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■生き残る道の見つけ方
静かで平和な廃墟島。しかしこの場所はいつゲームオーバーになってもおかしくない、きわめて危険な場所だった。
小学生探偵漫画に出てくる全身真っ黒人間が銃やらナイフやらメリケンサックやらを手にニタリと笑っているさまを想像すれば、島の危険が直感的におわかり頂けよう。
そんな島であるからして、
椿 美咲紀
は強い味方をつけることにした。
「シュー君、シュー君! 必ず生き残りましょうね!」
ガッツポーズで言う美咲紀に、
八神 修
は複雑な表情をした。
「分かってるのか? 生き残れるのはどちらか片方だけなんだぞ」
「もちろんです。最後はシュー君とてようしゃしないのです!」
キシャーと言いながら蟷螂の構えをとる美咲紀。
どこで覚えてくるんだそんな構えは、と思いつつも修は首を振って見せた。
やれやれしょうがないな、という同意のジェスチャーである。
「それで? 目的のアイテムは見つかったのか?」
修に言われて、美咲紀は口をニュッと突きだした。
人差し指をちょんちょんと付き合わせていじけたような仕草をしだす。
「それがですねえ。園芸用の支柱が見つからなかったのです。あるにはあったけど、固く刺さってて抜けないといいますか……」
「まあ仕方ないだろう。そもそも、銃を拾ったんだから必要ないじゃないか」
スナイパーライフルを掲げてみせる修。加えて懐には拳銃もちらりと見えている。
「有効射程を考えるなら、棒よりもずっといいと思うけどね」
「そこはコダワリなのです!」
最近の美咲紀は園芸用の支柱をえらく気に入っているようで、彼女の中でメインウェポンになりつつあった。
修からすると、より効率的な武器があるのにグレードを下げる意味は無いくらいに思っているので、美咲紀のコダワリには手放しに賛同できないでいた。
「まあ、言って聞くミサキュウリじゃないか」
「きゅうり?」
「それより、自転車はどうだ。見つかったか?」
急に話を切り替えられはしたものの、美咲紀はすぐに気持ちごと切り替えて思案顔になった。
「そういえば無かったですね。町並みはフツーなのに、へんですね」
「ここまで綺麗に廃墟化している時点でおかしいんだ。なくて元々。地道に進んでいこうじゃないか」
と、言うわけで。
二人はそれなりに見通しのよい小道をてくてくと星ヶ丘方面へ向けて進んでいた。
だがそれも、タァンという乾いた銃声が聞こえてくるまでのことである。
生の銃声を知らぬ修ではない。
美咲紀に短く指示を出すと、左右に分かれるようにして走り出した。
音から察するにスナイパーライフル。
近くに着弾した様子は無かったので、どこかで誰かが撃たれたのだろう。
続く銃声が無いことから、恐らくヘッドショットでの一撃必殺。
その有効射程に今現在入っているのかどうかはわからなかったが、もし引き金ひとつでゲームオーバーになる範囲にいるのだとしたら、まずやるべきは身を隠すことのみである。
それも、二人が道の左右に分かれるようにして逃げれば敵が仮に狙いをつけていたとしても一瞬迷うことになる。更に言えば、より近い敵を狙いたがるはずなので敵の方向もある程度察することが出来た。
「――っ!」
美咲紀が走る途中で咄嗟に飛び退いた。
弾が胸に着弾――したかと思ったらごろごろ転がるのみ。
「ふ、フライパンを入れてて助かったのです!」
次の弾がすぐに来る。リロードタイムの間に物陰に滑り込み、穴の空きかけたフライパンを捨てた。
ここからは身軽に攻めねばなるまい。
重りを入れている場合ではないのだ。
「防がれたか。まずいな」
龍獅は打ったばかりのスナイパーライフルを抱えた。
まずはこの場を離れねばならない。
美咲紀がスコープに入り尚且つこちらへ向けて一直線に走ってきた時には流石に焦ったが、逆に言えばヘッドショットの大チャンス。
よく狙って撃ったつもりだが、弾がそれて相手のフライパンに偶然弾かれてしまったようだ。
「ま、狙った弾がポンポン当たれば苦労はないか。よし、次はあっちの建物に――」
起き上がろうとした瞬間、ぞわりとした感覚が走った。
怖気というか、殺気というか、とにかく誰かからピッタリと頭を狙われている感覚である。
闇雲にその場から飛んで寝そべる。
次の瞬間、すぐそばにあったコンクリートにスナイパーライフルの弾が着弾。砕けて飛んでいく。やや遅れて銃声。
音速を超えて飛んだ弾を、龍獅は直感だけで避けたのである。
「居場所がばれた!」
が、同時に相手の場所も割り出せた。
龍獅はその方向に振り返り、レンズのきらりとした光を目視した。
寝そべった姿勢のまま即座にライフルを構えて発砲。
狙った弾は……。
二階建ての屋上。修は抱えたスナイパーライフルの弾を装填していた。
作業をしながら横にごろんと転がる。さっきまで居た場所に敵の弾が着弾し、コンクリートを削っていった。
「美咲紀。頼んだぞ」
修は愚かにもレンズと音で敵に居場所を悟られてしまった……わけではない。わざと自分の位置と脅威を示し、注意を引きつけたのだ。
美咲紀は着々と相手の建物へと走っている。修は反響音から座標を計算したのだが、美咲紀がそんな細かい芸当をしたとは考えづらい。
「あいつ、さては本能で察知したな」
二人が別れて逃げた際、本当は修が逃げる方向を指示するつもりだったが、美咲紀が言うより早く動いていた。修はそれにうまく合わせただけである。
「勘の鋭さはたいした物だけど、あの武器相手にまっすぐ突っ込んでいくとはな。全く世話が焼ける」
修は再び相手を狙い、その場に釘付けにすべく発砲した。
美咲紀は銃のセーフティーを解除しながら走っていた。
狙いは敵がいそうな建物。というよりは、高さと見通しを確保できそうなそれっぽい建物である。そこへ向けて隙丸出しで突っ走る。
美咲紀に眠る獣の本能がそうさせた……のではない。
「シュー君は相手が隙を見せれば確実に仕留める猛禽類みたいな人なのです。だから私は逆に隙だらけになって、相手の隙を誘うのです!」
美咲紀が囮となり、攻撃行動に乗り出した相手を逆に仕留める。
釣りの原理である。
修がそのまた逆を考えていたとはつゆ知らず、美咲紀はそれっぽい建物へと猛ダッシュで飛び込んだ。
この段階で、美咲紀と修は互いを信じながらも互いを庇いあい、結果として龍獅を追い詰めつつあった。
階段を駆け上がってくる音がする。さしもの龍獅といえど、余裕ではいられなかった。
「この……!」
手柄を焦ったのか立ち上がった相手のスナイパー(美咲紀の突入を確認して大きな隙を演出した修)にヘッドショットを撃ち込む。
相手のリタイアを確認。でもって――。
「お覚悟なのです!」
拳銃を手に飛び込んできた美咲紀に、アサルトライフルの流し打ちを浴びせた。
そう、倒した真白から回収したアサルトライフルである。
美咲紀の手から銃が跳ねてとんでいく。低い手すりを超え建物の外へと落ちていった。
しめた。
龍獅が小銃をしっかりと両手で握り、美咲紀に確実なトドメをさすべく狙いをつけた――瞬間。
アイアンサイト越しに、美咲紀の拳銃が自分に向いていることを目視した。
「くそっ、二丁拳銃!」
美咲紀は素早く引き金を引いた。
一方。ヘッドショットを受けて倒れた修。
彼の懐には拳銃がなかった。分かれる間際、美咲紀にパスしたのだ。
「生きろ。美咲紀……後は任せた」
スコープで美咲紀を確認する。
長い髪をなびかせる美咲紀。
こちらを向いてブイサインをする。
そんな彼女の真後ろを、ひらひらと蝶が飛んでいた。
蝶は素早く姿を変え、拳銃を持った
屋敷野 梢
へと変化した。
「美咲紀――!」
遠いはずの銃声が、鮮明に聞こえた気がした。
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月01日
参加申し込みの期限
2017年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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