- 0
- 0
- 種族
-
- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【新入生歓迎会】ピュアも猛者もまとめてエンジョイ新歓祭！
■再び幕間
「パペット即興劇～♪ 『天使のにゃんこと悪魔のにゃんこ、後編～！』」
いいぞ！ 待ってた！ などの歓声を受けながら、再び壇上に立ってピコピコとパペットを動かし始めた橘 明里の姿が。
次団体の舞台装置やらの準備で、再び出来た待ち時間に早坂 恩から『続き、よろしくお願いするわ！』と示されてほいきたと舞台上へ飛び出て来たわけである。
「関所を超えてしまい、種族変更されてしまった二匹なのー。
さてさて、種族が入れ替わった生活、その様々な差に二匹は戸惑いますなの」
「いつしか、自分の知識と相手の知識を交換するようになり、喧嘩の頻度が減ってゆきますなのっ」
「もとに戻れる頃にはこんなに仲良くなっていたそうなのー。
しょーとこんと、あくまー」
劇からコントに？ という興味津々な視線をちらほら受けながら。
明里、右手の天使にゃんこを腕を目一杯伸ばして左手と距離を取ると。
「『あ、くまー』『くまじゃない！』」
ズルゥッ！
観客席から心のズッコケが盛大に鳴り響いた気がした。
お構いなしにまだ続く。
「しょーとこんと、てんしー。
『この線Ａと線Ｂの交わった先がオマエの領域な～』
『なるほど、てんしー（＝点Ｃ）』」
ああ！ と納得している生徒と、？？？と首を傾げっぱなしな生徒のリアクションを見守って。
「こうして、二匹は関所の皆を楽しませるまでになったといいますなの。おっしまい☆」
その場で思いつく回転の速さと度胸への、惜しみにない拍手が送られた。
『いける？』『あと少しっ』という裏方たちとのやり取りに、司会者二人がこの微妙な待ち時間をどうするか、２人で踊る？ などと問答しているのを耳にして。
「優木、ここ任せていいか？」
「大丈夫だ」
大道具設置などで動いていた御剣 刀が、共に力仕事をしていた優木 遥斗へ確認を取る。
快く引き受けてくれた視線に見送られ、刀はそっと司会者の方へ近寄った。
「……桃川、ワイヤレスマイクってあるか？」
「御剣君？ ええ、あるわ」
「じゃ、飛び込みってことで時間稼ぎがてら、俺もやるわ」
「了解。よろしくお願いね」
ひそひそ声で軽く打ち合わせし、マイクを受け取り明里と入れ替わるようにして刀が前へ出た。
ただし、舞台の上でなく下へ。
「２年２組、御剣刀です。ここで折角なので、先輩方に昨年の新歓祭の思い出を聞いてみたいと思います！」
去年も刀は、先輩たちから事前にコメントをもらってそれを会場で紹介した。
あれは自分自身も新入生としてとても励みになった。
今度は自分たちも、今の新入生へと伝えてやりたい。そんな思いを込めて。
「では、会場内を歩いて目が合った方に一言もらいます。……はいそこ！ 目を逸らさない！」
新入生たちからは和んだ笑いが零れる。
刀はマイク片手に客席へと進んでいけば、ぽん、と一人の肩を叩いた。
「え？ 私！？」
「頼むよ雨寺」
「えーとえーと……
『私も去年は１年生としてやっぱり舞台に立って。
その場で即興の演奏をしたんだけど、じゃない、ですがっ。
先輩たちはノリよく応えてくれて、温かい拍手もらって、友達とも仲良くなって
本当に出て良かったなって思いました。だから今年も出ましたー！』」
こ、こんな感じで平気っ？ と雨寺 凛から視線を受ければ、ばっちり、と刀は目配せした。
はい、どんどんいくぞー、と刀は客席の間を縫っては次々マイクを渡していく。
「『その、僕もおんなじで。緊張してても、先輩たちが励ましてくれて。
同級生の子も応援してくれて。パフォーマンス終えた後、ああ出てよかったなって。
そう思えたから、また今年も出させてもらい、ました』」
恵御納 夏朝も突然のマイクに心の準備が出来ておらず、恥ずかしそうにしたものの。
２年生として１年生に何かを伝えたいという気持ちは皆と一緒で。
しっかりと言葉を紡ぎ切った。
何人かにコメントをもらったところで、司会者二人からＯＫ！ ＯＫ！ との合図が飛ぶ。
「ありがとうございました！ このように、上級生たちも皆が通った道です。
最後まで自分らしく新歓祭を堪能してもらえれば、きっと何か得るものがあると思います」
最後に大きく息を吸って、『皆、今年の寝子校を楽しむ準備は出来たか！』と刀が講堂内を奮わせれば、
オオ―――――ッ！！ とほとんどの客席から声が返って来た。
「うぉ。最高潮に盛り上がってるやん」
「燃えるだろう」
「モチのロンや♪」
すっかり袖内で準備完了させている服部 剛とシグレ・ナイトウォーカーが、小声で交わす。
さぁ出番だ、と控えている劇メンバーへと振り返った。
「パペット即興劇～♪ 『天使のにゃんこと悪魔のにゃんこ、後編～！』」
いいぞ！ 待ってた！ などの歓声を受けながら、再び壇上に立ってピコピコとパペットを動かし始めた橘 明里の姿が。
次団体の舞台装置やらの準備で、再び出来た待ち時間に早坂 恩から『続き、よろしくお願いするわ！』と示されてほいきたと舞台上へ飛び出て来たわけである。
「関所を超えてしまい、種族変更されてしまった二匹なのー。
さてさて、種族が入れ替わった生活、その様々な差に二匹は戸惑いますなの」
「いつしか、自分の知識と相手の知識を交換するようになり、喧嘩の頻度が減ってゆきますなのっ」
「もとに戻れる頃にはこんなに仲良くなっていたそうなのー。
しょーとこんと、あくまー」
劇からコントに？ という興味津々な視線をちらほら受けながら。
明里、右手の天使にゃんこを腕を目一杯伸ばして左手と距離を取ると。
「『あ、くまー』『くまじゃない！』」
ズルゥッ！
観客席から心のズッコケが盛大に鳴り響いた気がした。
お構いなしにまだ続く。
「しょーとこんと、てんしー。
『この線Ａと線Ｂの交わった先がオマエの領域な～』
『なるほど、てんしー（＝点Ｃ）』」
ああ！ と納得している生徒と、？？？と首を傾げっぱなしな生徒のリアクションを見守って。
「こうして、二匹は関所の皆を楽しませるまでになったといいますなの。おっしまい☆」
その場で思いつく回転の速さと度胸への、惜しみにない拍手が送られた。
『いける？』『あと少しっ』という裏方たちとのやり取りに、司会者二人がこの微妙な待ち時間をどうするか、２人で踊る？ などと問答しているのを耳にして。
「優木、ここ任せていいか？」
「大丈夫だ」
大道具設置などで動いていた御剣 刀が、共に力仕事をしていた優木 遥斗へ確認を取る。
快く引き受けてくれた視線に見送られ、刀はそっと司会者の方へ近寄った。
「……桃川、ワイヤレスマイクってあるか？」
「御剣君？ ええ、あるわ」
「じゃ、飛び込みってことで時間稼ぎがてら、俺もやるわ」
「了解。よろしくお願いね」
ひそひそ声で軽く打ち合わせし、マイクを受け取り明里と入れ替わるようにして刀が前へ出た。
ただし、舞台の上でなく下へ。
「２年２組、御剣刀です。ここで折角なので、先輩方に昨年の新歓祭の思い出を聞いてみたいと思います！」
去年も刀は、先輩たちから事前にコメントをもらってそれを会場で紹介した。
あれは自分自身も新入生としてとても励みになった。
今度は自分たちも、今の新入生へと伝えてやりたい。そんな思いを込めて。
「では、会場内を歩いて目が合った方に一言もらいます。……はいそこ！ 目を逸らさない！」
新入生たちからは和んだ笑いが零れる。
刀はマイク片手に客席へと進んでいけば、ぽん、と一人の肩を叩いた。
「え？ 私！？」
「頼むよ雨寺」
「えーとえーと……
『私も去年は１年生としてやっぱり舞台に立って。
その場で即興の演奏をしたんだけど、じゃない、ですがっ。
先輩たちはノリよく応えてくれて、温かい拍手もらって、友達とも仲良くなって
本当に出て良かったなって思いました。だから今年も出ましたー！』」
こ、こんな感じで平気っ？ と雨寺 凛から視線を受ければ、ばっちり、と刀は目配せした。
はい、どんどんいくぞー、と刀は客席の間を縫っては次々マイクを渡していく。
「『その、僕もおんなじで。緊張してても、先輩たちが励ましてくれて。
同級生の子も応援してくれて。パフォーマンス終えた後、ああ出てよかったなって。
そう思えたから、また今年も出させてもらい、ました』」
恵御納 夏朝も突然のマイクに心の準備が出来ておらず、恥ずかしそうにしたものの。
２年生として１年生に何かを伝えたいという気持ちは皆と一緒で。
しっかりと言葉を紡ぎ切った。
何人かにコメントをもらったところで、司会者二人からＯＫ！ ＯＫ！ との合図が飛ぶ。
「ありがとうございました！ このように、上級生たちも皆が通った道です。
最後まで自分らしく新歓祭を堪能してもらえれば、きっと何か得るものがあると思います」
最後に大きく息を吸って、『皆、今年の寝子校を楽しむ準備は出来たか！』と刀が講堂内を奮わせれば、
オオ―――――ッ！！ とほとんどの客席から声が返って来た。
「うぉ。最高潮に盛り上がってるやん」
「燃えるだろう」
「モチのロンや♪」
すっかり袖内で準備完了させている服部 剛とシグレ・ナイトウォーカーが、小声で交わす。
さぁ出番だ、と控えている劇メンバーへと振り返った。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2017年08月23日
- 参加申し込みの期限
-
- 2017年08月30日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2017年08月30日 11時00分
