this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
さくら、ふたたび
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
14
つぎへ >>
元カノの
椎井 莉鳥
と帰りが一緒になった
北里 雅樹
は、偶然のままに彼女と帰途を共にしていた。話すのは9割以上は雅樹の方で、莉鳥はほぼ相槌を打つのみだ。だが、雅樹はその愛想の少ない態度も気にしなかった。
「それで、昼休みにさ、あいつが……」
「今日ちょっと寒いわね」
愛想が少ないどころか話が嚙み合っていないが、というか相手にされていないが、やっぱり雅樹は気にしない。
「そうだな、肌寒くて風邪でも引きそうだ」
「氷たっぷりのアイスコーヒー飲みながら言われても説得力ないわね」
容赦のないツッコミが飛んでくる。ここは否定するのが正解だったらしい。女子には肯定していれば大丈夫とかよく聞くが、そんなこともないようだ。
やれやれとも思うが、莉鳥がこんなやりとりを楽しんでいることも知っている。
『……さくらねこ星人だ。ろっこんの暴走で……』
その時、空間が切り分けられると同時にテオの声が聞こえてきた。2人は何が起きたのかと足を止めた。説明を聞いている間にも、「ぼくのかんがえたさいきょうのかいじん」的な何かがさくら色の絵の具をまき散らしている。
テオの声が消えていく中で手元を見ると、いつの間にか水鉄砲が現れている。
「何だか知らないが、これはこれで面白そうだな」
雅樹は莉鳥に話しかけたつもりだったが、彼女は既に隣にはいなかった。アサルトライフルを手に、遠くにいるさくらねこ星人にダッシュしている。
「…………」
雅樹はそれをしばし眺めてから、さくらねこ星人たちと遊ぶことにした。ちゃっかりあの中に加わって、ちょいとばかり状況をひっかきまわしてみたくなったのだ。
(だってこいつら、悪意はなさそうだし)
さくら色の絵の具を緑色に塗り直していると、さくらねこ星人が走ってくる。
「に゛ゃ゛!」
さくらねこ星人が塗り直す。そこをまた緑に塗り直す。
「どっちが広く塗れるか競争しないか?」
そう言ってみると、さくらねこ星人は一瞬きょとんとしてから、「に゛ゃ゛っ゛!」と勢いよく答えた。
そして、さくら色と緑色の塗り合い戦が始まった。
その頃、莉鳥はアサルトライフルでさくらねこ星人を強制帰還させまくっていた。
(──なんなの、この変な動物の出来損ないみたいなのは)――
最初にこの生物を見た時は、そう思った。呆れてしまったが、呆れているうちにさくらねこ星人はこちらに向かってきている。視界の中で徐々にアップになってくるそいつに、莉鳥はライフルを連射した。
「に゛ゃ゛っ゛!」
緑色の絵の具の連弾を受けて、さくらねこ星人は弾けるように消滅した。その時には、莉鳥はもうこの状況に夢中になっていた。ライフルを撃った時にスイッチが入ったのかもしれない。
さくらねこ星人が目に映ると射程距離内まで走っていき、彼らを遠慮なく緑まみれにした上で宇宙に強制帰還させる。縦横無尽に走り回り、倒した数はあっという間にわからなくなった。2桁超えには10分とかからなかっただろう。
(……あれ? 雅樹はどこ?)
周りにさくらねこ星人が見当たらなくなり、我に返った時にそう思った。次の標的を探すついでに雅樹も探していると、「に゛ゃ゛っ゛」「に゛ゃ゛っ゛」という声が聞こえてきた。ライフルを構えてとりあえずそちらに向かうと、声を発していたさくらねこ星人は雅樹と一緒に筆を振っていた。倒し合いはせずにお互いの陣地を増やし合っているようで、偶然近づいた時は親しげに会話まで交わしていた。
「…………」
莉鳥はしっかりとライフルを持ち、楽しそうに絵の具を飛び散らせている雅樹たちに声をかけた。
「……雅樹、あんた何してるの?」
「え、あ、その……」
莉鳥に気づいた雅樹は、口元をひきつらせた。静かな口調の中に存分に含まれている怒りを察したのだろう。
そう、莉鳥は怒っていた。彼女がさくらねこ星人を倒しまくっていたのはトリガーハッピーになったからというのもあるが、元来の真面目な性格によるものである。
やるべきことを無視して、攻撃対象と遊んでいるとは何事か。
雅樹は口元をひきつらせたまま誤魔化し笑いを浮かべた。
「……何なんだろうね?」
「覚悟はできてるのよね?」
「「!!」」
雅樹とさくらねこ星人が恐怖の表情を浮かべるのと、莉鳥がライフルで乱射するのはほぼ同時だった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
さくら、ふたたび
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月11日
参加申し込みの期限
2017年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!