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パラダイスキーパー ~翼ある護り手達と絶望凍る湖~
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突如オアシスの世界に召喚され、翼獣の長から状況を説明されて。
先ず以って口を開いたのは、
七峯 亨
だった。
「成る程ねぇ。乗ったぜ、この話」
そんな亨の口元は、不敵な笑みに彩られている。
黒曜の双眸は、爛々とした光を帯びていた。
「こうした時は、使命通りやるのが一番さ。だろ?」
軽く言ってのけて、亨はそのまま、話にあった湖へと向かう。
先に失礼するぜ、と、同じ境遇の一行にひらりと手を振りながら。
その姿を眼差しだけで見送って、
サキリ・デイジーカッター
は翼獣の長へと視線を戻した。
「召喚された理由については、僕も了解だよ。力になろう」
恩に着る、と、翼獣の長の低い声が、居合わせた者達の頭に響く。
その翼ある獣の姿に、サキリは思った。
以前、
クローネの世界
に迷い込んだ時のことを。
翼獣達とは、その折共闘した仲である。
熱い言葉にこそしなくとも、サキリには、ケガレを祓い彼らを助けたい理由があった。
「しかし……何故《宝物》は穢れてしまったのだろうね」
「あっ、それ、俺も気になってた」
手を挙げたのは
楢木 春彦
だ。
「つーかそもそも、《宝物》ってどんなものなんだ?」
『……そうだな。お前達には、我々が知る限りのことを話しておくべきだろう』
そうして、翼獣の長は語った。
《宝物》は長らく湖の底にあり、実物を目にした者はもう1頭もこの世にいないこと。
しかし、姿を知らずとも《宝物》と共に翼獣達の暮らしはあるということ。
故に、異変を見逃すことなく、彼らはすぐに《宝物》がケガレを得たと悟ったこと。
そして――1頭たりともケガレを呼ぶような真似をしていないのを既に確かめていること。
「おかしな話だね」
サキリが、やれやれと肩を竦める。
「本質的な問題を解決するにはその理由を知る事も必要だと思ったんだけど……」
何やらしっくりと来ない話だが、一先ずは、そこに踏み込むことは難しそうだ。
「長、他にも質問いいか?」
春彦の言葉に、翼獣の長が『無論だ』と頷く。
考え考え、春彦は問いを零した。
「ええと先ずは……幻の世界には何で《宝物》がねぇのか、とか、わかるか?」
『《宝物》を守ることが、我らが神から賜った使命だからだろう』
顎に手を宛がって、ふむ、と
ベルラ・ガーネブラッディ
が唸る。
「つまり、おめぇさん達の下手すりゃ命より大事なモンが奪われた状態、ってことかね?」
『ああ、そう考えて貰って相違ない。我らが使命は、この身体と魂の一部なのだ』
ケガレが見せる幻は、全ての翼獣に共通する絶望を構築したのではないか。
そんな翼獣の長の見解に、
仙藤 紫
は仄か、眉根を寄せる。
「絶望……ぞっとしない話ね。趣味が悪いわ」
「ケド、他の質問――幻の世界に翼獣達が蝕まれる理由は、わかった気がする」
春彦が声に悔しげな色を乗せながらも、はっきりと言った。
「湖の中にあるのは、翼獣達の身体や魂を引き裂くような性質の悪い幻なんだな?」
静かな頷きが返る。
きゅっと口の中を噛んで、春彦は翼獣の長を真っ直ぐに見た。
「悪ぃ、最後の質問だ。取り残された翼獣達の場所、わかるか? 一緒か、散り散りか」
『帰還した同胞の話だと、共に行動していたらしいが……』
「そのあとのこと――今の状況はわからない、ってところか」
固い声で、
新田 亮
が呟く。
そうして、それが実際のところらしいことが、翼獣の長が軽く俯いたそのことから察せられた。
「長、少し失礼する」
束の間生まれた静寂を破ったのは、
華城 尊
の凛とした声だった。
「俺の世界にはないが、この世界には疲労や怪我を瞬時に回復させる道具などはないか?」
液体でも薬草でも、何だって構わない。
それが存在し、手に入る物ならばと、尊は考えたのだった。
もしそんな物があれば、翼獣達を助けることはかなり楽になるだろう。
(それだけで、戦況は大分楽になるはずだ)
一抹の期待は、しかし、翼獣の長が緩く首を横に振ったことで泡のように消えた。
『期待に添えず申し訳ないが……我らは、自然の摂理の下で生きている』
精々が、自然治癒力をごく緩やかに高める薬草の存在を認知しているくらいであるらしい。
そうか、と尊は真面目な、さして落胆の色の滲まない声音で応じて、頷いた。
「それはそれで仕方がないな。頭を切り替えて戦場に赴くだけだ」
言い切って、尊は湖へ向かわんと身を翻す。
入れ替わりのように、翼獣の長の方へと身を乗り出したのは
卯木 衛
だ。
「あのさ、全部終わった後でって思ったんだけど、やっぱり今、いいかな?」
翼獣達のことが心配で仕方がない衛だけれど、いつまでこの世界に居られるかはわからない。
ならば一つ、確かめておきたいことが彼にはあるのだった。
「この絵本のこれってさ、君達じゃないのか?」
衛が広げたのは、お三夜さま伝説に纏わる絵本。
図書室に飾ってあった
この絵本を脇に抱えたまま、衛はこの世界へと呼ばれたのだ。
絵本には、翼獣に似ているようにも見えるお三夜さまの眷属が描かれている。
翼獣の長が、首を傾げた。
『はっきりとはわからんな。我らの神の尊さは伝え語られているが、そのお姿を知る者はおらぬ』
「そっか……もしさ、これが本当に君達で、ホントに三夜湖に繋がる扉があるならって思ったんだけど……」
しゅん、と肩を落とした衛だったが、
『湖……扉……それならば言い伝えにあるぞ、少年よ』
翼獣の長の言葉に、がばっと顔を上げた。
「え!? 本当に!?」
『昔々には、我らが神のおわします世界とこの世界は、扉を以って繋がっていたそうだ』
それが、ある時あちら側に水が満ち満ちて、扉は閉ざされてしまったのだと。
そして、あちら側を水で満たしたのも、神の御業であったと言われているのだと。
『なれば、その獣は、我らが祖であるのかもしれんな』
翼獣の長がそう言って、衛は嬉しさに跳び上がりそうになった。
深い考えがあったわけではない。
けれど、翼獣達を、衛はもっと身近に感じたかった。
「良かったね、うーちゃん」
壬生 由貴奈
にそっと笑み掛けられて、衛は「はいっ!」と元気のいいお返事をする。
(だって、だってさ――)
ケガレが絶望を生むのならば、今必要なのは、きっと希望だ。
「……《宝物》も、早くぴっかぴかにしてやらねえとな」
「だねぇ。それにしても、ミケたちが神様の遣いだったなんて」
由貴奈がしみじみとして呟いた、その時。
数多の足音と呼び声のような咆哮が、一行の許へと近づいてきた。
『見回りに行っていた者達も、戻ったようだ』
翼獣の長がそんなことを言ったのは、それぞれの耳に届いたか、どうだったか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月17日
参加申し込みの期限
2017年09月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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