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【新入生歓迎会】ピュアも猛者もまとめてエンジョイ新歓祭!
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■受付周りもドラマはいっぱい
講堂への入場が可能な時間になると、入口正面に設置された受付前はあっという間に生徒たちで溢れ出す。
裏方をしている方が向いている、と自己の判断をした新入生たちも何人か受付に座っているが、何せ初めてで眼前に列が出来ているのを見ると緊張してしまうこともしばしば。
その度、
綾辻 綾花
は穏やかな声で『焦らなくて大丈夫ですよ。最低限、パンフレットだけでも渡せればOKですから』とフォローを入れていた。
昨年の自分もこうだっただろうか……友達と行っていたのもあり、意外と楽しかった記憶の方が強いかもしれない。
2年目となる今年も、綾花はパンフレット作製と当日受付に名乗りをあげたのだった。
準備の間のパンフレット作りは、余裕が出てきたのもあるのかとてもワクワクして。手際よく、且つ見やすく分かりやすく遊び心忘れずに作れたように思う。
同じく受付にて、新入生を挟むようにして綾花とは反対側のテーブルでテキパキとパンフレットを渡している
椎井 莉鳥
。
どちらかといえば普段は愛想の無い彼女であるが、今日この日に限っては、新入生を出迎える位置というスタッフの役割をきちんと把握して。
―― 入ったばかりで早々に舞台に立つ子もいるだろうし……普通に考えたら緊張どころじゃないでしょうし。
営業スマイルの如く微笑を浮かべ、日頃動かさぬ表情筋に仕事をさせる。
そう。例えやる事自体は単調で、次第に少しばかり退屈さを感じ出しても。
元々表面に感情が現れにくい性格も幸いして、莉鳥はずっと営業スマイルを崩さなかった。
「綾辻さん、受付お疲れ様なのです!」
「美咲紀さん」
今年同じクラスとなった綾花と
椿 美咲紀
の二人、受付入口から少し人だかりが薄れた頃に顔を合わせニッコリと笑い合う。
「その腕章、撮影スタッフなんですね」
「はい! 本日のパフォーマンスをじゃんじゃか撮って、新歓祭の記録的小冊子を作りたいのです」
「美咲紀さんが新聞部で担当される記事は、いつも楽しい雰囲気がいっぱいですものね」
「ありがとうございます♪ それにしてもー……受付、人数足りてます?」
「あー……。ちょっと忙しいけれど、うん、何とかはなってます」
「先生にもお手伝いしてもらえば良かったのでは」
担任ですし、とさらりと美咲紀が言葉にした内容に、一瞬綾花はどきりとした。
笑顔を絶やさぬものの、そこに少しだけどこか寂し気な空気をはらむ。
「仕方ないです。先生は担当クラスだけでなく、図書室も見回ったりとお忙しいみたいですし」
「むぅ……そうなのですね」
綾花の紡いだ言葉は、つい先程自分に言い聞かせていた言葉だった。
実は朝のHR終了後。受付開始前に、担任たる
早川 珪
に綾花は一緒に受付を手伝ってもらえないかと声をかけていた。
珪は、心から申し訳なさそうに『手伝ってあげたいのは山々なのだけれど……他にも見回らないといけない所も多くてね……新歓祭中でも図書室を利用する生徒は少数なり居るのもあるし』と伝えてきた。
その時は気にさせないよう笑顔で大丈夫ですと見送った綾花だったが。
―― パンフレット作り、よく相談にのってもらって一緒にいられる時間多かったから……
当日も少しは、って思たんですけど……。
そっと、制服のポケットに触れる。
先生と見た桜。
その花びらを2人でいられた時間ごと閉じ込めるように押し花にして、桜色のリボンをかけて。
―― 今日こそ渡したかったですね……。
「このパンフレット、字が大きくて見やすいですよねっ。イラストも可愛いです☆ 猫がクラッカー鳴らしてるのとか特に」
一瞬また心が沈みそうになったものの、美咲紀からの真っ直ぐな褒め言葉に再びしっかりと顔を上げ直した。
上級生の自分がしっかりしなくては、一緒に頑張ってる新入生にも伝染してしまう。
そう気持ち引き締め、パンフレットをもらいにきた生徒へ笑顔で説明と共に手渡したそこへ、背後から声がかけられた。
「やあ。うちのクラスのコたちは皆働きものだね」
「早川先生!」
「珪先生!」
美咲紀と綾花から同時に名前を呼ばれ、え、どうかした? とばかりにきょとんとした後、すぐに優しい笑顔で手を振りながら
早川 珪
がやってきた。
「講堂の中は、一際しっかりしたスタッフさんばかりで僕の手伝う必要は無さそうでね」
「と、図書室の方はいいんですか?」
「少し居たんだけれど、丁度担任を持ってない他の先生が代わってくれたよ」
「そ……そうなんですか」
「綾辻さんの受付仕事は、安心して見ていられるね。パンフレット受け取ったコたちは、皆楽しそうに読んでいたよ」
どうやら少し前から観察されていたらしい、というのを言葉から汲み取れば、綾花の頬に嬉しいやら恥ずかしいやらで赤みがさした。
瞬間、パシャッというカメラ音。
「椿さんは撮影班か。一日頑張ってね」
「はいなのです! 折角なので、当日の受付風景として今撮ってみちゃいました♪」
え。今、ということは自分と珪先生がパンフレット片手に談笑していた姿、だろうか……?
『もしも冊子に載せる際には、ちゃんとご許可取りに来ますのでー。では!』
そう軽やかに講堂内へと去って行く美咲紀を、微かに呆然と見送って。
……もしも本当に二人で映ってる写真なら、あとで、焼き増ししてもらえないでしょうか……なんて、こっそり綾花の胸の内で思案されていたり。
そんな綾花へと、同じ受付スタッフの莉鳥から気遣いの言の葉が送られる。
「綾辻さん、少し休んできて下さい」
「え、でも……」
「すごく朝早くから準備して動いてくれてて。私なら、少しくらい任されても」
「椎井先輩の言う通りです! 綾辻先輩の段取り、すごく分かりやすかったので大丈夫です!」
控えめに伝える莉鳥に続き、後輩たちが元気に声を重ねた。
「綾辻さんはもうすっかりイイ先輩みたいだね。なんだか担任の僕が鼻高くなりそうだ」
では……少しだけお言葉に甘えて、と受付席を立ち上がれば珪からの何気ない言葉に、一層頬を熱くさせながら。
今なら、もう一度くらい勇気を振り絞れそう……。
「け、珪先生! 良かったらパフォーマンス、一緒に見ていきませんか?」
「え? 折角の貴重な休憩時間だけど、僕と一緒でいいのかい?」
「い、今から一緒に見る友達も、見つかるか分かりません、し……」
「綾辻さんが良いなら、勿論」
受付中ずっと影を落としていた綾花の心に、パァッと光が差し込んだ。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月23日
参加申し込みの期限
2017年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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