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せんせいといっしょ《夏の特別編》
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●ぴっかぴか! ゴミ拾い編(1)
御巫 時子
の足は、寝子島駅へと向かっていた。
放課後、
五十嵐 尚輝
先生と話をしていた時に、ゴミ拾いイベントのことを知った時子。
かくして時子も、『寝子島クリーンキャンペーン』へ参加することを決めたのだ。
「尚輝先生、今日はよろしくお願い致します……」
「あ、御巫さん。よろしくお願いしますね。まあ、ぼちぼち頑張りましょう」
それにしても、と、まだ真っ白い軍手をはめた手を、顎に宛がう五十嵐先生。
時子は、瞳を瞬かせて首を軽く傾けた。
「それにしても、何でしょうか?」
「いえ……そういう格好は、なんというか新鮮だな、と」
言われて、時子は今日の自分の服装のことを思い出す。
ゴミ拾いということで、動きやすいスタイルを意識してきた。
「その、おかしくはないでしょうか……?」
「似合っていますよ。僕は、ほら、この通りなわけですが」
言って、長袖Tシャツにゆるっとしたパンツを合わせた五十嵐先生は微かに笑う。
「駅を利用する人に部屋着で来たと思われないか、流石の僕も少し不安です」
「そんな、お似合いですよ。大丈夫です」
ぐっと拳を握って力説すれば、「ありがとうございます」と五十嵐先生。
「じゃあ、心配が晴れたところで、始めましょうか」
「はい、今日はどのぐらいゴミが集まるでしょうか?」
そうして、2人は早速ゴミ拾いを開始した。
草の中から空っぽのペットボトルを見つけ出して、時子は火ばさみで掴んだそれをゴミ袋へ放る。
寝子島駅を利用することの多い時子である。
決して美観が損なわれてはいないが、それでも探せばゴミが出てくるという事実に、少なからず驚かされる。
「あまりゴミが落ちてるイメージが無かったのですが……意外と、探せばあるものですね」
「そうですね。こういう時は、普段気付かないところまで目が行く気がします」
例えば、と、五十嵐先生の前髪の向こうの眼差しが、時子を捉えた。
「火ばさみと軍手。町から支給されたものじゃないですよね」
「え? あ、はい、これは持参したもので……」
「すごいな、と思いました。あと、これは僕も頑張らないといけない、とも」
時折言葉を交わしながらも、ゴミを拾い、伸びた草を抜き、あっという間にゴミ袋が一ついっぱいに。
口を結び、所定の場所へ運ぶ為に持ち上げようとしたゴミ袋が、ひょい、と五十嵐先生の手に奪われた。
掠るようにして、軍手越しに、手と手が触れる。
「僕が運びます。重たいですから」
「あ、ありがとうございます……」
言って、時子ははにかむように、淡く微笑んだ。
寝子島町役場に勤めている
三折部 朝衣
にとって、今日は休日。
自宅の近所にある参道商店街へと買い物に出かけた朝衣は、
「……あれ?」
見覚えのある姿を目に留めて、はたと足を止めた。
「樋口先生?」
呼べば、朝衣の高校時代の担任だった
樋口 弥生
先生が、淀みのない所作で振り返る。
「あら、三折部さん」
「お久しぶりです、樋口先生。
この前のお花見
以来ですね」
カラオケ大会に飛び入りで参加した時のことを思い出したのか、樋口先生は優美に口元を押さえて笑った。
その手には、今日は、まっさらの軍手がはめられている。
町役場勤めの朝衣は、すぐに、『寝子島クリーンキャンペーン』のことを思い出した。
「もしかして、樋口先生もキャンペーンに参加されるんですか?」
「ええ。それで、この格好」
シンプルな黒のTシャツに、細身のスキニーデニムを、すらりと着こなしている樋口先生。
対する朝衣は、当然、ゴミ拾いを想定して衣服を選んではいないのだが、
「先生が参加されるなら、あたしもご一緒します」
と、樋口先生に明るい笑顔を向けた。
「ふふ、それは嬉しいサプライズね。楽しい時間にしましょう?」
朝衣も早速軍手、火ばさみ、ゴミ袋の道具一式を受け取って、2人でゴミ拾いを開始。
黙々とゴミを拾い、頬を伝う汗を拭ううちに、
(なんだかこうしていると、高校生だった頃に戻ってきたような気がするな……)
なんて、朝衣は高校時代の只中に自分が立っているような心持ちを覚えた。
ふと、ぷわりと頭に浮かぶ、高校生だった時分の出来事。
「ねえ、先生」
「うん? どうしたの?」
樋口先生が、一旦手を止めて朝衣の方を見遣る。
「学校の大掃除で中庭の掃除をしてて、蛇の抜け殻を見つけたことがあったじゃないですか」
「そういえば、そんなこともあったかしら。確か……三折部さんが大騒ぎしたのよね」
「あたしが大騒ぎしたんじゃなくて、大騒ぎになったんですよ」
……まあ、あたし、蛇とか苦手だからどうしようとは思いましたけど。
朝衣の言い様に、樋口先生はくすりと笑んだ。
「そんな笑わなくても……本当に怖かったんですよー」
「ふふ、そうよね、ごめんなさい。……ああ、掃除と言えば……」
あんなことがあった、こんなことがあった。
様々な色形の話の花が、鮮やかに咲き誇る。
勿論、ゴミ拾いに精を出すことも忘れずに。
幸い、蛇の抜け殻の類は発見されず、
「良かったわね、三折部さん」
と、順調にゴミを片付けたあとで、樋口先生はからかうように囀った。
御剣 刀
は、寝子島神社でゴミを拾っていた。
「日頃、剣術の練習で世話になっているからな! 蔑ろにはしたくない」
真摯に、コツコツとゴミ袋の中身を増やしていく。
頬を伝う汗が邪魔くさくて、ぐい、と手の甲で拭った。
まだ真夏ではないが、身体を動かしていれば、嫌でも汗が噴き出る。
(そういえば……)
刀は、
島岡 雪乃
先生の顔を、ふと思い出した。
(島岡先生は、何処を掃除してるんだろう?)
人に頼らず、すごく真面目に活動に取り組んでいて、そのせいで苦労をしているのではないか。
刀には、そんなふうに思えて仕方がなかった。
(その辺りが、下手くそな人なんだよな)
立ち上がり、ぐん、と背筋を伸ばして、辺りを見回す。
見たところ、寝子島神社のゴミは、あらかた片付いたようだった。
「……参道商店街、行ってみるか」
参道商店街もまた、こちらは常の買い物で、刀が頼みにしている場所だ。
寝子島神社同様、放ってはおけないし、
(島岡先生も、最後は参道商店街に戻ってくるはずだしな)
うん、と頷く。
今の居場所はわからないが、何か、少しでも手伝うことができれば。
そんな思いを胸に、刀は参道商店街へと移動し、そして――、
「……お、このたい焼き美味しい」
火ばさみのお陰で手は汚れていないのをいいことに、軍手を外し、買い食いに励み始めた。
「あっ、たこ焼きもある……あっちは饅頭だ! お茶、お茶!!」
ゴミ拾いイベントが、あっという間に食べ歩き満喫ツアーに早変わり。
饅頭の上品な甘みを口の中に味わいながら、刀は自分の心に言い訳する。
(いや~、仕方ないんだよ。身体を動かすと腹が減るからさ!)
しかし、饅頭を平らげたところで、刀の目に、ふと、他のイベント参加者の姿がとび込んできた。
口元のあんこを、親指で拭ってぺろりとし、真剣な表情を取り戻す刀。
(おっと、掃除を忘れたら本末転倒だよな。気を付けないと)
イベントの終了時間も、刻一刻と迫っている。
足を速めようとして――刀は、はたと気付いた。
「島岡先生!」
名前を呼べば、ふらつきながらゴミで満タンのゴミ袋を運んでいた島岡先生が、刀を見る。
刀はすぐに島岡先生の元へ駆け寄ると、その手から、半ばは奪うようにしてゴミ袋を受け取った。
「み、御剣くん? それ重いですし、大丈夫ですよ~」
「そう言わずに、力仕事は任せて下さい」
ゴミ置き場まで運べばいいですか? と視線を遣れば、
「……ふふ、ありがとうございます~」
と、島岡先生は、ふんわりと微笑んだ。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月07日
参加申し込みの期限
2018年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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