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「はっ、ねこでん! それとも『偽でん』かっ!?」
水口は電車の音を聞き、線路側へと身を乗り出す。
「でもあれ、寝子島駅で停車せずにそのまま走ってきているよな、つまり、か……」
文月が言葉を言い終えるよりも先に、飛び出したのは四月で。
「つまり『偽でん』ってことだよね! 写真チャーンス!」
「四月ちゃん!」
「回送列車って可能性があるだろ!」
美和と文月の叫びは列車の音にかき消されて。
ぷぉぉぉん、ガタンゴトン
同刻。
「あの人たち何調べてるんだろうー。って電車ー!? 『かっぱ電』かなー?」
荒太郎はのんびりとこちらへと向かってくる電車のほうを見つめる。
一方、大福は突然青ざめる。
(『かっぱ電』だといいなぁ)
(毎日毎日、回送列車担当ってのも退屈だわ、あーあ)
(『偽でん』! 寝子タブに載せるチャンス!)
(あれは回送列車だろ、馬鹿!)
そう、大福のろっこんが発動しヘッドフォンから心の声が聞こえてきたのだ。
「コータロー! それ本物の電車だぞ! 線路から離れろ!」
大福は叫ぶや否や線路から全力でダッシュして距離を取る。
「え!? うわぁー!?」
2人の叫び声に反応したのか近くの木々から何かが羽ばたく音がする。荒太郎のろっこんも発動し、滑空するように彼は飛翔した。
「危ない!」
四月が回送列車に飲み込まれようとしたとき、誰かに抱えられるように線路沿いへと連れて行かれる。
「あれ、今空を飛んだような……? って、ぎゃー、座敷童子もどきー!?」
抱きかかえてくれた人の顔を見た四月は叫び、そして暴れる。
「大丈夫でしたかー? って、うわぁー! 僕はお化けじゃないよー!?」
「コータロー無事か!」
そこに大福も駆け寄ってくるが、四月の混乱はさらに悪化する。
「こっちは肉印の百目鬼もどきー!? 気持ち悪っ」
「え、いや俺たちはお化けじゃなくてだな!」
と、大福も弁解をする。心の中で荒太郎に後で説教だなと誓いながら。
「ほ、ホラー愛好会の奴らか。驚かせるな」
騒動に動揺したことを隠すように文月が声をかける。
「もー、勝手に夜出歩いちゃってー。危ないことしたら先生に怒られるわよ?」
美和が頬を膨らませてホラー愛好会の2人を見つめる。
「まぁまぁ、皆さん怪我もなくてよかった。そういえば今、そこの座敷童子君は空飛んでませんでしたかね?」
当然の疑問を水口が口にする。
「いやー、それはそのぉ、目の錯覚というかー気のせいというかー」
しどろもどろになる荒太郎。
小さくため息をついて、文月が助け舟を出す。
「おそらく、緊急時における人の能力の限界突破みたいなやつなんじゃないんですかね。ピンチの時に全てがスローモーションに見えるアレっすよ。アレでこう彼は超絶ジャンプでもしたんじゃないっすかね」
それらしい理由をつける文月に荒太郎が乗っかる。
「そーそー、きっとそーなんですよー、僕も助けようと思って無我夢中でー!」
荒太郎は身振りを交えて弁解する。その姿は実に胡散臭かったが、文月の嘘が功を奏したのか。それとも文月のろっこんが作用したのか。
「おお、なるほど。確かにそうかもしれない。人間の神秘というのでもそのうち記事がかけるかもしれないな!」
と、水口は勝手に納得するのであった。
「にゃーご」
そんな6人がわいわいと喋っていると、鶴の一声ならぬ猫の一声。
「……Zzz……わぁ~ぃ……偽でんがドリフトで~……大爆走ぅ~♪……Zzz……」
高架下の水月の声は誰にも聞こえなかったが猫の声は響いた。
「にゃごごごご」
「ん、猫の声ー」
「猫の声だね」
ぷぉぉぉぉん。キィィィィィィィ。ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン。
「え、あれ何……?」
「さっきの回送列車とは違う、すごい速度なんだけど」
「っていうかすっごい傾いてない? レール1個で走ってない?」
「『かっぱ電』だぁー!?」
「あれこそが『偽でん』なのか! 早いぞ!?」
「まじか! まじでアレなのか、怖ぇ!?」
口々に声をあげるも、写真を撮ることすら忘れ呆然と見守るしかない。
そんな6人を尻目に走りさって消えていくソレは、水月のろっこんであることには誰も気づかない。
ぷぉぉぉぉぉん。
「Zzz……ミ~ステリィ~♪」
水月の寝言は『偽でん』にかき消されて。
『偽でん』捜索特別チームはついに『偽でん』と邂逅することができた。しかしその驚異的な速度とレール1つで走るその圧巻ともいうべき姿に写真を撮ることすらできなかったことを読者諸氏に深くお詫びしたい。代わりと言ってはなんだが、現場にて空飛ぶ座敷童子と現代版ヘッドフォンをした百目鬼に遭遇したことを付記しておきたい。
そんな記事の最後には四月が描いたと思われる『偽でん』がドリフトする様子と、異様な跳躍力を見せる『座敷童子』及びヘッドフォンをした『百目鬼』の漫画が描かれていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
深城和哉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月07日
参加申し込みの期限
2012年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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