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せんせいといっしょ《夏の特別編》
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●ぴっかぴか! ゴミ拾い編(2)
「さあ、やってきましたよ! ぼろっぼろの猫鳴館周辺!」
腰に手を当てて仁王立ちをし、
本条 小萩
は朗々と声を張る。
「学校の美を統べる者こと美化委員長の小萩が降臨したからには、この辺りも見違えること請け合いです!」
通行人の視線もなんのその! な小萩の傍らには、
瓜山 メイ
先生の姿も。
尤も瓜山先生は、小萩とは対照的に、きょろきょろおろおろしているのだが。
「猫鳴館はぼろぼろですから、きっと周りも汚れて……」
「あ、あの、小萩さん。あまりぼろぼろと連呼するのは……」
「小萩のように完全なる美の存在を目指すのは、フツウの人には荷が重いことでしょう。しかし!」
――身の回りを清潔にするのは大事なのです!
以前友人から話に聞いた久保田先生の家のようになってはいけないと、小萩の演説(?)は続く。
そう、瓜山先生の控えめな指摘は、小萩の耳にはちっとも届いていないのだ!
「あの、ええと、うう……」
瓜山先生のおろおろが最高潮に達した、その時。
「おや、二人揃って何をしているのかな?」
と、背後から声がかかった。
小萩達が振り向けば――そこに立っていたのは、薔薇の美しさも翳むようなイケメン、
花椿 涼太郎
だ。
「あ、涼太郎さん!」
「やあ、本条くんに瓜山先生も。僕は近所を華麗に散策していたところなのだけれど、君達は?」
にこ、と上品かつ艶やかな笑みを浮かべる涼太郎の問いに、小萩は「えっへん!」と胸を張った。
「美化委員長の小萩は、『寝子島クリーンキャンペーン』に参加中なのです」
「そうか、本条くんは美化を統べる者だもんね! しかし成る程、クリーンキャンペーン……!」
涼太郎の涼やかな眼差しが、「それ即ち、更に美を磨くことだね!」と、きらりと光る。
「美を追求し、僕の目の届く範囲全てを美しくするべく、参戦させていただくよ!」
「わ、お手伝いしてくれるんですか? うれしいです!」
「はーっはっはっはっは! 寝子島の美の妖精こと、花椿涼太郎の出番のようだからね!」
「はい! 小萩達の美のパワーをもってすれば、悪名高い猫鳴館のゴミでさえもひれ伏すことでしょう!」
「違いないね! はーっはっはっはっはっ!」
辺りに木霊する、涼太郎の高笑い――。
「え、ええと……では、始めましょうか」
瓜山先生が2人のパワーに圧倒されながらも声を投げれば、さあ、ゴミ拾いの始まりだ。
くるくるくるりと乱れを知らないターンを決めて、火ばさみで、優雅にゴミを拾い上げる涼太郎。
「こうして皆で汗を流す時間も美しいよね!」
額に浮いた真珠のような汗を拭う仕草さえ、煌めきを辺りに散らすが如く。
加えて、一見無駄だらけのように見えて、涼太郎のゴミを拾う一連の動作は滑らかかつ的確だ。
「涼太郎さんはお掃除の手際がいいですね」
小萩の言葉に、「そうかな?」と涼太郎は機嫌良く応じた。
「本条さんにそう言ってもらえるだなんて、光栄だよ☆」
「ふふん、当然の感想ですね! それにしてもそのテクニックは、実家のお店で磨かれたものでしょうか?」
ふむ、と小萩が首を傾げたその時、「あの、小萩さん」と瓜山先生が言った。
「? 瓜山先生、どうしました?」
「その、頬が汚れているので……ハンカチ、濡らしてきましょうか?」
「ああ、その程度なら、全部終わってからで問題ありません」
小萩の青の双眸が、ぴかり、自信の色に輝く。
「多少の汚れは、あんまり気にしません。小萩の美しさは、そんなことでは揺るがないのです」
晴れ空のように清々しい宣言を前に、瞳を瞬かせる瓜山先生。
そのすぐ傍で、また軽やかにゴミをゴミ袋に片付けて、
「流石本条くん。僕も美の妖精として、益々頑張らなくてはいけないね!」
なんて、涼太郎は弾む声を零した。
「本条くんも、それから瓜山先生も綺麗好きそうなイメージがあるし、僕も負けていられないよ☆」
「まあ、小萩はパーフェクトですからね!」
「私は……お二人のようには、いかないかもしれませんが」
少し寂しいような微笑を零した瓜山先生を目に、小萩は「ふむー?」と口元に手を宛がう。
「あの、瓜山先生。先生は、後ろ向きな発言が多すぎると思います」
小萩の直球の言葉に、目を見開く瓜山先生。
「小萩は先生の字が好きですし、もっと自信を持っていいと思います!」
「小萩さん……」
小萩の力強い言葉を耳に、瓜山先生が小さく呟く。
うんうんと、涼太郎も頷いた。
「僕も同感さ! 先生は字が綺麗だし、本条くんは絵が上手だし……」
見習いたい所たっぷりな僕だよ☆ と涼太郎も星散るウインクを決めれば、
「小萩さん、涼太郎さん……ありがとうございます、ね」
小さな花が開いたみたいに、瓜山先生ははにかむような笑みを咲かせた。
その様子に、小萩と涼太郎は、どちらからともなく眼差しを合わせて、少し笑う。
「さあ、もっともっと綺麗にしちゃいましょう! 小萩のすごさを見せつけることになってしまいますが!」
「美しき僕らが掃除をすることで、猫鳴館の皆も、もっともっと美意識を高めてくれるといいね☆」
きらっきらな2人を前に、けれど瓜山先生はもう尻込みすることなく、
「はい、もう一踏ん張り、頑張りましょう」
と、ぐっと拳を握ったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月07日
参加申し込みの期限
2018年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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