穴をあけられたようだ。
「さすがに4人乗りは……ほらぁ」
すし詰めとなったボートがみるみる重みで沈み始める。
「しょうがない、僕が泳ごう」
止める暇もなく、天野は池へ飛び込んだ。
「あまくーん、ロープどうすればいいの」
「とりあえずそのまま垂らしておいてよ」
「わかったぁ。3人でも沈みそうだから、戻っちゃうねぇ」
伸幸ら3人を乗せたボートは桟橋へと向かう。見送ってから、天野は池の中へと潜って行った。
(潜水は結構得意だが……さて、鬼がでるか蛇が出るか)
ちなみに浸水のスワンボートはいずれ底へと沈んでいくわけで、これが池の魚たちの恰好の住処となるわけだが、それはまた別の話というか、とてもどうでもいいことである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月06日
参加申し込みの期限
2013年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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