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【星幽塔】最終決戦! すべての希望に火を灯せ!
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【赤の扉】左翼決す
平原では、二人の黒兎耳族――
アスワド・クロノワール
と影アスワド――がぶつかり合っている。
戦神のように刃を交わし、離れたかと思えば俊敏な身のこなしで反転し、高く跳ぶ。
本体と影、ふたりの力は互角。
火花散る激しい鍔迫り合いに、敵も味方も手出し出来ない。
「くっ、偽物、やるな!」
「……」
言葉を発せぬ自らの影の首筋目掛け、アスワドは右手のヴォーパル――一族の言葉で『撥ねる者』の意味を持つ幅広曲刀――を水平に振り回した。鉈と鎌のキメラのような重い刀剣を、軽々と振り回すアスワドの膂力にまわりは驚嘆の息を漏らすが、本人にすれば見た目ほど力を入れているわけではない。ヴォーパル自身の重さに遠心力を乗せ、的確な位置に当てさえすれば、易々と敵の首を一刀の元に断ち落とせることを、アスワドは熟知しているのである。
影アスワドはその動作を予測していたかのように横跳びで回避する。
アスワドもまた、影の回避を予測していた。
すかさず左手のクークゥル――『鈎爪』を意味する肉厚ナイフ――を投擲。
影はこれも読み、自らのクークゥルで打ち落とす。
読みあいに次ぐ読みあい。が、アスワドは一枚上手だった!
アスワドは虹の力で
サキリ・デイジーカッター
から事前にコピーさせてもらったろっこん『斬空赤刃』を発動させ、影の背後に瞬間移動する。
「これが本当のヴォーパルバニーの力だ!」
叫んだ瞬間、黒い革製の腕輪であった
剛爪の篭手
は、アスワドの意志を受け瞬く間に黒く鋭い爪に変化し、影アスワドを切り裂く!
影アスワドは大きく仰け反ると、黒い塵となって消滅した!
◇
「決着がついたようだな」
恵御納 久隆
は向かってくる影アスワド隊のひとりを切り伏せ、馬首を巡らせる。
アスワド隊が勝どきの声をあげている。
恩恵隊も星の暁隊は激戦の末半数ほどに数を減らしていたが、何とか持ちこたえていた。
敵は大将を失い統制を失っている。
アスワド隊と力を合わせ、残党を蹴散らすのは難しい仕事ではないはずだ。
久隆は妻のクッキーを齧って疲労を回復させると、自部隊に向かって、アスワド隊に合わせて残党を挟み込むように指示を出そうとした矢先のことである。
後方から魔法支援を行っていた、星の暁隊の女性小隊の方で騒ぎが起こった。
「蠍よっ」
「そっちへ行った!」
「誰か掴まえて!」
久隆はすかさず指示の内容を、周辺の封鎖に切り替えた。
妻に頼まれて仕事帰りにゴミ袋と高野豆腐を買ったのは、僥倖だったと言わざるをえない。久隆は束で買ったゴミ用の黒いビニール袋を事前に恩恵隊の兵たちに配り、蠍の襲撃に備えていた。兵たちは事前の打ち合わせ通りに、騒ぎがあったあたりを手早く囲い、蠍包囲網を形成してゆく。
包囲網の中心で、
恵御納 理沙
は覚悟を決める。
(蠍さんいるなら誘き寄せなきゃ……心を鬼にし私が身を張るわ!)
「やるわよ、『蠍の谷作戦』!」
『蠍の谷作戦』とは!
『蠍』を胸の『谷』間へ誘い、ぱふ……しようとしたら叩きのめす『作戦』である!
(『蠍の谷作戦』か……)
妻の計画を聞かされた久隆は、内心複雑でならなかった。
だが、理沙の固い決意に、今は見守る構えである。
(心苦しいが……頼むぞ、理沙!)
十代後半にも見える理沙は、これ見よがしに胸元をちらっと晒しつつ、
「暑いわね~」
と姿は見えないが近くにいるであろうバーガンディを誘惑する。
(蠍さん……遠慮なく私の胸の谷間に飛び込んでいらっしゃいな~)
しかし、バーガンディはなかなか誘いに乗って来ない。
理沙はだんだん表情が苦しくなってくる。
(来ないわね……バボーンどころかたゆんという程もないからなの……?)
理沙の胸のサイズは多めに見積もって、Bだった。
残念そうな妻の顔を見た久隆は、静かに激怒した。
「彼を操る影は、余程性悪とみえる……」
一方理沙は、もっとあからさまにヤケになった。
「ええ~い、出てこないなら、魔法浴びせるわよ~! みんな、つむじ風で大掃除して~!!」
理沙はお玉風の杖をえいっと振るう。
呼応して、魔風の光を宿した者たちがいっせいにつむじ風を起こし、包囲網の中を薙ぎ払ってゆく。
「こりゃあたまらん!!」
つむじ風の渦によって、隠れていた蠍は空中高く突き上げられた。
重力に従って落ちた先は、ちょうど理沙の胸の谷(控えめ)!
「いらっしゃ~い!」
理沙はにっこり微笑むと、自分の魔風と星の暁隊一斉魔撃で、蠍をメタメタに撃った。
「ぐうっ……」
ボロボロになりポトリ落ちた蠍の身体を掴むと、理沙は素早く尾にマシュマロを刺し、毒を封じる。
かけつけた久隆が、さらに高野豆腐で抑え込んで、袋の中へ。
「影に操られ毒を用いる可能性があるうちはこうするより仕方ない。塔の民、特に第十二階層の方には申し訳ないが……正気に戻るまで拘束させていただく」
バーガンディは目を回してぐったりしており、返事もできない。
久隆は無力な蠍を包んだ袋を懐にいれると、本陣にも届くよう、勝ちどきをあげた。
「蠍座のアステリズム確保! 左翼は完全勝利だ!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星のサーカス団
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
73人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月20日
参加申し込みの期限
2017年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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