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概念召喚CGO ~大召喚舞踏祭~
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■偉大なる第二章 生命賛歌
ある政治家秘書の手記より。
今日も雲のよく見える晴れ空。一夜にしてできあがったかの城は、未だ谷にあるという。
甲冑に包んだ兵士(猫爪兵というらしい)が城を囲み、来る者を例外なく排除している。
なぜそんな酷いことをと尋ねたら、黒髪の女王は『不快だから』とだけ述べた。
これが異世界の女王、
空乃 アリア
だ。
空乃 アリア
という概念の最高峰。我が祖国が召喚し、契約した概念英雄。
ある日、女王アリアはこうも述べた。
「私が世界を手に入れたら何がしたいかって? 政治? 宗教と思想? 面倒な話は嫌だわ、得意な連中がやればいいじゃない」
私は祖国のため、祖国に住む家族と友人とそれに連なる全ての人々のため、あらゆる汚水をすすってこの地位まで上り詰めた。やがては政治中枢に携わり、よき国を作るのだと心に決めている。
そう述べると、女王アリアは手を叩いて笑った。
「いい演説じゃない。あなたが王様になりなさいな」
女王アリアは世界をお求めにならないのか。
そう尋ねたところ、まるでチェスの駒でも動かすような気軽さで言った。
「楽しい世界なら欲しいわ。不快なことがあれば、まるごと滅ぼすだけ」
ああなんと、世界の無情なこと。
「シュー君、すごい警備なのです」
「大統領の比じゃあないな」
八神 修
と
椿 美咲紀
。
広大なる谷の底。
銀色に見える地面の全ては、城を守る猫爪兵だ。
見えるだけで一万を超える兵の数だ。
高くそびえる城もまた、見えない壁に覆われている。
「どしましょう? 裏口とかから入ります?」
「あればいいけど。まあこういう場合はお約束、さ」
修は飛び、美咲紀は飛び、槍を構える猫爪兵たちめがけて降下する。
「正面突破だ!」
手を翳し、大気中に化学反応をおこさせ爆発。吹き飛んでいく猫爪兵たち。小さくできた大地の円形に着地すると、美咲紀は腕を右から左へ薙ぐように払った。
生命が奪われる……はずだが、猫爪兵には通じない。
「命無き存在。ゴーレムの一種?」
美咲紀が無数の猫爪兵たちに槍で突かれる。
常人ならば間違いなく死んでいるはずの現象を前に……。
「けど、できることは少ないみたいなのです」
美咲紀は強制的に回復した。
傷が癒えるなどという生やさしい現象ではない。貫いた槍が美咲紀の身体を中心にして物理的にはじき出され、柄と先端に分離して飛んでいく。
傷口は美咲紀を構成する全ての要素を一瞬にして生成、補完し、あまりの速さゆえにおきた衝撃波が猫爪兵たちを吹き飛ばしたのだ。
もはや生命そのものを使ったカウンターショットである。
ゆえに、美咲紀が猫爪兵の中を歩いて行くだけで、攻撃を受け続けるだけで、回復の『余波』で猫爪兵たちが弾かれ、力尽きていくのだ。
力尽きた猫爪兵は死体も残さず消えていく。
気になって手に取ってみると、細かい何かの粒だった。
「これは一体?」
首を傾げる修。その途端、粒が再び猫爪兵へと変化した。
「何かを原料にして不死身の兵隊を作ったか。厄介だな」
全ての生命を自由に奪える美咲紀。全ての実在を自由に移動できる修。二人にとって、無限に復活する猫爪兵は苦手な相手だった。
「救いがあるとすれば、俺たちを止められるほどの力はないってことかな」
大地に手をつけ、新たな地殻を存在させる。
恐るべき地震が起こり、大地がめくれ上がり、城までの道がまっすぐに開いた。
「ちょっと、あれだけ可愛い猫爪兵を乗り越えるだなんて、良心は痛まないの!?」
猫爪兵の群れを乗り越えた修たちを、アリアは一人で出迎えた。
ちらりと修の顔を見る美咲紀。
「か、可愛かったですか?」
「鎧でよく見えなかった」
「見えてたら更に苦手になっていたところでしたね」
助かりました、といって胸をなで下ろす美咲紀。
アリアは雷雲を頭上に浮かばせ、水晶を翳した。
「先に説明しておいてあげる。この雷は――」
言うより早く修が動いていた。
横っ飛びになり、いつの間にか存在していた銃をアリアめがけて連射する。
美咲紀も同じだ。修とは逆の方向に飛び、修から与えられた銃を乱射した。
全ての弾丸がアリアに集中し。
その全てが電撃によって消失した。
「……説明の手間が省けたわね」
アリアが意識する全てのものを攻撃する雷。
ただの雷ではない。飛来する弾頭が着弾する前に消失するほどのエネルギーだ。物理的に存在するあらゆるものを消すことができるだろう。
しかもそれが、意識と同じ速度で放たれるのだ。
「まあ、褒めてあげてもいいわ。あの数の猫爪兵を倒せたのはあなたたちが初めてだったから」
「……初めて? 前にも挑んで、『あの時点』で負けた概念英雄がいたのか?」
「さあ。来る者全て殺してたから。いちいち確かめてないわ」
肩をすくめてみせるアリア。
そして。
「あなたたちは……まあいいわ。消えなさい」
「概念強化『サウザンド・ライトニング』!」
アリアが攻撃を意識したその時点で、修と美咲紀は跡形も無く消失した。
回復力など意味を成さぬ。
問答無用の一撃必殺。アリアが女王たるゆえんだ。
しかし……。
「概念強化『存在分離』」
いつのまにか足下にいたフシギ生物が、突如として修そのものとなった。
「悪いが復活し――」
「サウザンド・ライトニング」
一瞬で消滅する修。
また別の場所で生まれる修。
消滅、再生、消滅、再生、消滅、再生、消滅、再生、消滅、再生、消滅、再生、消滅、再生、消滅、再生、消滅、再生、消滅――再生。
「俺はあらゆる世界線に自分の一部を点在させている。だから、俺はどこにでもいるんだ。そして」
手を翳す。
椿 美咲紀
が再生した。
「お互いがお互いの存在保管者(ホルダー)だ」
身構える二人。
アリアは。
「ふうん……」
とだけいって、再び二人まとめて焼き尽くした。
「それでも、私の方が早いけど?」
「だから」
再生する修と美咲紀。
二人は。
「概念強化『想い合う神』」
アリアの雷が、二人を焼き尽くすことができない。
雷のエネルギーを超える速度で回復しながら、お互いを補完しあっているのだ。
修は存在が常に更新され続ける銃をとり、アリアに突きつけた。
「2対1で互角だったんだ。君の強さに対抗するには、ここまでしなきゃあ勝てなかった。悪いね」
引き金に指をかける。
「チェックメイトだ」
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担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月05日
参加申し込みの期限
2017年09月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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