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寝子島高校
せんせいといっしょ《夏の特別編》
みっちゃん先生といっしょ
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●にっこにこ! 休憩時間編(4)
「どーした、みっちゃん……なんか、真っ白だな……」
労わるような声音で言って、
如月 庚
は
久保田 美和
先生の背をぽんと柔らかく叩いた。
実際は、『なんか』も何も、久保田先生の奮闘をずっと見守っていたわけだが、そこはほら、思いやり的な。
「う、うう……」
お茶のペットボトルをきつく握り締めて、久保田先生はすっかり項垂れている。
畑中 華菜子
は、そんな久保田先生の手に、そっと自分の手を重ねた。
(みっちゃん先生、結構ナンパされてたのに、全員怪しい人だったなんて酷いアルヨ!)
彼氏できたのかなぁ? なんて気にしていた華菜子の胸は、ちくちく痛む。
(みっちゃん先生のことが大好きだから、色々心配なことがいっぱいアル!)
だから今はと、華菜子は元気を送るみたいにして触れた手に、優しく力を込めた。と、その時だ。
「如月!」
声がしたと思ったら、庚を目掛けて、何かが飛んできた。
パシッ! とキャッチすれば、それは、キンキンに冷えたスポーツドリンクで。
「……御剣、危ねぇだろ」
「いや、如月なら受け取れると思って。お疲れ」
「おう、そっちもな」
口の端を上げて自分の分のドリンクをぐいと仰いだ
御剣 刀
が、庚達の方へと歩み寄ってくる。
そうして、刀は久保田先生に声を投げた。
「久保田先生もお疲れさまです。大丈夫……」
でしたか、と言おうとしたわけだが、今の久保田先生は、もう、見るからに大丈夫じゃない。
「ええと……結構トラブルに巻き込まれてる印象があるので。気を付けて下さいね」
とりあえず真っ先に自分の部屋を掃除した方がいいんじゃないですかね、という言葉を飲み込む大人の対応。
それじゃあ、と刀がその場を離れたあとで、
「みっちゃん先生! このあとはどうするアルか?」
と、華菜子は敢えてどこまでも明るい声を出して、尋ねた。
久保田先生が、涙に潤んだ目で華菜子達を見遣る。
「……考えてない。お茶だけ飲んで、帰ろうかな……」
「でしたら、良かったらお蕎麦、ご馳走しますよ」
薄野 五月
の提案に、ぴくり、ちょっと反応する久保田先生。
「……お蕎麦?」
「『みっちゃん先生を励まそう同盟』による、ゴミ拾いお疲れ様会ということでー」
良ければ、皆様もご一緒に! との言葉に、
「わ、やったアル!」
なんて、華菜子がはしゃいだ声を出した。
庚が、久保田先生の背を、もう一度、今度は少し力強く叩く。
「つーわけで、蕎麦でも食いにいこうや……旧市街は……暖かいぜ……?」
「うう、皆、ありがとう……もう、もうね……とにかく、聞いてよー!」
「はい、幾らでもお話聞きますよー」
包み込むような声で言って、五月は久保田先生に、ポケットティッシュを差し出した。
4人の時間は、まだまだまだまだ終わらない、かも……?
久保田先生達と別れた刀は、ベンチに座って休憩中の
島岡 雪乃
先生の元へ。
「島岡先生、改めて、お疲れさまでした」
「御剣くんこそ、お疲れさまです~。さっきは、とても助かりましたよ~」
にっこりとする島岡先生の傍らへと、腰を下ろす刀。
刀は、眼差しだけで、島岡先生の横顔を捉えた。
「無理してません? 少しは、周りに頼って下さいね」
俺には遠慮する必要ありませんから、と伝えれば、
「御剣くんは優しいですねぇ」
と、島岡先生はほわわんと笑った。
「お茶、美味しいですね~」
「はい、身体を動かした後なので、飲み物が染み渡る感じがします」
2人の間を、穏やかな時間が、ゆったりとした速度で流れていく――。
「いやあ、まさか、本物の熊をクマ先生と間違えるとは……」
今はすっかり息を整えて、
龍目 豪
がしみじみと言う。
あのあと、何とか熊から逃げ切った3人。
今は、
吉田 熊吉
先生にたこ焼きを奢ってもらったところである。
「ったく、酷い目に遭ったぜ。……あー、労働の後のたこ焼き超うめえー!」
たこ焼きを1つぱくりとして、
化神 小次郎
が声を華やがせる。
そんな小次郎を見てこっそりと口元を緩め、
「クマ先生、たこ焼き、ありがとうございました!」
と、丁寧に御礼を言ったあとで、豪は身を翻した。
「どうした、龍目。もう行くのか?」
吉田先生が尋ねるのに、豪はからっと晴れた笑顔で振り返って、
「はい、俺、ちょっと用事があるんでこれで失礼します」
と告げるや、前に向き直って歩き出す。
自然、口元に笑みが浮かんだ。
(化神、頑張れよ♪)
去り行く豪が心の中でエールを送る一方、当の小次郎は、
(って、2人きりじゃねえか! もしかしたらこれは、『はい、あーんして』のチャンス!?)
とか、またも頬を熟れさせてそんなことを考える。
ちら、と顔を上げれば、そこには当然、吉田先生の顔があって――。
(いやいやいや、恥ずかしすぎて絶対無理!)
――ていうかあたしは、別に熊センセーのことなんて何とも思ってないんだから……。
落ち着け、あたし! と胸の内に呟いて、たこ焼きをまた口に運ぶ。
「美味いか?」
と声が降ったので、小次郎は慌ててこくこくこくっと頷いた。
(……でも、不思議だな。熊センセーこんなに優しいのに、どうして離婚したんだろう?)
気になるけれど、尋ねるのは不躾に思えて、止める。
でもいつかは知りたいな、と、小次郎は、3つ目のたこ焼きに短い串を伸ばした。
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あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
この度、せんせいといっしょシリーズの特別編を担当させていただきました!
寝子高の先生がゴミ拾いイベントに大集合! ということで、
それぞれの時間、お楽しみいただけておりましたら幸いでございます。
寝子高の先生方もかなりの個性派揃いですが、
お預かりしたアクションからPCの皆様の個性が迸りまくっていて、
私まで、いっぱいエネルギーを頂いての執筆となりました。
ちなみに、コメントページのお返事も、私が考えさせていただきました。
そちらも、合わせてお楽しみいただけていたらいいなあと願っております。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月07日
参加申し込みの期限
2018年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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