this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
せんせいといっしょ《夏の特別編》
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
●ぴっかぴか! ゴミ拾い編(4)
イベント当日、
冴木 竜司
は常よりも気合を入れた服装でマリンパラダイスに現れた。
具体的には、清潔感溢れる白スーツ姿。
完全に今からゴミ拾いに臨む人間の格好ではない……が、しかし!
(何せこれ、良く考えたらまゆ先生と『ゴミ拾い』と書いて『デート』と読むイベントだからね!)
そりゃあ気合も入るぜ……って、あれ? そういうイベントだったっけ?
まあとにかくそんなこんなで、竜司はやる気十分、辺りに
相原 まゆ
先生の姿を探す。
「! まゆ先生、発見!」
ぴかり、相原先生の姿を見つけ出した竜司の双眸が光った。
かくして、竜司は愛しの相原先生の元へと全力疾走!
「まゆ先生! 貴女はマリンパラダイスに舞い降りた水上の天使!」
「っ、来たわね、竜司君」
「今日も可憐でキュートなその姿……最高です! 結婚してくださーい!」
跳躍、そして、水中へとび込むかの如くに、相原先生の胸へと全力のダイブ――。
「って、させるか! 結婚は、お こ と わ り よ !」
「どいひー!」
相原先生も慣れたもの、さっと身体をずらして竜司のラブアタックをひらりと避ける。
竜司君? 勿論、頭から地面に激突しましたよ、はい。
服の汚れを払いながら、何事もなかったかのように起き上がる竜司を前に、
「全く、懲りないわね……昨日もこのやり取りしなかった?」
と、相原先生が、呆れ混じりというよりは呆れ全開フルスロットルな息を吐く。
その、『昨日のやり取り』の顛末は、こうだ。
「まゆ先生ー! 一緒にゴミ拾いしましょう!」
教室でスチャリと跪かれキメ顔を向けられて、相原先生はじとりとした目で竜司を見た。
「流石に耳が早いわね……」
「当然です! まゆ先生と仲良くなれそうなイベントを、俺が見逃すはずないじゃないですか!」
好感度をあげちゃいますよ! とぴっかぴっかの笑顔で言う竜司、痛む頭を押さえる相原先生。
「そこで! 良ければそのエスコートは、この冴木竜司にお任せを!」
「エスコート、要る? ゴミ拾いに?」
「必ずや! まゆ先生にご満足いただける結果を出しますから!」
「聞いてる? あたしの声、聞こえてる?」
「その愛らしい声、聞こえないはずがないじゃないですか! 今日も言います、結婚してくださーい!」
「はいはい、お断りお断り」
「どいひー! でも、そんなところも堪りませんっ!」
「……2人の愛の1頁、ですね!」
「え? 本当にあたしと同じ記憶を保持してる?」
ていうか、と、相原先生は再びのため息を吐いた。かなり盛大なやつだ。
「つっこんでいい? つっこむわよ? 竜司君、何で白スーツなの?」
「そりゃあ、デートに気合入れないのはナシでしょう! さ、ゴミ拾い、始めま……」
「きゃあああ! 小学生が白スーツの変態に誘拐されてる!?」
竜司が相原先生の手を引こうと彼女の手を握ったところで、すぐ近くで悲鳴が上がった。
用事があってマリンパラダイスの近くへ訪れていた、
羽生 碧南
の声である。
「ちょっと、あたしのどこが小学生なのよー!」
相原先生の魂の叫びが、碧南の声の余韻をかき消すように、辺りに木霊する。
碧南は、きょとりとして、瞳を瞬かせた。
「……あれ? まゆ先生?」
「あなた、あたしのこと小学生って言ったわよね……言ったわよねぇ……?」
あ、あはは……と笑って誤魔化す碧南。
それでも、相原先生の視線が鋭く刺さるものだから、
「ええっと、まゆ先生達はここで何を?」
と、碧南は話題を逸らしにかかる。
「ああ、『寝子島クリーンキャンペーン』、知らない? どこから話せばいいかしら、先ず、理事長が……」
相原先生の話をふむふむと聞いて、碧南は、
(なんというか、あの理事長らしいわ……)
と、心中にものすごーく納得した。
「そうだ。折角だから、一緒に参加しない? あとで、コンビニで何か奢るわよ」
誘われて――碧南は少し考えた末に、「はい、でしたら、お手伝いします」と頷く。
(用事が終わったら、ゲームショップで最新乙女ゲーの予約をしようかと思ってたんだけど……)
それはこのイベントのあとでいいか、と思ったのだ。
機嫌を直した相原先生が、「ありがと。じゃあよろしくね」と笑う。
「まゆ先生! 俺のことも忘れないでくださいねー!」
という竜司のシャウトを綺麗に受け流して、早速碧南達はゴミ拾いを開始した。しかし早速、
「うぐぐぐ、届かない……!」
なんて、茂みの奥のゴミに火ばさみを伸ばして、顔を真っ赤にする相原先生。
小さな身体で懸命に頑張る相原先生の様子を、少し離れたところで作業に当たる碧南が見守る中、
――ひょいっ。
竜司が、横から火ばさみを伸ばして、件のゴミを拾い上げた。
「竜司君……」
「俺は先生の手伝いですから! こき使ってくださいね!」
眩いような笑顔を真正面から相原先生に向ける竜司。
ふいと視線を逸らした相原先生が、「……ありがと」と小さく零した。
「デレ! いただきましたー!」
「ああもう、うるさーい!」
テンション上がりまくりの竜司を残して、相原先生は新たなゴミを探して動き出す。
「あ、ここ、結構汚れてるわね」
「はい、そうなんです」
相原先生の言葉に、少し眉を下げる碧南。
かくして、2人は並んでゴミを集め始めた。
しかし、碧南はそわそわと落ち着かない様子。
「どうしたの?」
「あ、いえ……私とまゆ先生が一緒に作業してたら、それだけで目立っちゃうなあ、って」
「……それは、あたしが小さいからってこと?」
「そうじゃなくて、私、高身長が少しコンプレックスなんです。あと、童顔も」
アンバランスな感じがしません? と零せば、相原先生は軽く首を傾ける。
「うーん、そうは思わないけど……外見のコンプレックスっていうのは、わかるつもり」
相原先生の言葉にほっと息を吐いて、碧南は自身の胸の内にわだかまるものを吐き出した。
「例えば、自分に合うサイズの服が見つからなくて……本当に苦労します」
「あー、あるわよねぇ。……でも、身長が高くて良かったこともあるんじゃない?」
ゴミ拾いの手は止めないままで、相原先生が、淡々とした声音で言う。
考え考え、こく、と首を小さく縦に振る碧南。
「バスケでは、有利に働いてくれてると思います」
「そう思えるなら、立派よ。カッコいいわ」
言って、相原先生は、幼い顔に似合わないような、大人っぽい笑みを碧南に向けたのだった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
せんせいといっしょ《夏の特別編》
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月07日
参加申し込みの期限
2018年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!