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【星幽塔】最終決戦! すべての希望に火を灯せ!
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【赤の扉】アクラブ隊をねじ伏せろ
アクラブ、と言う名の敵将は、全身を黒い甲冑に覆った寡黙な男だった。ほかの将同様、誰かの影なのかもしれないが、いまはただ、ゴンザレスに無言で従う黒騎士だ。
アクラブは影アスワド隊と影御剣隊から敗走してきた影兵たちを自部隊に取り込んだが、それでも数は千に満たない。対する星獅子軍はといえば、いまや右翼は、ティクス隊、スハイル隊、ストレイト爆進隊、アイルンアルム遊撃隊が合流し、怪我などで戦線離脱した数を差し引いても五百はくだらない一大戦力となっていた。左翼側からは、恩恵隊、アスワド隊、星の暁隊が、合わせて百五十。半数は怪我とその回復で離脱したものの大将は全員そろっている。正面からは死神隊を先頭に、エイロス隊、蒼蝶隊、旅鴉隊、約千五百の兵が津波のように進撃してくる。
アクラブは自分たちの後方を突こうとするアイルンアルム隊の動きに気づくと、橋を護るべく部隊を後退させ、城塞を背に半円状に並ばせた。彼らはエイロス隊に勝るとも劣らぬ精鋭の黒騎士団で、アクラブが腕を振り上げるその動きひとつで、身の丈より大きな盾を隙間なく組み合わせ防御壁を作る。
その防御壁を飛び越して、城塞の尖塔の上から死神隊目掛けて弓矢が放たれる。
「樹、来たぞ」
「心配ない。想定内よ」
互いに頷き合う兄妹。飛んでくる弓矢は死神隊に届く前に、樹の『箱庭(リトルガーデン)』で別の場所に移動させられたり、亮の魔風の力で吹き飛ばされたりした。
しばらくそうして防いでいると、上空を、城塞からの弓矢とは逆向きに飛ぶ火の弾がある。
振り返れば、最後方にいた旅鴉隊が、本陣の前に出て構えている。
「着弾した?」
魔火の力でファイアーボールを試射したティオレは、月詠に尋ねる。
前に出て、火の弾が防御壁を飛び越して後方の兵を吹き飛ばしたのを観測した月詠は「うむ」と頷く。
「『戦場の神、その名は砲兵』――と誰かが言っていたね。旅鴉隊、一斉『砲撃』開始!!」
魔火遣いで揃えた旅鴉隊の兵たちは、アクラブ隊に向け次々にファイアーボールを放った。
戦場の空が燃え盛る火の弾で赤く染まる。まるで、たくさんの流れ星が流れゆくような幻想的な光景だ。美しく、恐ろしい――魔火の砲弾の軌跡。
「弾道は弓形で敵の頭に落ちるように。また、味方への誤射を防止する為できるだけ敵隊の後方を叩くように」
月詠は歩き回って指示を出す。ティオレは言われた通り的確にファイアーボールを放ち続けた。
敵は砲撃に対抗し、魔風の力で打ち落としたり、大盾の防御壁に魔水の力でバリアを張ったりした。が、それでもすべてを防ぐことはできない。
「アクラブ隊は混乱してる! 今だ!」
ゲースは右翼の後方側から、遊撃隊を突撃させた。大盾を構えた敵兵たちと寄せ集めの騎乗隊は押し合いになる。守りの堅いアクラブ隊の騎士たちが押し返すかと思えたが、まさにそのとき、アクラブ隊の防御壁内で、樹が瞬間移動させた火炎瓶がティオレの放ったファイアーボールに当たって、大爆発を起こした。爆風で内側から外側へ向かって倒れるアクラブ隊の騎士たち。彼らにはもう、遊撃隊に踏みつぶされる運命しかない。
そこに、死神隊とエイロス隊が、雪崩を打って突撃した。
亮はトマオレクッキーで能力を強化し、ひゅっと大きく息を吸う。
――発動!
呼吸を止めている間発動する『鬼人の体(サード・フォース)』で身体能力を最大限まで高めた動きは、まさに鬼神。ボクシングと柔道とテコンドーで鍛えた格闘の技術を駆使し、敵兵の顔面に拳を叩きこんでゆく。
亮が鬼神なら、蛇腹剣二刀流と、『斬空赤刃』による高速連続転移で切り込むサキリもまた、鬼神。黒竜の牙や骨を素材として作られた蛇腹剣は伸縮自在で、「長剣」形態から数珠状に連なった刃によるまさに蛇のごとき「鞭」形態に変形する。変化する間合いで、時に敵を切り払い、時に敵の首に巻き付かせ、薙ぐ。
敵兵たちは黒い塵となって見る間に数を減らしてゆく。
「エイロス! 敵の大将アクラブをあなたの星の力で魅了してくれ!」
サキリは剣を振るうエイロスに向かって叫んだ。
エイロスは頷き、雑兵は仲間に任せてアクラブに向かって駆ける。
そのころ、
小犬丸 信乃
は忍布を被ったまま黒犬に乗って敵兵の間を駆けまわっていた。
「アクラブ将軍が裏切ったでござる!」
ティクスが授けた作戦により、敵大将の裏切りを流布する。大将の姿を目に出来る位置にいる兵と言うのは意外に少ない。敵兵は浮足立っている。
よし、と思ったそのとき、ふいに敵兵のひとりが見えないはずの信乃の気配に気づいて切りかかってきた。
信乃は黒犬から飛び降りると刀を抜き、「御免!」と切り捨て宙返りする。
乗り手がやられてしまったのだろう、走ってきた空馬にしゅたり着地し。
「敵に感づかれたでござる! お犬殿、離脱しますぞ!」
信乃は馬の手綱を取ると、黒犬に呼びかけ戦場から離脱した。
乱戦の地を抜け振り返ると、ティクス隊とスハイル隊が浮足立った影兵を蹂躙している。
信乃はほっとして馬から下り、そのまま大の字に倒れ込んだ。
「さすがに疲れたでござるなあ」
懐から星の滴を取り出し、自分と黒犬の口に放り込んで、祈る。
「お役目は果たし申した。あとは任せまするぞ……!」
「心なしか敵兵の勢いがなくなった」
戦場を駆ける中、エイロスはそんな兵たちの声を聞いた。
橋を護るアクラブは大盾を捨て、亮やサキリに勝るとも劣らぬ鬼神ぶりで、星獅子兵をなぎ倒していた。彼が大剣を一振りすれば、五人の兵が倒れる。彼が大剣をひと薙ぎすれば十人の兵が吹き飛ばされるといった具合だ。一騎当千の将という言葉はまさにアクラブのためにあるのではないかと思われた。
だからこそ。
エイロスは高々と名乗りをあげた。
「我こそは星獅子軍が将、エイロスだ!」
アクラブはエイロスを見た。その途端、彼の鬼神の如き動きがぴたりと止まる。
エイロスの星の力――魅了の力は、アクラブを魅了し、一定時間動けなくしたのだ。
「今だ!」
瞬間移動してきたサキリの声に、死神隊とエイロス隊の兵たちは、一斉攻撃をしかける。
「兄さん!」
「おう!」
妹・樹の声を受け、亮は『鬼人の体(サード・フォース)』の力を借りて強く強く地を蹴った。上空高く跳んだ亮は、アクラブに銃剣『大蛇』を向ける。最大装弾数15発。そのすべてをアクラブに叩き込む!
鎧から硝煙を立ち上らせよろめく黒騎士。
そして最後は。
「俺自身の拳を喰らえ!!!」
めしゃり!!!
重力と体重の乗った拳は黒騎士の兜を打ち砕き、次の瞬間、アクラブの身体は塵と散った!
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担当ゲームマスター
星のサーカス団
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
73人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月20日
参加申し込みの期限
2017年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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