寝子高の職員室をふらりと訪れて、
桜栄 あずさ理事長はばばんっ! と言い放った。
「というわけで、皆、ゴミ拾いよろしくね~♪」
唖然とする先生方の手には、理事長が機嫌良く配ったチラシが握られている。
そこには、
『寝子島クリーンキャンペーン』と、どどんっ! と大きな文字が踊っていた。
その下には、~ゴミ拾いでもっと素敵な町へ~と記してあり、
「……つまり、寝子高教師総出でこのイベントに参加しろ、と?」
と、
津止 孝道先生が教頭として、その場を代表して一切の愛想なしに尋ねる。
「そうそう。なんかほら、飲みに行った時のノリで? 承諾しちゃって?」
「…………」
「やだ、その暗い顔やめなさいよ~。私も、一応顔くらいは出すから。ね?」
理事長がきゃらきゃらと笑う中、先生方はそれぞれにゴミ拾いイベントへと思いを馳せた。
◇
2年2組の教室に入るなり、
久保田 美和先生は「皆、聞いてよー!」と教壇を叩いた。
久保田先生の恋のお話(毎度の如くに失恋したらしい)を聞いたり聞き流したりが一通り終わった頃、
「あ、そうだ。実は、今度の休みに……」
と、久保田先生は、思い出したように教師陣勢揃いでゴミ拾いイベントに参加することになった旨を語り、
「皆もどう? イベントは、大勢の方が楽しいし!」
明るい笑顔で言ってから、(ここに来てやっと)チョークを握った。
美化委員会の担当としても頑張らなくっちゃね! なんて、久保田先生、どうやら気合十分な様子。
そんな久保田先生を前に、
鈴原 天音は青の瞳をきらきらと輝かせる。
「先生が大集合!? 何だかちょっと面白そうなんだよ!」
そんなこんなで、ゴミ拾いイベントの話題はいつの間にか学校中に広がっていくのだった。
お世話になっております、巴めろと申します。
このページを開いてくださってありがとうございます!
『せんせいといっしょ』シリーズの特別編を担当させていただきます。
鈴原 天音さん、ガイドへの登場誠にありがとうございました!
なお、もしこのシナリオにご参加いただける場合ですが、
ガイドは一例ですのでご自由にアクションをかけてくださいませ。
以下、シナリオの詳細でございます。
このシナリオの概要
理事長の独断で、『寝子島クリーンキャンペーン』というイベントに参加することになった寝子高の先生方。
『寝子島クリーンキャンペーン』は町が主催のゴミ拾いイベントで、
各々が自由な場所でゴミ拾い活動をし、終了後は旧市街の参道商店街にてお茶が振る舞われることになっています。
その折、商店街での買い食いやイートインの利用もOK。
イベントは、途中参加・飛び込みでの参加歓迎となっております。
また、火ばさみ、軍手、ゴミ袋などは町側から無料で支給されます。
・学校で先生から話を聞いて、お手伝いに参戦!
・偶然ゴミ拾い中の先生と出会い、イベントに途中参加
・元々イベントへの参加を決めていたところ、当日、先生の顔を見かけて……
などなど、お好みのシチュエーションでご参加くださいませ。
寝子高生以外の方のご参加も、もちろん大歓迎でございます。
なお、どの先生がどこでどんな活動をするのかは、
参加確定後、【7月10日】いっぱいまでに、コメントページにて先生の居場所を尋ねる発言をしていただきますと、
48時間以内に、該当の先生からコメントページにお返事が書き込まれます。
また、ゴミ拾い終了後、先生方はそれぞれにお茶を飲みながら休憩……の予定ですが、
例えば商店街での買い食いやイートインの活用を検討しているかもしれませんし、
ちょっとした物を奢ってくれるかもしれません。(いずれも先生によります)
居場所を尋ねる発言と一緒に終了後の予定を尋ねると、こちらについても返事があります。
終了後について特に質問がなかった場合は、先生方はお茶を楽しんだあと解散します。
校外で過ごす、先生とのお掃除日和な時間。お楽しみいただけますと幸いです。
ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!