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【星幽塔】そしてまた『日常』へ
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【第十階層】まだ見ぬ世界を求めて
第十階層。そこは、まさしく本の迷宮だった。
ここには、星幽塔で書かれた全ての書物が集まるとも言われている。
そんな第十階層で、
「星幽塔にも、BLがあるのか。私、気になるんだよ!」
あろうことか、
響 タルト
が真っ先に思いついたことがそれだった。
「ほら、なんていうの、知的好奇心? 異世界である『塔』の中で暮らすほしびとにとっても、BLはタブーなのか……? これは、哲学的で、深遠なる問題なんだよ☆」
誰にとでもなく力説しつつ、タルトは早速目当ての本を探すために、司書を探す。
最初に見つけたのは、スピカという猫の獣人の職員だった。
スピカは一見、年端も行かぬ女の子だ。
BLというある種の劇薬について訊ねるなら、細心の注意が必要だろう。
さて、そこでタルトはどうしたかというと、
「あのー、すみません、ここにBLありますか?」
――ド直球を投げ込んだ。
「びーえる? わかんないにゃ。おいしいもの?」
スピカは可愛らしく首を傾げた。
さすがのタルトも、スピカに男のアレがこうしてこうなって、などと具体的な説明をするのは憚られた。
「むずかしいことは、あの人に聞いてほしいですにゃ」
と、スピカが教えてくれたのが、この図書館の管理人であり、アストライアだった。
「ありがとう。あ、お礼にホットカカオはどう?」
「ありがとうですにゃ。いただきますにゃ。ホットカカオはあったまるのがいいですにゃ」
かくして、タルトはBLを求めてアストライアのもとへ向かう。
* * *
ミーツェ・M・フェリス
は、気がつけば第十階層に迷い込んでいた。
「ここは『塔』の中なのですにゃ? なんだか凄い量の本なのですにゃ……」
聞けば、ここには塔で出版された全ての書物が揃っているのだという。
(ということは、この『塔』の歴史とかまだまだミーツェの知らないことについて、調べることができますにゃ?)
本の量に圧倒されつつ、ミーツェはまだ見ぬ世界や歴史を求めて図書館内を散策する。
と、そこでミーツェは、自分と同じ猫の獣人であるスピカの姿を発見し、興味を持った。
「あの、あなたはここの職員さんなのですにゃ?」
「はいですにゃ。あなたもびーえるをお探しですにゃ?」
「びーえる? なにそれ食べられますにゃ?」
「わかんないですにゃ」
「「にゃ?」」
ミーツェとスピカに、BLはまだ早すぎる文化だったようだった。
それはさておき。
「ところで、ほしびとにしか読めない本はどこにありますにゃ?」
「それなら、地下にありますにゃ。こちらですにゃ」
ミーツェは、猫同士ということで、すっかりスピカと意気投合していた。
地下まで案内してもらい、そこでミーツェは第十三階層の白の扉の龍について書かれた一冊の本を見つけた。
「にゃにゃ? 白い龍の羽毛を使えば、あったかいセーターやお布団が作れるのですにゃ?」
イメージできず、ミーツェは幻視の力を使って、本の記憶に触れてみる。視えたのは三毛猫(獣人ではない)を膝の上に乗せて、白いセーターを着た物書きが何かを書いている姿。
(こ、これは……!)
一着白いセーターが欲しくなったミーツェは、せかせかと本や幻視の内容をメモすると、もともと行く予定だった第十三階層への移動を少々早めることを決意――、
「にゃにゃにゃにゃなのですにゃ!」
というよりも、ねこまっしぐらな感じに、第十三階層までダッシュで飛んで行ったのだった。
* * *
そんなねこまっしぐらなミーツェの姿を、
バナーテイル・シートン
はおっかなびっくり本棚の陰に隠れて見ていた。
「ふー。いきなり肉食獣が走ってくるから、思わず捕食されるかと思っちゃったよ……」
どうやら身の危険は去ったらしいと安堵し、放念の息を吐くバナーテイル。
バナーテイル・シートン
は、木の実や小動物について書かれた書物を探すために本の迷宮を訪れていた。
書架が動くので潰されそうになったり、どこからともなく薫ってくるホットカカオの薫りに身体が火照るのを感じたりしつつ、バナーテイルはせっせと本のページをめくっていた。
「まー。小動物的には本のページをめくるのも一苦労だったりするんだけどねー」
なにせ小型のほしびと向けの本もあるにはあるが、通常の大きさの本だと一枚ページをめくるのも大変だったりするのである。
「でも、運動にもなるし、僕的に好奇心というのもあるからねー」
小さいからと言って、小さな世界に引きこもっていてはわからないこともあるだろう。
そう。たとえば、『塔』の外には不思議な力を持つ「もれいび」という者達が住む『島』があったり――。
「あ……」
と、そこでバナーテイルは思い出した。
今日は、そんな『島』からやってきた冒険者や、その他のほしびと達によって影が倒された祝いと称して、第一階層でちょっとした宴にお呼ばれしていたのだということを――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月04日
参加申し込みの期限
2017年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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