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【星幽塔】第一階層 悠久なりや、サジタリオ城下町
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序:冒険の風景
――下水道
饐えた臭いに歯を食いしばりながら、細身の少女は先を行く。傍らの赤い竜人は、そんな少女の肩を軽く叩いた。
「そんな緊張する事ねぇよ、俺様もついてるんだから」
「緊張じゃありません。この臭いに耐えているだけですから」
赤い竜人の男性、
シグマ・F・FG
の言葉に
水上 桜
は苦々しさを滲ませた声で言った。彼女は「ノリで依頼を受けるんじゃなかった……」と後悔していた。
* * *
桜は星幽塔にくると『Barアストラル』へやって来た。そして、オムレツランチとリンゴのジュースを頼み、ゆっくりと口にする。ちらり、と他の寝子島の住人を見ればビールを飲んでいるように見えた。桜は僅かに首を振り、リンゴのジュースを飲む。
(私は、お酒にどうも弱いみたいね。控えておいたほうが身のためかしら)
内心で呟き、食事に専念する。素朴な味わいにほっ、としながらも、桜は次に何をするか考えていた。
(そうね、何か依頼を受けようかしら……)
食事を終えた彼女は、依頼の張り出された掲示板へ。そのなかで気になったのが、『求む:下水道に出現したネズミゾンビを討伐してくれる人』という物だった。
水が汚染されると、色々厄介である。桜は1つ頷くとその張り紙を手にカウンターへ向かっていた。
桜が食事を取っていたころ。シグマは自分が経営する冒険者の宿「赤竜亭」の厨房に立っていた。共同経営者である青い竜人の女性も一緒である。
そこに激辛料理の注文が入り、シグマは「あいよっ!」と威勢のよい声を上げて応じる。「激辛料理は俺様に任せろ」と気合が入っているようだ。
(まぁ、普通の料理は彼女任せだが)
ちらり、と共同経営者を見つつも、彼は美味しそうな香りを立ち上らせる激辛料理を作り上げた。
そんな彼に、客がこんな事を漏らす。
「そういえばだが、下水道にネズミのゾンビが出たらしい。なんでも水を濁すとか……」
「なんだって? そいつはいけねぇなぁ」
衛生的によくない、とシグマは眉を顰める。彼は「聞き捨てならねぇ」とばかりに準備を整え、共同経営者に店を任せてネズミゾンビ退治へと向かうのであった。
こうして、桜とシグマは下水道に潜ったのだが……。
* * *
「ここらへんか?」
「臭いがちょっときつくなってきたわ」
シグマと桜が周りに気をつけながら探索していると、進行方向から僅かながら濁った声が聞こえてきた。松明を向ければ……骨がみえたり、目玉が垂れ下がったり、皮が脱げ書けたりしたネズミの姿。ネズミゾンビだ。
「先手必勝だ、コレでも喰らえ!!」
シグマがぶおっ、と火を噴く。悲鳴を上げて焼けていくネズミゾンビ。だが、何匹かは炎を掻い潜り2人に襲い掛かる。
だが、それを射抜く音。桜がボウガンを唸らせ、矢で撃ったのである。こみ上げてくる吐き気と嫌悪感を無理やり押し込め、冷静沈着にネズミゾンビの動きを予測。その先へと狙いを定めるのだ。
桜が放った矢は的確にネズミゾンビを撃つ。シグマが続いて火を噴けば音も無く燃え尽きた。
「やるじゃねぇか」
「ありがとうございます」
シグマの言葉に、桜は素直に礼を述べながらも周囲に注意を払う。まだまだネズミゾンビは向かってきているのだから。
「元凶がどこかにいる筈だぜ! ネクロマンサーってやつがなっ!」
シグマがそうなり三度炎を吐く。そして手に持った剣で切り伏せ、桜のボウガンが唸る。ちょろちょろと動くネズミゾンビだが、その動きを矢が止める。
湧き出てくるネズミゾンビを次々に倒し、その群をほとんど倒し終える頃にはシグマも桜も汗だくになっていた。鼻も麻痺したのだろうか、腐臭も気にならない。だが、疲労が蓄積した頃に、桜は僅かに顔をしかめた。桜とさほど変わらない身長の大きなネズミゾンビが向かってきていたのだから。
はみ出した腸を引きずり、手に持った杖を振りかぶり、予想以上のスピードで迫る巨大ネズミゾンビ。だが、よくみればその顔は、元は人間だったであろうことが想像できた。
「くっ、元凶はこいつか!」
言うなりシグマが前に出、杖を剣で受け止める。至近距離で炎を吐くも、巨大ネズミゾンビは苦悶の声を上げるだけで倒れない。
(お願いだから、倒れてよ!)
桜はシグマの後から少し出ると、巨大ネズミゾンビの眉間、鼻、喉、心臓、炭田を次々に狙って打ち抜いた。
* * *
「うぅ、気持ち悪い……。お風呂入りたい……」
「そうだな。俺もひとっ風呂浴びたいわ」
酷く疲れた様子の桜とシグマは、とりあえず討伐報告を行うと、体を引きずるようにして公衆浴場に向かう。その道すがら、シグマはにっ、と笑って桜に言った。
「風呂から出たら、俺の店で飯でも食べていかないか? 冒険者の宿『赤竜亭』ってのをやってるんだ」
公衆浴場から近いからどうだ? と問えば桜はすぐに頷いた。最初は『Barアストラル』に戻ろうかと思ったが、とても疲れている。
「そうさせてもらおうかな」
桜は、僅かな気力で微笑んでそういった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月27日
参加申し込みの期限
2017年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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