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せんせいといっしょ《夏の特別編》
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●ぴっかぴか! ゴミ拾い編(6)
新田 亮
は、『寝子島クリーンキャンペーン』に自主的に参加を決めた。
亮の目的は、
四十九院 鸞
先生が、クローネなのか否かを確かめることだ。
「こんにちは、四十九院先生」
星ヶ丘駅前で声を掛ければ、四十九院先生は「あら?」という顔をした。
「亮君も、このイベントに?」
「はい。ご迷惑でなければ、ご一緒しても宜しいですか?」
「ふふ、勿論ですわぁ。ひとりだと、盛り上がりに欠けますもの」
言って、形の良い唇を少し尖らせる四十九院先生。
子供っぽいその様子に、亮は僅かに苦笑した。
「あ、今、笑いましたでしょう?」
「いえ、そんな。……そういえば、先生とは
課外活動
以来ですね」
「ああ、あの、お菓子作りの」
「あれから、お菓子作りはやっていますか?」
問いに答えようと口を開きかけて――刹那、ぱちりと瞳を瞬かせる四十九院先生。
振り返って、その黒の眼差しの先を、亮も追った。
「課外活動、お菓子作り……ふ、ふふ……甘美な響きです……!」
そこに立っていたのは、スーツ姿の美青年、
アケーチ・タッマーキ
だ。
何故か己の身を抱いて、頬を紅潮させている。台無し美青年。
「あの、明智さん……?」
亮に声をかけられて、ハッと我に返るアケーチ。
「あぁ、失礼しました。あまりのトキメキワードを耳に、胸キュンを抑えられず……!」
「は、はぁ……」
「改めまして、お二方とも、またお会いできて嬉しいです、ふふ……!」
亮の困惑を余所に、アケーチは優雅に頭を下げた。
四十九院先生が「うふふ」と笑う。
「私も、またお会いできて嬉しいですわぁ。ええと、確か……」
「蚤の市以来、ですね」
本当は、
寝子高の生徒になったり
、
妖精化事件の時に憑依されたり
といった縁もあるが、
(鸞さんは夢だと思っていらっしゃるでしょうし)
と、アケーチはそっと微笑んだ。と、その時。
「おや、随分賑やかだね」
軍手と火ばさみ、ゴミ袋を手に、現れたのは
サキリ・デイジーカッター
だ。
「サキリか」
「やあ、新田。人通りが多い場所だからゴミも多いだろうと踏んだんだけど、皆、同じ考えかな?」
にこやかな笑みを零しながら、サキリはちらと四十九院先生を見遣った。
(まさか、こんなふうに偶然会うとはね……)
サキリもまた、妖精化事件の折に四十九院先生と関わりを得ている。
亮と同じく、自主的にこのイベントに参加したサキリ。
やることに変わりはないが、四十九院先生との距離は、正直掴みかねていた。
だからこそ。
「先生、僕も一緒にゴミ拾いをさせてもらっても?」
折角の機会だと、サキリは四十九院先生に、そう問いかける。
四十九院先生が「大歓迎ですわぁ♪」と口元を綻ばせた。
「掃除は大勢の方が捗りますし、何より、そっちの方が楽しいですもの」
「でしたら、私も是非、お手伝いさせていただきたいです、ふふ……!」
何となくの事情を把握したアケーチも、嬉々として挙手。
「あらあら。何だか、愉快な時間になりそうですわねぇ」
四十九院先生が、殊更機嫌良く声を華やがせた。
かくして始まったゴミ拾いタイム。
火ばさみでゴミをまた一つ拾い上げて、
「さっきの続き……お菓子作りの話ですけど、俺は時々やっていて、見た目にも気を遣うようになりました」
と、亮は四十九院先生の方へと声を投げた。
「あら、亮君、向上心があるんですのねぇ」
「まぁ、センス無いので、参考資料のデザインを真似るだけですが」
「うふふ、それでも充分すごいと思いますわぁ」
さくさくとゴミを拾い、ゴミ袋に放り込みながら、サキリは2人の会話に耳を澄ませる。
(……クローネに関して気になる点がある)
クローネは、ろっこんを暴走させられる能力を有していた。
しかしサキリは、彼女が人間体に変じた姿も目にしたことがある。
(2つは、全く異なる能力に思える……)
サキリには、それが不思議だったのだ。
(基本的に、らっかみももれいびもろっこんは1つ)
――拡張能力はあるけど、原則、複数の能力は使えない筈じゃないのか?
その疑問を解く鍵を、四十九院先生が握っているかもしれないとサキリは考える。けれど。
(何はともあれ、先生がフツウの先生であればそれでいい)
そんな想いを胸に沈め、サキリは、すぐ近くで作業に当たるアケーチへと声をかけた。
「すごく熱心だね。それに、手際もいい」
「お褒めに預かり光栄です。サキリさんも流石のご手腕ですね、ふふ……!」
「頑張って街を綺麗にしたいと思っているだけだよ」
「ふふ、よくわかります。己の手で美しくなっていく様を見るのは、途方もない快感ですものね……!」
恍惚としてそんなことを囀るアケーチと、そっと、少しだけ距離を取るサキリ。
(やっぱり変わった人だな……)
と、思わずにいられないのはそんなこと。
その一方で、亮は、ここからが本題だと、四十九院先生に慎重に問いを投げる。
「そういえば、先生の故郷ってどの辺りなんですか? 思い出話とか聞きたいなと思って」
「はっ! もし差し支えがなければ、私も鸞さんのお話をぜひお聞きしたく……!」
亮の声を耳に留めて、アケーチも、がばっ! と振り返る。
四十九院先生が纏う不思議な雰囲気に、アケーチは興味を抱いているのだ。
サキリも、四十九院先生が言葉を紡ぐのを静かに待つ。
しかしじきに、四十九院先生は、困ったように少し眉を下げて、
「……私、自分のことを話すのは苦手なんですの。ごめんなさいね」
とだけ返すのを答えとした。
(隠したいことがあるのか、覚えていないのか、ただ本当に苦手意識が強いのか……)
判断し難いな、と亮が思考に沈む横、アケーチが、
「そんなミステリアスなところもチャーミングですよ、ふふ……!」
と、いつもの調子で、けれど四十九院先生の表情の曇りを取り除かんとするように零す。
「それに、チャーミングと言えば、今日のお召し物もとてもよくお似合いです」
「……あら、分かってくださる? このワンピース、お気に入りですの」
「ええ、分かりますとも……! 黒鳥の如き美しさ、私、興奮してしまいます」
「あなたも、黒いスーツ姿、素敵ですわよぉ。黒と黒でお揃いみたいですわねぇ」
ころりと機嫌を上向かせて、にこにこと微笑む四十九院先生。
「ふふ、私も、勝手ながら親近感を抱いておりました……!」
「あらぁ、嬉しいですわぁ」
楽しげな会話を耳に、サキリは、ゴミ袋の口を締めながら、思う。
(クローネがあれで本当に終わったのか、四十九院先生が何者なのか。解らない事はある)
でも、と、赤の双眸を細めるサキリ。
(こうして一緒にフツウの生活を満喫できる日々は素晴らしいな)
晴れた空から降り注ぐ陽の光が、4人を柔らかく包んでいた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月07日
参加申し込みの期限
2018年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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