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【星幽塔】第一階層 悠久なりや、サジタリオ城下町
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――『Barアストラル』
その一角で、ポニーテールをゆらし、目を輝かせる少女の姿があった。傍らには、そんな少女を苦笑しながらも温かな目で見守る少年がいた。
「兄さん、話には聞いていたけどここって面白いね!」
「興奮しっぱなしだな、樹」
新田 亮
は、妹である
新田 樹
の様子が想像以上である事に苦笑していた。だが、樹は兄の様子など知る由も無く、辺りを見渡して目を輝かせている。
2人は人狼退治の依頼を受ける事になっていた。その前に、食事を取りながら知り合いである犬の半獣人、ベケットと話していた。
(フォルカが居れば話そうと思ったけど……)
亮がなにげなくフォルカについて問えば、ベケット曰く最近忙しいらしい。それに相槌を打っていると……?
(この半獣人さん、兄さんと知り合いなんだね。耳、触らせてもらおう!)
手がわきわきと蜘蛛のように動く樹。その眼差しにベケットが「ひぃっ!?」と僅かに怯む。
(ついでに服の下がどうなっているか……って)「痛っ!」
「お前、落ち着け」
どんな事を考えていたのか想像ついたのか、亮は樹の頭にチョップした。
腹ごしらえも終わった所で、新田兄妹は現場へ向かった。そうしつつも情報収集も忘れない。
依頼を受けた際に聞いた情報を、現場周辺に暮らす人々から聞いた情報と組み合わせ、2人で状況を頭に叩き込んでいく。
「もう1人、いたほうが良かったんじゃない?」
樹の言葉に、亮は頷く。
「先に冒険者が1人情報収集に当たってるって酒場では言っていた。現場で合流するようにって言われていたんだ」
亮がそう言っていると、金髪を揺らした少年が走ってくる。
「おーい、もしかして人狼依頼にきたのか?」
「ああ。俺は亮。こっちが妹の樹だ」
「よろしくね」
少年は
ルーク・ポーラスター
だと名乗り、2人へ「こちらこそよろしくな」と笑いかけた。
「その狼男は、満月を呼び寄せるらしいな。このままじゃ第一階層の磁場が乱れる……、か」
亮がため息混じりに得た情報を呟けば、ルークが僅かに目を細める。
「目撃者がいたけど、長身痩躯って言ってたっけな。自分も穴に落ちなきゃ助からなかったかも、とも」
「動き、素早いみたいだね」
樹が息を飲む。と、亮は銃剣『大蛇』の装弾数をチェックした。今回は、樹の育成の為に依頼を受けた故、控えめにしてあった。しかし……集まった情報から、嫌な予感がしていた。
狼男は、中々の美丈夫なだけではなくかなりすばしっこい。鋭い爪で獲物を捕らえ、美味しい所だけを食べるようだ。事実、調査中に無残に食い散らかされた動物の死体を見つけた3人は、背筋に冷たい汗が流れるのを感じていた。
(相手は1人。だが、残忍かつ相当な手馴れっぽいな。攻撃を樹に任せるつもりだったが場合によっては俺が攻撃に回るべきなのかもしれない)
『星の滴』と『星型の薬草』が懐にあるのを確認し、ちらり、と樹を見る。彼女は兄から買ってもらった小型の盾と『雷神の腕輪』を装備し、小さく笑った。
「相手がどんなのだろうと、がんばるよ!」
凛とした笑顔の樹にルークも、にっ、と笑った。
「勇者の心得その11、強い相手と戦う時こそ笑え! 樹も勇者の素質があるな!」
そう言われ、樹は少し照れたように笑った。
昼間、人狼は木の洞で眠っているらしい。その情報を元に3人は大木の洞を探していく。すると、暫くして……、大きな木の洞の中で大きな男がうずくまっているのが見えた。だが、眠っているとは言いがたい。まるで、辺りの様子を伺っているようだった。
(どうする?)
亮が視線でルークと樹に問いかける。と、飛び出そうとしたルークを押さえ、樹が『雷神の腕輪』に触れながら、洞を見やった。
「おびき出して、叩こう? 油断は出来ないけど向こうも戦う気まんまんみたいだし」
そう言うなり、星の力を腕輪にこめる。樹は顔を引き締めると、辺りの様子を伺いながら穴を這い出る影へと電撃を放った!
――ギャンッ!
命中し、悲鳴を上げる狼男。亮は妹をいつでも庇える位置に立ち、ルークが切りかかる。狼男はルークの一撃を払いのけると、攻撃してきた樹へと爪を振りかざす。
「甘いっ!」
樹は魔土の力を使い、壁を作って防ぐとその間にルークが回りこんで斬りつける。だが、狼男は跳躍し、土の壁を飛び越える。
(させるか)
盾で身を守ろうとした樹を庇い、亮が息を止める。ろっこん『サード・フォース』が瞬時に発動し、狼男の前に出る。思いっきり投げ飛ばして距離をとると、樹は瞬時に雷撃を見舞った。
ルークが三度剣を振るい、その剣を差し込む。それが何を狙っているのか理解した少女は、手にした腕輪に力をこめた。
派手な音を立てて電撃が走り、狼男が痙攣する。やがて、狼男は一瞬にして灰になって消えていった。後に残っていたのは、戦利品だろうか? 真っ赤な刃を持つナイフだけだった。
「ふぅ、危機一髪だったね」
「なかなか筋はいいと思うぞ」
額に浮かんだ汗を拭う樹に、亮はちょっとだけ笑いかけると優しく頭を撫でる。仲の良い兄と妹の姿に、ルークはいいもんだな、と微笑んだ。
帰り道。Barアストラルで祝杯を挙げようと道を行く3人の上を、影が通っていく。その正体に気づいた樹は、ぱっ、と顔を輝かせた。
「あの人、かっこいいなぁ!」
亮が見上げると、荷物を背負った竜人らしき女性が空を舞う姿が目に浮かんだ。彼女の楽しそうな笑顔が、とても眩しかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月27日
参加申し込みの期限
2017年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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