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ワースト・バトルロワイヤル ~寝子島高校編~
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【2stバトル:部室棟前】
みるきぃの存在を見ていたのは、偽風紀委員だけではない。
部室棟の裏で、隠れる形を取りながら、【黒目】もまたその姿を確認していた。
「随分でかい声が聞こえたけど……やっぱり危なかったって事だよな」
体育館に姿を消したすぐ後、みるきぃの声は体育館から少し漏れ出る形で周囲へと聞こえていた。
その際に周囲に人影は居なかったために、誰もそちらに駆けつける事は無かったが、結果として罠にはめられたのだろうという事は容易に想像は着く。
「漁夫の利を狙うか? それとも……」
状況は分からないが、おそらく今なら相手も油断しているかもしれない。
自分のろっこんがどの程度効くかは分からないが、試してみない手はなかった。
――だが、そんな黒目の思惑とは裏腹に、その姿は参加者の一人に見つかってしまっていたのだ。
「【猫の目が描かれたワッペン】、お前が黒目で間違いないな?」
用心深く、姿を現した【カタナ】は、黒目に問うようにこの言葉を掛ける。
「……あちゃぁ、どうも最悪なのに当たった感じがするんだが」
黒目もまた、カタナの胸に差してある【ボールペン】を確認し、相手が誰であるかを判断する。
「返答が無いのであれば、肯定と受け取るが」
「あぁ、そうだ。俺が黒目だよ。間違いない」
とは言え、こうして出会ってしまった以上、避ける事は出来ない。
黒目もその覚悟を決め、カタナと向かい合う。
「そうか。では、尋常に」
深く腰を落とし、カタナは手に持った木刀を握りなおし、そのまま黒目へと間合いを詰める。
相手がどのような手を使ってくるか分からない以上、警戒をするには越した事は無いのだ。
「一つ、聞かせてくれ。お前は【発火する】って話、掲示板で確認したか?」
「……あぁ、書いていたな」
そうか、とだけ黒目は返答し、片目を閉じる。
――これがろっこんの発動に必要な行動。
事前に掲示板に流した真偽不明の情報は、噂と処理され、相手にそれを【幻覚】として見せる事が出来る。
少なくとも10人前後は確認したこの噂を下に、黒目はカタナの大事な物を発火させる為、イメージを行っていた。
「な、これは……!」
――持続力、そして範囲を含めれば十分に効果は出る。
但し、ろっこんのコントロールに慣れていない黒目にとって、的確にカタナの大事な物を燃やす幻覚を見せる事は出来ない。
その証拠として、カタナは印であるボールペンではなく、普段から持ち歩き、自分の一部にも等しい木刀の方を投げ捨てていたのだ。
「ったく、まだまだ力不足って訳か!」
同時に見せる事が出来るのはあくまで一つ。
カタナにとって大事な物が二つあった以上、能力はそちらを選んでいたのだ。
「それがそちらの力か。だが――!」
一度発動したろっこんを即座に切り替える事は出来ない。
その為、カタナは木刀を捨てたまま、黒目へと一気に駆け寄っていたのだ。
「なぁ!?」
徒手による格闘を行うと黒目は踏んだ上で、即座に下がるつもりであった。
だが、それより早く、カタナは着ていた冬服の上着を脱ぎ捨て、黒目の視界を遮る。
「残念だが……これで終わりだ」
パチンと、黒目の体に衝撃が走り、ワッペンが無理矢理引き剥がされていた。
――これにより二人目の敗退者が決まる。
「はは、ったく負けたか」
だが、負けたとは言え、黒目――
民谷 鋭二
の顔には笑みが浮かんでいた。
「強かったよ。一歩間違えれば、負けていただろうしな」
「そう言ってくれりゃ助かる。あぁ、それと木刀だが、本当に燃えちゃいない。見てみるといい」
鋭二はそれを口にし、自身のろっこんを閉じる。
カタナが視線を向けた先、そこには、燃えていたはずの木刀がそのまま落ちていた。
「……そういうからくりか。なるほどな」
「勝つつもりだったんだがなぁ。相手が悪かったか」
互いに健闘を讃えあい、カタナは鋭二へと手を伸ばす。
――だが、それより早く、部室棟から声が上がっていた。
「喧嘩か、お前等それ取りあってんのか?」
部室棟から姿をあらわしたのは、時雨である。
美術部の作業が残っていた為、こちらへと出向いていたのだが、二人のバトルを見た際にこれを止めるべくここに姿を見せていたのだ。
「喧嘩……というより、戦いの方が近い。でも、そちらは何もつけてないように見えるが……?」
木刀を回収し、時雨へとカタナは向き直る。
掲示板にあった情報の中には、時雨が身に付けている物の中でそれに該当する物は無い。
ならば、時雨は部外者であるとカタナは判断していた。
「あぁ……そういうことか。要するに、お前等が風紀委員の探してた奴等って事だな?」
ほとんど戦闘態勢に入る形で、時雨は側にあった竹箒を手に取る。
部外者ではあれど、明らかにこちらに敵意を向けてくる以上、カタナは時雨を敵だと判断していた。
「捕まえて風紀委員に連れて行くつもりか?」
「さぁ、どうだろうな。あたしは暴れられりゃ、それでいい!」
一気に走り出し、時雨はカタナとの距離を詰める。
時雨対カタナ、新たなバトルが再度行われる事となっていた。
【動く影】
校舎外の参加者がそれぞれ動き出した中、一人の参加者が校舎外から屋内へと向かい移動していた。
「外に居る風紀委員はあれだけか……後は中に居るって事だろうな」
眼鏡を掛け、黒の髪を団子状に結んだ【北風貴子】は、必要な情報とあわせ、校舎外に居た風紀委員の存在を確認し、こうして南校舎の入り口へと向かっていたのだ。
「屋上にも注意して進むか。何が見ているか分かったものじゃないからな」
誰が何処で見ているかは分からない。
印である【赤いレースのヘアゴム】は、事前に髪以外の手首に付けられており、腕には委員会関係者と偽る為の【体育委員】の腕章も付けられている。
目立つ要素は無い。外見から全てを【変えて】いる北風貴子にとって、怪しまれる点は今の所無いのだから。
こうして、北風貴子は誰にも気づかれる事なく、南校舎内へと一時姿を消していく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月16日
参加申し込みの期限
2013年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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