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せんせいといっしょ《夏の特別編》
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●ぴっかぴか! ゴミ拾い編(7)
ここは、ステッラ・デッラ・コリーナの程近く。
「はい、庚君、ガンガン手を動かしてねー」
「……みっちゃんに掃除の指示を出される日が来るとは、世も末だな……」
「何か言った? 盛大に寝坊して入学式をサボっちゃった如月庚く~ん?」
「イエ、ナンデモアリマセン」
説明しよう! 上述の理由で、
如月 庚
は
久保田 美和
先生の意に逆らうこと叶わず、
――ひとりじゃ心細いから手伝っ……じゃなくて! これを機に、ツケを払いなさーい!
とか何とか言われた挙げ句に、大変渋々ながらもゴミ拾いに参加する羽目になったのだ!
「はぁ……めんどくせぇ……」
「こ・う・く・ん?」
「ナンデモナイデス。……まぁ、真面目にやりますよっと……って、うん?」
「みっちゃんせんせーい!!」
ぶんぶんと手を振って駆け寄ってくるのは、
畑中 華菜子
。
その後ろには、
薄野 五月
も続いている。
「みっちゃん先生発見! アル!」
「なんだラーメンに蕎麦姉、お前らもゴミ拾いか……殊勝なこった」
「はっ! 元クラスメイトの如月庚君ことハイパーエリートヤンキーさん!」
「ちょっと待て。ハイパーエリートヤンキーの方がメインになってねぇ?」
「みっちゃん先生と同じクラスなんだよネー。ちょっと羨ましいアルー」
「おーい、俺の話聞いてるかー?」
といった具合の庚と華菜子の漫才めいたやり取りを笑顔で聞いて、
「何はともあれ、『寝子島クリーンキャンペーン』とは素敵な催しですねー。ふっふ」
五月は、近くのゴミを火ばさみを駆使してひょいひょいひょいっ。
今のところ、この場の誰よりも仕事をしている。
祈るような形に手を組んだ久保田先生が、瞳をきらきらと輝かせた。
「華菜子ちゃんと五月ちゃんも来てくれたんだね! ありがとう~!」
「ふっふっふ、装備もばっちりアルヨ! ゴミ袋いっぱいにして綺麗にするアル!」
「みっちゃん先生も参加されると聞きまして、これは私もお手伝いに行かねばとー」
2人とも頼もしい~! と、久保田先生は感激に目をうるうる。
「私と五月ちゃんは、言わば、『みっちゃんのことが気になって来ちゃった同盟』アルね!」
「らぎらぎ君も一緒ですし、ワクワクしますね。ふっふ」
「大好きな寝子島をお掃除する日アルから、私、頑張るアル!」
うんうん! と頷く久保田先生、益々感動。が、しかし。
「あ、掃除といえば、みっちゃん先生のお部屋を掃除した時を思い出すアル」
と、久保田先生的には唐突に、華菜子が爆弾を投下した。
「……え。いや、ええっと……」
「2年生になって担任じゃなくなったアルけど、ちゃんとお部屋のお掃除してるアルか?」
綺麗かな、大丈夫かな、心配アル! と澄み切った目で見つめられて、
「えっと、その……あっ! あんなところに大きなゴミが~!」
なんて、久保田先生は気まずげに視線を泳がせたあと、突然ゴミを拾いに行ってしまう。
「……逃げたな」
「みたいですねー」
行っちゃったアル……と残念そうに眉を下げる華菜子の後ろで、庚と五月は頷き合った。
かくして、(流れのままに)本格的にゴミ拾いを開始した一行。
「庚君はお掃除上手そうアル! コツを盗もうアル!」
「盗むって……ん? どうした、蕎麦姉」
ふと気付けば、さくさくとゴミを拾っていた五月の手が、ぱたと止まっている。
庚に声をかけられて、五月は「ああいえ」と、庚達の方へと向き直った。
「みっちゃん先生が、何やらゴミ以外もお探しの様子でしたのでー」
「ゴミ以外? ……あ、男の人と話し始めたアル!」
「なるほど、イケメン! 確かに星ヶ丘はこう、空気が違うと言いますか、リッチな雰囲気を感じますしねー」
華菜子と五月の視線の先には、リッチ系イケメンとのお喋りに興じる久保田先生の姿が。
女子2人の会話を耳に、庚は、やれやれと肩を竦める。
「ったくみっちゃんめ、自分から来いっつっといてよぉ……まぁいい、適当に……」
やるか、と、庚が紡ぎ切ることは叶わなかった。
「……む? みっちゃん先生、早速肩を抱かれていますが、進展が早すぎませんか?」
なんて、五月が怪訝そうに声を零したからだ。
「……そーいや、あの人の男運の無さは底なしだったな……」
前例を見てしまっている身としては少し心配だと、庚も手を止めて、久保田先生の方を見遣る。
「……って、やめろォ! そいつは星ヶ丘でも名うてのジゴロだぞ!」
「あっ、ハイパーエリートヤンキーっぽい情報な感じがするアル!」
庚の叫びを耳に、ジゴロの意味を分かっているのかいないのか、華菜子が言い、
「……もしかしなくても、あまり良くない状況でしょうか」
と、五月は口元に軍手をはめた手(火ばさみを使っていたので綺麗です)を宛がった。
その時、ふとした弾みで庚達の方へと向けられる、男の眼差し。
男に向かって、庚は全力のジェスチャーを届けた。
(ダメダメ! 俺の担任!)
ジェスチャーが伝わったのか、若しくは庚の鬼気迫る勢いに気圧されたか。
男は久保田先生に愛想笑いを向けると、さっとその場から姿を消す。
「あ、みっちゃん先生しょんぼりしてるアル……」
「いや、これで良かった。これで良かったんだ……」
「これは、放っておくのは危険かもしれませんね。早く、みっちゃん先生と合流を――」
――する前に、久保田先生は他の男性に話しかけられていた。
「……今度こそ、恋の予感アル?」
「見た目は、かなりのイケメンかと思いますが……」
「っだぁ! だめだみっちゃん! キラキラ見つめてるその人は所帯持ち……!」
久保田先生の男運の無さをフォローして、またも全身全霊のジェスチャーを披露する羽目になった庚。
男性を無事に追い払ったあとで、息を吐く庚に、五月が感心したように言う。
「らぎらぎ君、この辺りのことにものすごく詳しいですねー」
「まぁ、一応見知った場所だからな……」
星ヶ丘のクラブでこっそりウェイターのアルバイトをしている庚は、そっと口を濁した。
「『みっちゃん先生をなんだかんだで見守ってしまう同盟』の一員として、頼もしいですー」
「うん、同盟の名前変わってるぞ?」
「あっ! みっちゃん先生がまた男の人に!」
「やあ、中々、合流する隙がありませんねー」
「あああ! みっちゃん、その男は!」
久保田先生の受難と、3人の水面下の戦いは、まだまだ続く――。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月07日
参加申し込みの期限
2018年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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