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■決闘の飢え
狼は狼をかぎ分ける。
魚塚 源三
は飛行機から飛び降りるそのさなかで、自分と同じ目をした男を見つけていた。
誰もが生き残りを賭け最大効率を目指す中、己の性質を向き合って戦う者も少なからず存在していた。
尾鎌 蛇那伊
は旧市街に降り立つと、すぐそばに落ちていたスナイパーライフルを拾い上げた。
「遠くから狙い撃つ銃ってとこね。ふぅん……」
暫く眺めた後、蛇那伊はあろうことかライフルをその場に放り投げた。
「勝ち負けに拘るのもいいけど、今はもっと楽しみたいわ」
まずは呼吸を整え、ゆっくりとストレッチを始める。ストレッチはやがて柔軟な舞いのように変わっていき、全身に気が巡っていく。
気配は近い。着地の直前まで確認していたが、『相手』との距離はそう無いはずだ。
自分と同じく銃器を拾っていたなら、既に仕掛けてきても良い頃だが……それがない。
様子をうかがっているのか、それとも……。
コンクリートブロックの壁に背をつけ、スナイパーライフルを握る源三。
すぐ近くに着地した敵の参加者も、これと同じかより取り回しやすい銃器を手に入れている……と仮定する。
「撃たれりゃ痛ぇが、そのぐらいなら気合いで耐えられんだろ」
重要なのは痛みよりもダメージなのだが、源三はそのあたりを能力任せにして思考から追い出した。
うまいこと立ち回って生き残ろうとするよりも……。
「正面から迎え撃つ。これに限るぜ」
一方こちらは蛇那伊サイド。
敵を迂回して進むのは危険だ。かといって身体を晒せばマトになる。
「フェイントをかけて飛び出して、一発外させてその隙に別の壁に飛び込む。これね」
相手の位置は分かっている。暫く先の十字路の壁に隠れているのだ。
蛇那伊はわざと慌てた様子で飛び出すと、僅かに制止してから俊敏に転がった。
人は制止した攻撃対象に注目し、行動してしまう。射撃のタイミングをわざと作って煽ったつもりだったが……。
「撃ってこない? それにあの銃……」
相手が持っているのはスナイパーライフル。有効射程を考えるならもっと早く撃てていた筈だ。なぜ撃たない? 確実に当てるタイミングを待っているのか?
蛇那伊は壁からややはみ出るように石をそっと置くと迂回ルートへと足音を殺して進み始めた。
「奇襲をかけて真意を探る。これしかないわ」
源三はその場を動くべきか迷っていた。
正面から迎え撃つつもりで構えていたが、相手が一向に撃ってこないからだ。
「ヤロウは銃を持ってねえのか? いや、油断させる作戦かもしれねえ。いいぜ。仮にそうだとしても。俺はどっからでも受けて立つ――」
源三の背後に影。
音も無く忍び寄った蛇那伊は覇気をむき出しにして必殺の手刀を放った。
「――ぜ!」
振り返り、絶妙のタイミングでスナイパーライフルを『叩き込む』。
近接戦闘において仕方なくライフルで相手を殴るスナイパーはいただろうが、最初から棍棒として運用したのは彼をおいて他にいないだろう。
蛇那伊は攻撃モーションを途中でキャンセル。ライフルをゆるやかにキャッチすると、相手の手首を突いて武器を離させた。
「完全に気配を殺していたはず。どうやって気づいたの!」
「カンだ! そしてこいつは……気合いだ!」
手首がひどく痛む筈だというのに、無理矢理拳を握って殴りかかる源三。ブロック塀がうすく砕けて粉塵が散った。
大きく飛び退く蛇那伊。格闘の構えをとると、源三をにらみ付けた。
「お見それしたわ。まさか本当に格闘に絞るつもりだったなんてね」
「アンタにも驚いたぜ。まるで山で獣に襲われたみてぇだった」
「どっちが獣だか」
蛇のように鋭く、そして油断なく構える蛇那伊。
熊のように硬く、そして屈強に構える源三。
「あんた、武器は」
「捨てたわ。あたしにはコレがあればいい」
「へっ……漢(オトコ)だな! 気に入ったぜ!」
突撃する源三。
蛇那伊は空気をかき混ぜるように手刀を回すと、源三の突撃を迎え撃った。
二人の熾烈なバトルは、場が範囲外に出てからも続き、その体力が尽きるまでぶつかり合った。
それはバトルロワイヤルという非情な戦場に咲いた、美しき徒花であった。
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担当ゲームマスター
青空綿飴
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月01日
参加申し込みの期限
2017年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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