this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
海神の庭にて
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
16
つぎへ >>
コーギーの鳴き声がうるさいほどに響いている。自らを呼ぶ声は、普段から眠りの浅い彼女を起こすには充分すぎるほどであった。彼女は眉間にしわを寄せ、ゆっくりと目を開けた。その艶やかな黒髪が波に溶けるようにゆらめき、いつも身に纏っているゴシックなドレスは長い裾を広げている。彼女、
三宅 葉月
の視界には、どこまでも広がる海の青と、自らの髪とドレスが揺らめいている光景だった。上から降る光が目覚めたばかりの目には眩しい。その肌に纏わりつく水の感触は冷たかった。頭にも響いてくるコーギーの鳴き声は依然止まない。
「あっ、目覚めた」
その言葉を切欠に、鳴き声はさらにうるさくなった。葉月は目の前のコーギーを捉える。つぶらな瞳が、葉月に訴えかけてくる。僕たちを助けてください。何度も聞いたそのフレーズを、葉月は復唱する。いったいどういうことだろう。話を聞いてみると、コーギーの口から滔々とこれまでの経緯が語られた。
「そうなの……判ったわ」
始終聞くと、葉月はそれだけで全てを理解したのかこの言葉で話を閉じた。しかし――葉月は考える。コーギーたちの話に出る海神様という存在の機嫌を取らない限り、コーギーもそうだが、自分たちも元の世界には戻ることが出来ないのではないだろうか? 葉月の横を通り過ぎていく、おそらく寝子島から呼ばれたであろう人々が戻るそぶりがないのがその証拠である。
――随分とわがままな願いね…….。
海神の願い――もとい、わがままを聞いて葉月は内心そう思う。しかし、海神の人格がどうあれ何か作らないことには戻れないだろう。葉月はあくまで表面的にではあっても淡々と、コーギーからいきものの作り方を聞き出した。
「……と、こんな感じです!」
「……そう」
葉月は淡々と、しかし確りと。コーギーの話に従って、まずは目を閉じた。葉月の静かな立ち姿は、まるで高貴な森の精霊のよう。海の中にあっても、それは変わらなかった。葉月はその脳裏に、美しい大型の魚を思い浮かべる。喩えるならば気高き海の貴婦人。女王にして女神。
薄桃色の鱗がその大きな身体を覆い、その身体はまるでドレスを着ているように見える。ヒレは赤く、フリルのように体表を彩っていた。
イメージを終えた葉月が瞳を開けると、そこには海神の思惑や人々の憂いを無視するかのように、超然と、悠然と泳ぐ魚の姿があった。葉月は足元の岩場を蹴り、魚の近くへ泳ぐ。森の精霊と海の貴婦人が出会う瞬間。
葉月の黒いドレスと、魚の鮮やかな色合いが美しく絡み合うが、しかし交じり合うことはない。
ウミコーギーはその姿に息を呑み、目の前に広がる光景の絵画のような美しさに目を瞠った。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
海神の庭にて
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月19日
参加申し込みの期限
2017年08月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!