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「大丈夫だ、あたしは大丈夫だ……」
放課後。見事なロングの黒髪をなびかせてズンズンと武道場に突き進む生徒の姿があった。
彼女の名は
化神 小次郎
。現在は胸の豊かな普通の女子高生だが、中学時代はスケ番としてその名を轟かせていたとかいないとか。彼女と話せばその乱暴な口調に、かつての黒き良き(?)時代の名残を見出すかもしれない。
誰しもそんな過去の1つや2つある……人もたまにはいるだろうけど……まあ兎に角。今は立派なJKとして青春を謳歌しようと張り切っている小次郎には、現在ちょっと気がかりな事があった。
夢を見た
。多分夢だと思う。
夢で小次郎は王女様になっていて。そこにぱっつん純白タキシードを着た王子様が登場した。そして2人はお花畑でキャッキャッウフフして白馬に乗りお城に行ったのだが……問題は。
―――王子様がキレイな
吉田 熊吉
だった事だ。
「ち が う ん だーーーーっ!!」
小次郎は突然立ち止まり絶叫した。部活に行こうとしていた生徒がぎょっとして小次郎を見る。そんな視線をものともせず、小次郎は顔を赤らめぜいぜいと息をついた。
だって違うだろ?! 熊センセーなんて全然好みのタイプじゃねーし、年齢だって離れすぎている。そもそもなんであんな夢見たのかさっぱりわからない。なのに、なのに。
小次郎は頭を抱え思わずその場にしゃがみ込んだ。
なのに……あれ以来熊センセーの顔をまともに見れないんだ。
熊吉を見ていると何故か胸がドキドキしてしまう。職員室を覗けばあの巨体を探してしまう。あのつぶらな瞳のオヤジが熊の○ーさんに見えて仕方がない……。
端から見ればそれはもう『恋』と言っていいのかもしれない。しかし、当の本人は自分の恋心になど全く気付いていなかった。彼女は中学時代、『夜露死苦』と言った四字熟語(チガウ)は得意だったが、『fall in love』が何たるかは分からなかったのだ。
頭を掻きむしるようにしゃがんでいた小次郎は、突然すくりと立ち上がった。
落ち着けあたし。そう、あたしは大丈夫だ。あたしのこのドキドキは……ちょっと異様な夢を見ちゃったせい。断じてそれ以外何でもない。
だから、熊センセーに会っても、いつもの様に自然に挨拶できる。そんなの簡単だ。簡単すぎるから……今から証明してやる!
ムン! と両拳を握ると、小次郎は熊吉の姿を求め、相撲部が練習してるであろう武道場を目指しまた歩き出した。
……本当は熊吉に会いたいだけだということはやっぱり気付かずに。
(あれ……誰もいない?)
武道場の1階を覗き込んだ小次郎は、小首を傾げた。相撲部が普段使っている稽古場は静まりかえっている。少し早く来すぎたのだろうか。小次郎はきょろきょろと辺りを見回すと、そっと稽古場に足を踏み入れた。
(へぇ~、ここで練習すんだ)
小次郎は土俵の近くまで来るとゆっくりと周辺を眺めた。案外土俵って広いんだななんて思いながらそろそろと脇を進む。と、太い柱の奥で何かが動いた。
(え、誰かいたのか?!)
柱の陰で全然気付かなかった。丁度いいや、熊センセーがいつ来るか聞いてみようと小次郎がひょいと柱向こうに行くと。
肌色の小山がいきなり立ち上がった。
「どっせーーーーい!」
「?!」
―――バン!
風圧と共にどでかい手が小次郎の顔のすぐ脇を通る。背にした柱の振動がジーンと伝わった。
突然のことに息が出来なかった。零れんばかりに大きく見開かれた小次郎の瞳。そこには……熊吉が映っていた。ガッツリまわし姿で。
2人は一時見つめ合った。お互い、何が起こってるか分からなかったのだ。
ただ、小次郎に分かることといえば……熊吉の顔がすぐ傍にあること。ほら、センセーの目ってやっぱつぶら。すっげー可愛いじゃん……。
先に正気に返ったのはやはり年の功、熊吉の方だった。
「すまん、化神! 大丈夫か?!」
「へ? あ……はい……」
でかい手で両肩を揺さぶられながら小次郎は呆然と答える。その様子に熊吉の太い眉根が思い切り寄った。
「まさか誰かいるとは思わなくて、つい突っ張りの練習しちまった……本当にすまん!」
「つっぱり……?」
「ああ、この柱は鉄砲柱なんだ」
熊吉はそう言うと、まだぽーっとしている小次郎の頬をぺちぺちと叩いた。
「おい……本当に大丈夫か? 頭打ったんじゃねぇだろうな?」
「いや、大丈夫だから……」
そっと熊吉の手を押し返そうとして、ようやく小次郎は気付いた。
自分がほぼ全裸の熊吉と対峙していることに。
「セ、センセ……ま……まわし……」
「あ? ああ、気合いをいれようと思ってな……そんなことより、本当に平気か? 化神」
熊吉が心配そうに顔を寄せてくる。ボン! と小次郎の頭が爆発した。
うぎゃー顔近い! 何もかんも近い! めっちゃ心臓ドキドキしてる! 裸とか! ほっぺペチリとか! 反則だろぉぉぉ!!!
キャパオーバーになった小次郎の意識がふっと遠のいた。仰天したのは熊吉だ。
「おい化神?!」
薄れいく意識の中、熊吉の声が聞こえる。小次郎はふわりと自分の体が軽くなるのを感じていた。
そして、目を覚ました保健室。
まわし姿の熊吉が自分を抱き上げ凄い勢いで保健室に駆け込んできたことを周囲から聞き。
(お姫様抱っこかよ……!!)
想像してシーツにくるまり真っ赤になって悶絶する小次郎だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月29日
参加申し込みの期限
2017年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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