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せんせいといっしょ《夏の特別編》
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●ぴっかぴか! ゴミ拾い編(5)
八神 修
は、整理整頓を愛する。
そして彼は、不潔というこの世が孕む闇を憎む。
なんというか、つまり、修は掃除が好きなのだ。
そんな彼が、このゴミ拾いイベントの話に食いつかないわけがない。
脊髄反射で参加を決めた修は、当日、星ヶ丘寮の近辺に、どんと仁王立ちした。
胸には、ご近所の平和(美観)を守ってみせる! という熱い使命感が燃えている。
と、その時だ。
「……あれ? 黒崎先生?」
修の目に留まったのは、
黒崎 俊介
先生の姿。
零した呟きに、黒崎先生が「おや」という感じで修の方へと眼差しを遣る。
修は、礼儀正しくぴしりと頭を下げた。
「おはようございます、黒崎先生」
「やあ、おはよう、八神くん。随分早いね」
「少し、張り切ってしまいました。地域活動としても、意味深いイベントだなと」
修の言葉に、黒崎先生は、ふっと、涼やかな目元を和らげる。
「同感だな。君も、今日はこの辺りを?」
「はい、そのつもりです。よろしくお願いします」
よろしくね、と黒崎先生が応じ、修達は早速ゴミ拾いに取り掛かった。
手際良く確実に、分別を誤ることもなくゴミを次々に袋の中へ収めていく修。
黒崎先生もてきぱきと、汚れることも厭わずに作業に当たっていた。
「黒崎先生、今日はTシャツ姿なんですね」
「え? ああ、汚れてもいい服装でと思って。おかしくはないかな?」
よく似合っていますよ、と爽やかな笑顔で答えながら、修は思う。
(先生も、このイベントに本気で取り組んでいるんだな……)
有能かつ人格者である黒崎先生は、修が特に尊敬している先生だ。
近所の人に「精が出ますね」と声をかけられて朗らかに応じる黒崎先生の姿に、修は口元を淡く緩めた。
「なんだか生き生きしてらっしゃいますね」
「そうかい? だけど……うん、清々しい心持ちではある、かな」
「よくわかります。掃除は心が洗われますよね」
「八神くんは掃除が好きなのかい?」
「ええ、寮でも、書斎だけは自分でやらないと気がすまなくて」
照れ笑いを漏らす修へと「わかるよ」と黒崎先生が頷く。
「ここは自分で綺麗にしたい! というこだわりだよね。中々、人には伝わらないけど……」
「それも、わかります。……そういえば、先生のご自宅もこのあたりでしたよね」
「うん、良ければこのあとうちでティータイムでも……いや、今日はお茶を振る舞ってもらえるんだったか」
そっちも良ければ一緒に、との黒崎先生の言葉に、
「是非、ご一緒させていただきたいです」
と、修はにこやかな笑みを返した。
星ヶ丘マリーナに
ウォルター・B
先生の姿を見つけた
倉前 七瀬
は、
「おお! おりました!」
と、緑の双眸を華やがせて、ゆったりとした足取りで尊敬する先生の元へと。
寝子高の先生達が『寝子島クリーンキャンペーン』に参加すると耳にした七瀬。
ということはウォルター先生も参加するはずだと、七瀬は事前に、ウォルター先生に声をかけていた。
七瀬に気付いたウォルター先生が、青の眼差しを僅かに和らげる。
「やぁ、倉前。本当に来たんだねぇ」
「本当に、ってどういうことですか? ええと……僕、来るって言いましたよね?」
七瀬がことりと首を傾げれば、「うん、言った言った」とウォルター先生。
「だけど、ゴミ拾いって結構大変じゃない?」
「そうですか? 僕は、楽しそうだと思いますよ」
「君は屈託がないねぇ。若いなぁ」
「僕もお手伝いしますけん、先生も一緒に頑張りましょう~」
気負った調子のない七瀬の言葉に、ウォルター先生はくすと小さく笑んだ。
「何だか今日は、倉前の方が先生みたいだねぇ」
まぁ行こうか、と、ウォルター先生が歩き出す。
その横に並んで、七瀬は声を弾ませた。
「海の近くやけん、変わったゴミとか落ちとらんですかねぇ?」
「変わったゴミかぁ。そういえば、すぐ近くに砂浜があったねぇ」
「砂浜! 面白いものがありそうです! 先生、行ってみましょう!」
言うや歩を速めた七瀬のあとを、「仕方ないなぁ」とばかりにウォルター先生がゆるりと追う。
かくして、七瀬達は柔らかな砂の上へと降り立った。
「さて、頑張りますよー!」
七瀬の宣言が、自然、ゴミ拾い開始の合図になる。
黙々としてゴミを拾う中――七瀬は、砂の中にきらりと煌めくものを見留め、拾い上げた。
「おおお!! ウォルター先生、ウォルター先生! こんなもの拾いましたよ。すごかー」
「おや、シーグラスか。綺麗だねぇ。うん、こういうのは嫌いじゃないよ」
「よーし! もっと面白いもの見つけますよー! ……あ!」
七瀬の目が、また新しい『何か』を捉える。
足元が濡れるのにも構わずに波打ち際まで歩を進め、七瀬はあるものを掬い上げた。
「ウォルター先生、これ!」
「これは……中に紙が入ってるねぇ。ボトルメッセージ、かなぁ?」
「うわ~、浪漫ですね~。えっと……『あなたは今、幸せですか』?」
「お、哲学的な問いだねぇ」
「……はっ! そうだ、お返事書きましょう!」
言って、荷物からいそいそとメモとペンを取り出す七瀬。
「そうですね……『高校最後の年、毎日がとっても楽しいです』……と」
「それ、君の近況?」
「はい、見知らぬ誰かに伝えたくて。先生も書いてみませんか?」
「僕も? うーん、そうだねぇ……」
七瀬のペンを借り受けたウォルター先生が、メモに文字を踊らせる。
「何て書いたとですか?」
「うん? それは、秘密」
口元に緩く弧を描いて、ウォルター先生は、瓶に畳んだメモを入れた。
七瀬もそれに倣い、そのあとで、封をし直した瓶をそっと海に放つ。
「届くでしょうか」
どうだろうねぇ、と、ウォルター先生は笑った。
どこか少し、楽しそうに。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月07日
参加申し込みの期限
2018年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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