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キャットアイランド ~詳しくはウェブでね♪~
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「これからはネットでの宣伝が流行る!」
アルバイト先の店長の一言で、
新井 米太郎
は電子の世界の寝子島に送り込まれる事に。
「店長、ネット使えないくせにこういうのだけやりたがるんだから」
盛大な溜息。
きっと、店長には届かない。
「……はぁ、僕もやり方がいまいち分からないし、折角だし色々回って聞いてみようかな」
と何故かダウンロードされていたクライアントを起動してみると、見覚えあるようなないようなIDとパスワードが既に入力されている。
「……?」
何か嫌な予感がするけれど、米太郎はひとまずそのアカウントでログインしてみた。
「うわ、変なアバター。それに何この名前……」
至極当然な反応は、米をモチーフにした妙ちきりんな怪人と、その頭上に浮かぶ名前に向けられている。
その名も
『ああああ』
。
「荒らしかよ。それか昔のRPGの主人公に付けた適当な名前かよ」
思わず画面に向かって突っ込んでしまう。
「話し掛けても反応してくれる人少ないし……やっぱり名前とキモいアバターのせいだよね」
先日猛威を振るってブロックされた【あらこめレッド】の所業は、全く覚えていない米太郎だった。
という訳で新しいアカウントを取り直し、まともなアバターになった米太郎は、いつの間にか3Dの街並みの中にいた。
「こういう機能もあるんだ。ハイテクだなぁ。とにかく、バイト先の宣伝用の店舗を作ってHPに繋げるとかすれば良いのかな……ん?」
チャンネル1の寝子島スクエア辺りを散策していると、ネームタグの名前の頭に星のマークが付いているアバターを発見した。
「あれが運営サイドの人だっけ?」
米太郎は、行き交う電車を眺めている
『神田ちゃん』
というアバターに近寄っていく。
すると彼の方から話し掛けてきた。
「鉄道は良いよねぇ。レールの継ぎ目を通る時の規則的な音と振動……独特な車掌さんのアナウンス。
踏み切りの音が鳴り響く中横切っていく時の、ドップラー現象を聞くとどうしようもないくらい胸が躍るよ。
そうは思わないかい?」
なんかヤバそうな人だった。
しかし、見た目はダイブした米太郎と同様リアルな30代くらいの、柔和そうな眼鏡の男性だ。
「あ、今日生まれたばかりのアバターさんだねぇ。ようこそキャットアイランドへ」
神田ちゃんは鉄道マニアらしいが、話してみると結構まともだったので、米太郎は自分の目的を伝えてみた。
「ああ、実在するお店の宣伝なら、チャンネル0の実際の場所が良いね。最近、そういう問い合わせも増えてるから、寝子島をネットから振興する新しいサービスが出来ないかって、みんなで検討してるところなんだ」
「本当ですか?」
「寝子島でのお店の場所は何処かな? もう外観が完成している場所なら、一から作る手間も省けるし、後は内装とか……」
米太郎は彼に案内して貰い、店舗の目処を付けた。
「ラッキーだったかも」
押し付けられた仕事とはいえ、大きく前進した事に米太郎はほっとした。
チャンネル1に戻って、店舗の内装に使えそうな家具や素材を探そうかと繁華街を歩いていると、向こうから歩いてくる黒髪のアバターに目が行く。
「……ん? あの特徴的なカッコは」
アバター名は『lucifer』。女性アバターだが背は高く、艶やかな長髪に片目には眼帯。
「……ルシさま?」
「貴様はあの時の」
「いやいやまさか、気のせいだよねこんな場所で偶然にも会うわけが」
「何をブツブツ言っている?」
ズンズン近付いてくるアバターに、米太郎は目を丸くした。
「って、やっぱりルシさまだー!?」
「フッ、当然だ」
米太郎がルシさまと呼ぶ
葦原 忍穂
は、紫陽花が咲く館での騒動で共に行動した事があった。
中二病全開の忍穂も、その時の事は恩を感じているようで……しかし何故か米太郎はむんずと掴まれた。
「うわっちょっ、僕はやる事があるんだってば! だから離してー!?」
「我が館に招待しようというのだ、遠慮など要らん」
「……ハイ」
有無を言わさず、テレポートで彼の自宅に連行された。
そこは『堕天使の聖域(ダークサンクチュアリ)』。
シーサイドタウンのとある住宅街の突き当たりに構えられた、歴史ある雰囲気の二階建ての洋館だ。
庭には薔薇の咲く温室、裏庭には小さなハーブ園。
その優雅な佇まいは、まさに神に反逆の狼煙を上げ地上に降りた天使の棲家である!
「と、ところで、ルシさまどうして女の人に……」
さっきからずっと気になっていた事を米太郎が口にすると、忍穂は口端を吊り上げる。
「我がもう一人いても面白くないであろう?
……現実で服を買うより安く手に入るという事もあるが」
「そ、そうなんだ」
ダイブした上で他のアバターにチェンジすると妙にリアル感がアップするようで、忍穂はそのまま男と判別のつく声でも堂々としていたら、周囲のアバターも割と「そういうもの」と受け入れているような印象だった。
「それはそうと、一体僕になんの用……」
言い掛けて、米太郎はクローゼットを漁っていたらしい忍穂が出した服に鼻白んだ。
「なにそのふりふりした服」
彼の手にあったのは、
フ リ フ リ のゴシックロリータ
だった。
「先日、街を歩いている時に見掛けて、ひと目見た瞬間に稲妻のようなものが走り購入したものだ。
この魅力、間違いなく人を惹きつけて止まない魔性が宿っている。
だが、いくら女性アバターでも俺では似合わぬと気付き、一度封じれば二度とは開かれぬ箪笥で眠りに就くところだったのだ」
とくとくと語る忍穂。
米太郎の脳裏に、マジで稲妻が走る(悪い意味で)
「でも、やっぱり説明がいちいち中二くさいような」
「それでだ」
忍穂は米太郎の呟きをスルーした。
「貴様には先日の恩もある、くれてやろうと言っているのだ」
「……えっ?」
米太郎は後ずさった。
「貴様ならこの冒涜的なまでに比類なきフリルまみれの服も、よく似合うだろう」
「いやぁルシさまの方が似合うと思うよ! 髪の毛サラサラだし!
だから僕はそのやめてこっちこないで!?」
「そう遠慮するな」
「や……やめ……」
\あっー!/
「僕もう、お婿に行けない……」
ドレスを着せられ、乙女座りでさめざめと顔を両手で覆う米太郎。
「フッ……口で言う割には似合っているではないか。
そのドレスが譲渡可能だった事も、貴様という主を求めていた証拠であろう」
「だからなんでいちいち表現が中二くさいんですか……」
「では行こうか」
「何処へ!? っていうかこのまま!?」
米太郎は、シックなドレスに着替えた忍穂に引き摺られて堕天使の聖域(ダークサンクチュアリ)を出るのだった……。
「さて、そろそろキャットアイランドを起動しましょうか」
星ヶ丘寮の自室で朝の時間を優雅に過ごす
朝海 瑠歌
は、パソコンの電源を入れクライアントを呼び出す。
いつものようにログインした直後。
「きゃあっ!?」
瑠歌は緑の光となって画面に吸い込まれてしまった。
「……あ、あら……?」
周囲の風景は、ログインした時アバターが立っていた場所に酷似していた。
「もしかして、ここはキャットアイランドの中……?」
始めこそ有無を言わさず頭の中に流れ込む情報量に戸惑ったものの、瑠歌もすぐに慣れた。
(そういえば、人そのもののようなアバターも見かけましたっけ。あの方たちもこうして入り込んでしまったのでしょうか)
鏡に映る瑠歌の姿は、現実と何も変わらない。
Cat Islandの中ではごく最低限の交流しかない瑠歌も、こんな風に現実そのままの外見の人を見掛けた覚えがあった。
らっかみ、神魂……不思議な事がよく起こるとはいえ、SF映画のような体験をしてしまうとは。
「なら、折角ダイブしたんですし……」
瑠歌は思いっきり楽しむ方に、興味を向けた。
長い鳶色の髪をツインテールにして、キャミソールとミニスカート。
お淑やかな優等生から、ちょっとギャル系の雰囲気になった。
「意外と、こういうのも似合うんですね」
鏡の前で向きを変えながら、自分の姿を確かめる瑠歌は楽しそう。
瑠歌のアバター『sea』名義の店、『ファーニャー』は家具屋で、彼女らしい洗練された雰囲気の家具が並んでいる。
「おお、今日もなかなか売れてますね」
ログイン中はリアルタイムでいつ何が売れたかポップアップでお知らせしてくれる機能があるが、いない時でも履歴が残っているので売れ行きのチェックも簡単だ。
「やはり、この間のシリーズは良かったみたいですね。セットで購入下さる方も多くて」
今回の新作はどうだろうか。
新作家具は『花シリーズ』と題された、蔦が巻きつく装飾や花が飾られたもの。
それに、今日からはエクステリア類も販売する予定だ。
「売れるか楽しみ……」
新作のコーナーを整え、瑠歌は新商品を陳列し始める。
『あ、新作ですか?』
訪れていたアバターが、目敏く尋ねてきた。
瑠歌はにこやかに頷く。
「ええ、本日からの販売でございます。よろしくお願い致しますね」
『はい、見させて下さい』
『お花が付いてるんだ、かわいー』
やはり、花シリーズは女性にウケが良さそうだ。
ディスプレイの仕方を考えながら作業をしていると、新しい来客が現れた。
忍穂と、彼に引き摺られるようにやって来た米太郎だった。
「噂で聞いてやってきたのだが、なかなか趣味のいい店ではないか」
店内に並べられた家具を見渡し、忍穂は上機嫌のようだ。
やっと解放された米太郎はといえば、小さくなって隅っこの方に寄っていく。
(ずいぶん個性的な方たちですね……)
それぞれ趣向の違うドレスを纏った二人を、瑠歌は思わず観察してしまった。
けれど、応対は他の客へのものと変わらない。
「いらっしゃいませ、何をお買いにここまで?」
「店主よ、薔薇に合うエクステリアを探している。
我だけでも選ぶことは出来るが、他の意見も取り入れるべきだと思ってな……どれが良いと思うか?」
「薔薇に合うエクステリアですか。
丁度、本日からエクステリアを発売しているのですけれど、こちらはいかがですか?」
「ほう、悪くない」
瑠歌の勧める商品を、乗り気で見ていく忍穂。
その影で。
「あの子のアバター可愛い」
「服、似合ってるよね」
小声のボイスチャットが耳に入ってきて、米太郎は遠い目をした。
(気のせいだ気のせい、もしくは別の人の事っ)
彼の試練はもうちょっとだけ続くかも知れない。
ファーニャーに新作を並べ、先ほどの来客を見送った瑠歌の許に賃貸関係のメールが届いた。
彼女は家具店の他にも『luluisland』というマンションを経営している。
(ダイブすると不思議な気分ですねえ……ゲームの主人公になったみたいな)
そんな事を思い浮かべながら、マンション前にテレポート。
「ども~」
そこで待っていたのは、住居を求める朧だった。
(白い……猫耳ポンチョ?)
奇抜な格好をしているアバターは結構見掛けるけれど、瑠歌はつい猫耳を眺める。
「宜しくお願い致しますね、wispさん」
「こちらこそ、よろしく~♪」
つつがなく賃貸契約を終え、朧は彼女が家具屋をやっていると聞いて室内のレイアウトについて相談に乗って貰う事にした。
「お部屋のデザインですか……折角ですし、私の家具屋からプレゼントしますよ」
「えっ、本当さね?」
「どんな家具がいいですかね?」
瑠歌が出した商品のリストを覗き込み、あれこれとイメージを膨らませる朧。
彼女のアドバイスもあって、仮想世界の自室も快適なものになりそうだ。
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担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月04日
参加申し込みの期限
2013年06月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月11日 11時00分
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